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記事タイトル：皮脂の過剰分泌を抑える方法

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■皮脂って何？
皮脂の過剰分泌は、毛穴開きや毛穴の黒ずみの原因になることがある、あまりありがたくない存在…このように考えてしまいがちです。
ですが、皮脂は私たちのお肌を細菌やアレルゲンなどから守る大切な役割を担っていますので、分泌量が減り過ぎてしまうとそれはそれで困った問題が持ち上がってきます。
では、そもそも皮脂とはいったいなんなのでしょうか？
私たちの体内には、汗腺や皮脂線があり、皮脂は皮脂線から分泌される油状の物質です。
ここで注意して頂きたいのは、べたついた汗と皮脂を混同して考えてはいけないということです。
汗は汗腺から、皮脂は皮脂線から分泌される物質であり、それぞれに異なった物質で、担っている役割も異なります。
べたついた汗の原因は汗腺の詰まりなどが原因となって起こるものですので、汗をかいてお肌がべたついたとしても、それは皮脂とは切り離して考えて下さい。
では、皮脂はなぜ分泌されてくるのでしょうか？
上記で少し触れたように、皮脂はお肌を外部の刺激から守る目的で分泌されてきます。つまり、角質層に作られたバリアを、さらに庇護する目的で分泌されてきているということです。
ということは、皮脂は私たちにとってなくてはならない存在ということになります。
それでは次に、皮脂が過剰に分泌される原因について考えてみることにしましょう。

■皮脂が過剰に分泌されてしまう原因
身体全体に不調がなければ、皮脂は必要な量だけ分泌されてきますが、体調やお肌の状態によって、過剰に分泌されることがあり、それには以下の原因が考えられます。

○お肌が乾燥しかけているとき、または乾燥肌になったとき
角質層自体が乾燥しかけているとき、あるいは角質層がすっかりなくなってしまったときに、皮脂の過剰分泌が起こります。
お肌の乾燥は、過剰な洗顔やピーリングや保湿不足が大きな原因であると考えられますが、冷暖房器具による空気の乾燥の影響を受けて起こることもあります。
こうしてお肌が乾燥してしまうと、「大急ぎでバリアを作れ！」という指令が脳から出され、これを受けた皮脂線が刺激されて過剰な皮脂分泌が起こります。

○ストレスを抱えているとき
私たちの体内には、交感神経と副交感神経という自律神経が存在し、交感神経は脳を覚醒する働きがあり、副交感神経は脳を休めてリラックスモードを作り出す働きをします。
これらの自律神経は、ホルモンが安定し、なおかつ心身ともにストレスを抱えていない状態であればバランス良く働き、身体に異変が現れることはありません。
そして、ストレスを抱え込んでいる状態が長く続くと交感神経の働きが活性化され、これが汗や皮脂の分泌量を増やします。

○油分の多い食品の摂取量が多いとき
食品から摂取した油分は、体内で分解・代謝されますが、摂取量があまりにも多い場合では、体内で処理しきれず、血管を通って毛穴から排出されることがあります。
油分というと、唐揚げやフライなど、油で揚げた食品をイメージすることが多いのではないかと思いますが、パンや洋菓子にはバターやマーガリンなどの油分が、思いのほか多く含まれています。
乾燥肌やストレスなどに心当たりがないのであれば、現在口にしている食品をよく見直し、油分の摂取量が多すぎてはいないか今一度確認してみましょう。

■皮脂の過剰分泌を抑える方法
皮脂の過剰分泌の原因として筆頭に挙げられるのは、なんといっても乾燥肌です。
乾燥肌はさまざまな原因が絡み合って起こることがありますが、過剰な洗顔やピーリング、保湿不足が最も大きな原因です。
この状態を改善するためには、洗顔後に、セラミド、ヒアルロン酸、プラセンタなど、高い保湿効果を期待できる成分が配合された保湿化粧品で、たっぷりと保湿ケアを行うところから始めましょう。

また、油分が多い食品の摂取量が多いのであれば、それをやめればいいということになりますが、間食で洋菓子などを食べる習慣のある方の場合では、無意識でポテトチップスを食べていたり、チョコレートをつまんでいたりする可能性があります。
体内で余った油分は、皮脂の過剰分泌だけではなく、肥満の原因になることもありますので、健康のためにも今すぐにやめなくてはなりません。
食事の油分はもちろん意識して減らさなくてはなりませんが、本当に怖いのは間食ですので、間食の習慣がある方は、洋菓子を和菓子に変えてみるなどの工夫を行って、なるべく油分の摂取量を減らす努力を行ってみましょう。

そして、厄介なのが目に見えないストレスです。
ストレスは、それとわかる自覚がないままどんどん心に溜めこまれてしまうことがあります。ですが、ストレスは身体のどこかに異常を起こすという形で現れてきますので、もしかしたら…という心当たりがひとつでもあるのなら、リラクゼーション施設などに通うなど、ご自身をリラックスされる工夫を行ってみましょう。
また、自覚症状があるストレスの場合では、今すぐに取り除いておかないとうつ病を発症してしまうことも考えられますので、心療内科でカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

■まとめ
ご自身に起こっている皮脂の過剰分泌の原因、見つけ出すことができましたか？
どれが原因であったとしても、その原因を取り除けば皮脂の過剰分泌は徐々に改善されていくはずです。
皮脂のせいでメイクが台無し…と嘆く前に、まずは皮脂が過剰に分泌されてくる原因を探り出し、適切なケアを行ってみてはいかがでしょうか。

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