越境ECサイトとは?運営代行の費用相場を紹介!代行サービスの種類とメリット・デメリット

越境ECサイトとは?運営代行の費用相場を紹介!代行サービスの種類とメリット・デメリット
海外展開のために越境EC(海外EC)サイトを作成したいが、どのように作ればいいのかわからない。 または、海外対応化に向けてどう進めていけばよいのかわからないと思っていませんか。 そんな方に向けてこの記事では、越境ECサイトとは何か、代行サービスを利用した運営方法などについてお話しします。 運営代行においての、メリット・デメリットや気になる越境ECサイトの制作や運営代行費用の相場、業務のフリーランスへの依頼について詳しくみていきましょう。

越境ECサイトとは?

越境EC
越境ECとは、国境を越えて国外に向けて行う通信販売用のオンラインショップサイトのことです。

この越境ECサイトが、新しいビジネス形態として確立し始めているきっかけとなっているのが、インバウンドでやってくる訪日中国人観光客による爆買い。
帰国後も来日した観光客が、日本のオンラインショップを使用し商品を購入し、口コミやリピーターの増加により、越境ECサイトの将来性が考えられるようになりました。

中国のみならず、世界的にも越境ECサイトの市場は拡大していくことが予想されます。

越境ECサイトの現状・今後について

EC市場の規模の拡大に伴い、オンラインショップでも質の良い商品が低価格で購入できるようになりました。
オンラインショップからでも、安心して海外商品が購入できるようなプラットフォームが発達し、越境ECサポート会社も増加。

平成30年度 電子商取引に関する市場調査によると2014年には、2,330億USドルの市場規模だった世界の越境ECが2017年には5,300億USドルになり2020年には9,940億USドルまで成長するだろうと見込まれていました。
EC市場規模
出典:平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

日本の越境EC市場規模を見ていくと、2018年には、米国の日本からの購入額が8,238億円(前年比15.6%)、中国の日本からの購入額が15,345億円(前年比18.2%)と市場規模は拡大してます。

さらに、2022年には、米国の日本からの購入額が13,925億円、中国の日本からの購入額が25,144億円になるだろうと予想されているのです。

出典:平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

2020年コロナの影響によりインバウンドの観光客の激減。
海外の消費者の需要を満たすため、たくさんの企業が越境ECの導入を開始しました。

今後は、さらに越境ECサイトの利用者が増加し、消費者にとっても販売者側にとってもさらに便利になり、全世界で商品の売買が手軽に行なえる世界へと発展していくため、越境EC市場への参入は事業拡大のためには重要になってきます。

越境ECサイト作成についての問題点


越境ECサイトの作成時には、国内ECサイト作成時には問題にならない点について考慮し、十分に理解しておかなけれななりません。

言葉について

そもそも商品販売を考えている国の言葉がわからなかったり、翻訳ができなかったりすれば越境ECサイトの作成ができません。

国によって文化も異なるため、その商品が現地で商品として売れるのかがわからず、流行など現地の市場動向についての知識がないため、独自で越境ECを作成しようとするとあらかじめ徹底的なリサーチが必要になってきます。

各国の言語に精通している方でなければ、売れる商品のコピーライティングやセールスライティングもできないでしょう。

顧客対応時の問い合わせや各種ご案内が不自然であれば不信感を抱き、購買意欲が低下するため、言語については商品の売り上げに直結します。

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運営について

各国の現状を調査しなければなりません。
日本ではオンラインショップでのクレジットカード決済が主流ですが、他のアジア圏では、GDPが低く、まだまだクレジットカードの普及率が低い国もあります。

そのため、各国に合わせた支払い方法のシステムを知ることが必要です。
為替変動のリスクを避けるための対策を講じ、法律や規制、税制について熟知しなければなりません。

顧客被害が発生した時に生じる生産者の責任は、どこまでなのかなどの細かい法律・制度を理解しておくことが重要です。

配送について

越境ECの商品配送の課題は、いかに速く、時間のロスを減らし、効率的に顧客に商品を発送できるかという点。

物流のプロセスには、倉庫からの集荷、輸出手配、空港機への積み込み、通関、現地国での配送などのがあり、これらの作業を効率的に自社で行うには、リスクや課題があります。

現在では、さまざまな国際配送業者があるため、ニーズに合わせた業者の選択が必要です。信頼性の高い業者であるほど時間とコストがかかり、通関手続きに差が出てきます。その点を考慮して選びましょう。

さらに、販売商品に関しても、各国輸出入の規制が異なるため、事前に入念なリサーチが必要です。

越境ECサイト代行サービスを利用する


これからさらに事業拡大のために、海外展開を考えているけれど、越境ECサイトを立ち上げるための知識や語学力がなくて、ハードルの高さに直面している。
そんな方は、越境ECサイト代行サービスを利用するのも一つの方法かもしれません。

メリットとは

経験者の採用やこれから育成する必要がありません。
代行業者に依頼することで、採用・育成にコストを掛けることなく、いち早く越境ECサイトの作成と導入が可能になります。

越境ECサイトはインターネットを利用した海外向けのオンラインショップです。

ターゲットを中国としたときにぶつかるのが、「グレートファイアウォール」。
「グレートファイアウォール」とは、中国在住の人が海外のサイトへのアクセスに対する制限や中国全土のインターネット監視システムのことを指します。
越境ECサイトを開設するためには、この「グレートファイアウォール」対策が必要不可欠です。この対策を素人がするのは至難の業。

一方、越境ECサイト代行業者には、すでにあるノウハウを駆使してオンラインショップの開設をしてくれます。
言語面や関税等現地の知識が必要な面に関しても対応してもらえるため、安心して任せらるのです。

デメリットとは

越境ECサイトの作成・運営を外注することによって、自社にノウハウが貯まらずに、結果ずっと代行業者に任せきりになってしまうことになる可能性があります。
代行業者に任せながら運営業務について確認し、意識してノウハウの習得を心がけることが大切です。

越境ECサイト開設の際に委託する場合には注意点があります。
委託時には、対面せずにメールや電話のみのやりとりになりがちです。
越境ECサイトが成功するためには、信頼関係を気づくことが必要。
対面せずに全ての作業や業務連絡ができることは、メリットでもあり、信頼関係の構築の面においてはデメリットでもあります。

また、中国が世界市場へと進出している現在、中国リスクによるビジネスへのダメージについても注意が必要です。
そのため、中国の政治・経済・行政や環境などの動向について常に情報を収集し、対策を考えましょう。 

越境ECサイトの代行サービスの種類

EC代行
これから越境ECサイトの代行サービスに依頼する前に、代行サービスの種類をについて紹介します。

商材ニーズの調査

これから販売しようとしている商品のニーズについてを調査。
代行業者は、各国の市場の動向を熟知しており、各国の嗜好にも詳しいため的確なアドバイスが得られます。

モール出店代行サポート

集客効果を考慮すると、海外の越境ECサイト開設をモール出店で行うのも一つの方法です。
代行サービスには、自社の越境ECサイトだけでなく、モールへの出店の際にもサポートをしてもらえます。
越境ECサイト開設にあたって、出店先国の口座開設の手続き等の代行も可能です。

出品代行サポート

商品の出品に際して必要になってくる商品説明などをサポート。
現地の方に購買意欲を引き出す訴求力のある商品説明をしてもらえます。

越境ECサイト運営の代行

顧客の対応や商品の発送などの重要なサービスを代行。

実際にあなたが顧客側になったとき、電話やメールの返信の日本語がぎこちないと不安や不信感を抱きませんか?
顧客と直接対応する最も重要な役割を代行業者が担ってくれます。

マーケティング代行

商品を売るためには、市場動向をよく知っていることが重要です。
マーケットリサーチを行ない、顧客が何を求めているのか、売りたい商品をどのように売り出せばヒットするのかということを、熟知している現地の代行業者に行なってもらえます。

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越境ECサイト運営代行の費用相場


越境ECサイトの作成・運営を代行業者に委託したいと考えている方が気になるのは、費用ではないでしょうか。
そこで、越境ECサイト作成・運営代行の費用相場について紹介します。

各社の運営代行費用比較

越境ECは大きく分けると独立型とECモール型の2種類あります。
独立型とは、自社でECサイトを作成し、商品を販売していく方法です。

ECモール型は海外のECモールに商品を出品するという方法になります。
日本でいう楽天市場のようなサイトにECサイトを作成。
この2種類の費用を比較していきます。

モール型越境ECサイト

初期費用・固定費無料のサイト、月額制や販売数制など複数のパターンがあります。
出品するサイトによりに費用にはかなりのバラつきがあり、0~400万円近くかかるものまであるため、ニーズに合わせてサイトを決めましょう。

企業 モール型越境EC費用
楽天市場 ・初期費用・月額固定費不要
・自動翻訳機能付き(英語・繁体字中国・簡体字中国語語・韓国語)
天猫国際
(Tmall Global)
・保証金25,000ドル(280万円)年会費5,000ドル(56万円)
・または、10,000ドル(112万円)+手数料(0.5~5%)
・外国法人出店可能
Amazon ・小口出品サービス 100円/1商品+販売手数料(8~15%)
・大口出品サービス 月額4,900円(税抜)+販売手数料(8~15%)
Shopify ・月額29∼2000ドル(3,200~218,000円)+手数料(0.15∼3.9%)
まとまるEC店長+Brangista
(越境ECサポート)
・3,000商品まで 月額9,800円

独立型越境ECサイト

Shopifyでサイトの構築を行うため、運営代行もモール型と変わらないほどの費用で独立型越境ECサイトが作成可能。

企業 運営代行費用
株式会社飛躍(サイト構築はShopify) 運営代行月額10万円

独立型越境ECサイトの作成

各企業による独立型越境ECサイトの構築には、50~500万円とこちらの費用も幅あります。

企業 多言語サイト作成費用
株式会社R68 100~200万円
株式会社アートピース 200万円~
世界ヘボカン株式会社 150~500万円 コンサルティングは月額300,000円∼
越境ECの運営株式会社トモプラン 50~100万円

 
このように、越境ECを独立型でするのかモール型でするのかで、費用が大幅に異なるのです。
そのため、取扱商品数や個人なのか法人なのかによって選択しましょう。

フリーランス・個人に依頼できる業務

企業以外にもECサイトの構築や運営代行を依頼できるのがフリーランスです。
越境ECサイト作成に必要な運営業務がわかれば、それぞれの業務ごとに得意なフリーランサーに依頼することもできます。

例えば、商品登録・商品撮影やECサイト制作、ECサイトデザイン、ネットショップ運営代行、ネットショップの在庫管理・受注管理、翻訳も依頼が可能に
でも、なかなかフリーランスを探すのは難しいですよね。

そこで、とても便利で利用しやすいのが、ランサーズです。
クラウドソーシングサービスを提供するランサーズを利用することで、必要な業務の求人や人材を募集できます。
また、経験のあるクラウドワーカーにこちらから依頼を持ちかけることも可能です。

まとめ

国外でビジネスを立ち上げ実店舗を構えるよりも越境ECはリスクも低く、低価格で始められます。
また、国内消費に限度がある中で新規顧客を開拓するよりも、海外展開し市場規模の大きな場所で新規顧客の開拓をする方が新たな顧客の流入が見込めるでしょう。

今後ますます越境ECが拡大していく中で、商品販売をするときには国内だけでなく海外を視野に入れた商品作り、サイト作りが必要になってくることが予想されます。
越境ECサイトの構築・運営には、語学や各国の法律・関税等の知識に加え、商品が売れるための市場調査・マーケティング、顧客対応など様々な業務を行ことが必要です。

全てを自社または、個人で賄うのは難しく、サイト構築や運営の代行サービスを委託するのが得策でしょう。
その際に、運営業務を把握し代行業者への委託とフリーランスへの外注をバランスよく行ない、コストの削減につなげる必要があります。

クラウドソーシングのランサーズに登録して、まずは越境ECサイト運営の経験がある方や代行を専門とされるフリーランスに相談してみてはいかがでしょうか。