【ランディングページ制作と運用】効果を出すための10のポイントとは?

【ランディングページ制作と運用】効果を出すための10のポイントとは?
Webマーケティングやサイト制作の現場では「ランディングページ」という言葉を耳にする機会は数多くあります。 しかし、Webマーケティングに携わったばかりの人や、初めてランディングページを作る人の場合、 ・ホームページとの違いがよくわからない ・実際に作るときに何を意識すればいいのかわからない といった疑問もあるのではないでしょうか。 この記事ではそんな人のために、ランディングページの基本から、効果を出すための必要な制作のポイントを6個、改善・運用のポイントを4個、合計10個のポイントで説明します。

ランディングページとは?

ランディングページ
まずはランディングページの基本からおさらいしていきましょう。

ホームページとの違い

ランディングページは広告やSNSのリンク、検索結果からユーザーがリンクをクリックしてくれた場合に表示させるページで、着地専用に作られるページです。
着地後はさらに詳細な情報を提供し、最終的にユーザーを購入やダウンロードなどのアクションに誘導するまでがランディングページの役割です。

この「具体的な行動を起こしてもらう」ことを、Webマーケティングではコンバージョンと呼びます。

ホームページの目的が全般的な情報提供であるのに対し、ランディングページの目的はコンバージョンの獲得
です。

ホームページでは情報を網羅的に提供する為にサイト全体の構成が複雑になります。
一方、ランディングページはコンバージョンに必要な情報だけを詰め込んだ1ページで完結するのが一般的です。

ランディングページにするメリット

「ランディングページの目的がコンバージョンの獲得なのはわかったけど、ホームページでもコンバージョンは獲得できるのでは?」と思った人もいるかもしれません。

もちろんホームページでもコンバージョンの獲得は可能です。
しかし、ランディングページの形式をとることで様々なメリットがあります。

ランディングページにするメリットは何と言ってもコンバージョンに最適化したページが作れることです。例えば、ホームページではアクションのためのボタンをページの一番目立つ場所に配置したりできませんが、ランディングページなら可能です。

また、ホームページの場合は利用者を広く想定して制作する必要がある一方、ランディングページは特定の広告やリンクをクリックした場合にのみ表示されます。
そのため、あらかじめユーザーを狭く絞り込んで制作できるので、よりユーザーに刺さりやすいメッセージやデザインができるメリットがあります。

その他のメリットにはランディングページは1ページ完結なので情報を凝縮しやすい点も挙げられます。
ホームページのようにユーザーがリンクをクリックして自ら情報を探す必要がないので、ページからの離脱を防ぎやすいと言われています。

また1ページ完結だからページ作成もやりやすく、複数運営してパターンのテストをしたり、改善したりしやすいのもメリットです。

ランディングページ制作段階で押さえるべき重要ポイント6つ


では、実際にランディングページを作る際はどのような点に留意する必要があるのでしょうか。ここでは制作上のポイントを6つにまとめて紹介していきます。

ランディングページの目的とコンバージョンを設定する

まずランディングページの目的を明確にしましょう。
具体的には、商品を販売する、見込み客のリストの収集する、登録会員を増やす、などが目的として挙げられます。

目的が決まったらそのためのコンバージョンも設定しましょう。
販売や会員登録であればそれがそのままコンバージョンとして設定できます。

見込み顧客のリスト収集であれば資料請求や無料ダウンロード、サンプル配布、メルマガ登録などをコンバージョンとして設定するのがいいでしょう。

ペルソナ設定を踏まえた構成と要素づくり

ランディングページではコンバージョンを獲得するために、ユーザーが思わず行動してしまう構成や要素の設計が不可欠です。

そのためにはまず、ペルソナ設定と呼ばれるユーザー像を詳細に設定するステップを踏みましょう。
性別や年齢、悩みや関心事までモデリングし、どのような経路や気持ちでランディングページを訪れるかを考えます。

例えば、クラウドソーシングサイト用のランディングページを作る場合に、30代女性をターゲットと仮定して、簡単にペルソナ設定をしてみましょう。

ペルソナ設定の例)
結婚後仕事を退職し、現在は小学校低学年と幼稚園の2児を子育て中の主婦。将来の教育費や住宅ローンを考えると自分も何かしら働いて収入を得る必要を感じている。子供にはまだ手がかかるので、フルタイムではなくパートに出ることも検討している。しかし、子どもの学校行事や長期休暇、病気をしたときなどを考えると、外で仕事をすること自体を躊躇してしまう気持ちもある。正社員時代に培ったパソコンスキルには自信があるが、それが活かせる分野がないかという関心もある。

このようにペルソナ設定をした上で、ランディングページでユーザーの悩みに共感する、疑問に先回りして答える、ベネフィットを解説しながら、行動したくなる構成にするのがポイントです。

構成の他にも、割引や期間限定のオファー、お客様の声、比較表、画像や動画など、より行動してもらいやすい要素が盛り込めないかも検討しましょう。

セールスコピーライティング

ランディングページはコンバージョンの獲得が目的なので、文章表現においても通常のライティングではなくセールスライティングと呼ばれる書き方を意識します。
セールスライティングとはユーザーの行動を強く促すための文章の書き方や構成の作り方全般を指します。

「突然セールスライティングと言われても、どうやって書けばいいのかわからない」とお思いの方も安心してください。
世界中には既に実績のあるセールスライティングの型があります。

代表的なものとして、PREP法、QUESTの法則、AIDMAの法則、PASONAの法則などがありますので、ぜひ一度調べてみて参考にしていただければと思います。
このメディアでもLP(ランディングページ)ライティングSEOライティングについて紹介しています。

デザイン

ランディングページ制作ではデザイン面でも押さえておくべきポイントが通常のWebサイトデザインとは異なります。

特にランディングページではファーストビューと呼ばれるページが表示されたときに最初に目に飛び込んでくる部分を意識したデザインが重要です。

なぜなら、ファーストビューでユーザーの心をつかめなければ、ユーザーはそれ以上読まずに離脱してしまうからです。

そもそもランディングページの場合、ユーザー自身が何かしらの情報を得ようと思って、情報を積極的に検索している場合と行動パターンが違います。
「少し興味を持った」という程度でリンクをクリックするので、一目見て「不要な情報」と判断されれば、そのままページを閉じてしまうのです。

逆に、中にはすぐに行動したい人もいるので、必ずファーストビュー内にコンバージョンのためのアクションボタンを設置することも必須です。

他にデザイン上で気を付けるべきポイントとしては、情報がわかりやすく整理されていて、行動が起こしやすいデザインが必要です。
1ページなのでデザインの自由度が高いですが、目的に合わせてリッチなデザインやシンプルなデザインを使い分ける必要もあります。

レスポンシブ対応

総務省が2020年に発表した「通信利用動向調査」では、インターネットへのアクセスにパソコンではなくスマートフォンを利用する人の方が多いという結果が報告されています。

ランディングページにアクセスする人も半数以上はモバイルデバイスからと考えたほうが良いでしょう。そのために必要なのがレスポンシブ対応です。

レスポンシブ対応とはアクセス元の機器の画面サイズに合わせて、見やすいようにレイアウトを切り替えるためのページ作りの事です。

どんな機器からアクセスしても離脱しないように、パソコン、タブレット、スマートフォンで表示が切り替わるようなページデザインやコーディングをしましょう

表示速度

現状、パソコンのブロードバンドの通信環境は広く普及していますが、スマートフォンなどのモバイル端末からのアクセス速度はまだまだ十分とは言えません。
繰り返しになりますがランディングページではいかに離脱を防ぐかが重要になります。

Googleが行った調査によると表示に3秒以上かかるページからは半数以上のモバイルユーザーが離脱してしまうという結果が報告されています※。

表示速度を速めるためにも、画像の適切な圧縮やシンプルなコーディングを心がけ、軽いページに仕上げる工夫が必要です。

実際に作ったページの表示速度は、Googleが提供する「PageSpeed Insights」などのツールを使ってチェックできます。
無料で利用できますので、ぜひチェックしてみてください。

ランディングページ運用・改善で押さえるべきポイント4つ


ランディングページは作ったら終わりではありません。
ユーザーの反応を確認しながら、改善を繰り返してコンバージョン率をあげていくのが一般的です。
このプロセスはLPO(ランディングページオプティマイズ)と呼ばれます。

ランディングページは1ページなので改善もやりやすく、効果も上げやすいので、是非取り組むようにしましょう。ここでは改善していくためのポイントを解説していきます。

ランディングページのA/Bテストをする

A/BテストとはAパターンとBパターンのページをランダムに表示させて、反応の違いをテストする方法です。

A/Bテストではコンバージョンに関係する部分をテストするのが一般的です。
良くテストされる項目はファーストビュー内のキャッチコピー、アクションのためのボタンの種類や位置、全体の印象に影響する色使いなどです。

A/Bテストには専用のツールを用意する必要があります。
中には「Googleオプティマイズ」のように無料で利用できるものもあります。

A/Bテストをすればターゲットに合わせた最適なパターンが見つけやすくなり、コンバージョンの最大化に近づけられます。

ランディングページをヒートマップで分析する

ヒートマップとはページ上のユーザーの行動をサーモグラフィーで可視化して分析できるツールです。

ヒートマップではページ内でのユーザーの行動内容が詳細にわかるのが特徴です。
よく見られている部分、読み飛ばされている部分、ページのどの部分で離脱しているのかが、一目でわかります

これを元にコンテンツの場所を入れ替える、あまり読まれていないコンテンツは削除する、離脱をする前に重要なコンテンツを配置する、などの改善ができます。
他にもどのボタンやテキストリンク、バナーなどがクリックされているのかのアクション分析もできます。

より効果的にコンバージョンに誘導させるためのボタンやリンクの配置、コンバージョンに関係のないクリックを減らすなどの改善をしていきましょう。

ランディングページのアクセスを解析する

ランディングページを広告からの着地ページとして利用している場合は、広告媒体との連携でユーザーの詳細な分析が可能です。

例えば、Facebook広告のようなSNS広告であれば、広告に対して反応しているユーザーの年齢層や性別など詳細なデータが得られます

データを元にして想定しているペルソナ設定からのずれがないか、ずれている場合はデザインやキャッチコピーの改善が検討できます。
広告には反応しているのに、コンバージョンに至っていない場合は、広告を含めてランディングページまでのシナリオを見直す必要もでてきます。

ランディングページの流入元が広告でない場合は、「Googleアナリティクス」のようなアクセス解析を使って、流入元やユーザーの分析をしましょう。
広告ほど詳細な分析はできないかもしれませんが、得られる示唆はありますので是非活用することをおすすめします。
アクセス解析に関しては以下のページで詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
関連:マーケティング活動のデータ分析方法や便利なツール

効果が出やすく取り組みやすいCTAの最適化

「A/Bテストやヒートマップの分析をしたいけれど、ハードルが高く感じる」という場合は、まずはCTAの改善に着手するのもおすすめです。

CTAとはCall to Actionの略で行動を起こさせるためのボタンやリンクを指します。
CTAを改善するだけでコンバージョン率が飛躍的に向上した例は数多くあります

有名なところでは、オバマ大統領の選挙戦の際に、メルマガ登録用のボタンを「登録する」から「もっと情報を知る」に変えただけで、登録数が向上した例※もあります。
参考:オバマ大統領の例

CTAの最適化でできることは様々です。
ボタンの文言の改善、色の改善、ボタンの形状の改善などをして、コンバージョンに変化がないかチェックしてみましょう。

また、フォームを設置している場合は、項目を減らして入力障壁を下げられないか検討してみましょう。
他には何を入力したらいいのかわかりやすくするなどの工夫をするだけでもコンバージョン率が向上する場合があります。

ランディングページの制作方法


では最後に、実際にランディングページを制作するどのような方法が取れるのかご紹介していきます。

自作する場合

ランディングページはホームページの制作ほど大規模な作業にはならないので、社内で制作してもそれほど大きな負担にはならないでしょう。
社内であれば柔軟にテストと改善が繰り返せるのもメリットです。

ランディングページではいかにユーザーを理解するかがポイントになります。
社内に制作チームがある場合でも、デザイナー任せにするのではなく、マーケティング視点をもっている人が加わって内容や構成を検討するのがいいでしょう。

社内に制作チームがない場合は、ランディングページを制作する専用ツールもあります。「Colorful」や「ペライチ」は代表的な制作ツールとして多くの人に利用されています。

初めてでも作りやすいように、デザインテンプレートだけでなくセールスライティングの構成まで反映させたテンプレートも利用できます。

ランディングページを外注する

ランディングページそのものは簡単に作れますが、やはりノウハウは必要です。
また、ランディングページを大量に作る場合などは社内のリソースでは足りない場合もあります。そんな場合は、外注を利用する選択肢もあります。

全体的な企画や制作、運用をトータルに外注したい場合はWebサイト制作会社に依頼するのがおすすめです。
セールスライティングだけ、デザインだけ、コーディングだけのように、部分的に依頼したい場合は、個人で活動するフリーランスに依頼できます

部分的な依頼なら、外注の力も借りつつ社内のノウハウを蓄積できるメリットがあります。

関連:ランディングページ制作の費用相場

まとめ

ランディングページはたった1ページのWebサイトですが、うまく運営すればびっくりするような成果を生み出すこともあります。

コンバージョン獲得という目的が明確なページだからこそ、ユーザーを離脱させずに行動までたどり着かせるための様々な工夫や改善が必要です。

ランディングページの制作にお悩みならクラウドソーシングサービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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関連:HTMLコーディングの外注費用相場