SNS運用をするメリットとは?上手く行っている会社の特徴と成功事例

SNS運用をするメリットとは?上手く行っている会社の特徴と成功事例
企業のSNS運用によるSNSマーケティングには、どのような効果があるでしょうか。 一度企業アカウントを運用してみたが、手間がかかる、更新頻度が下がって休眠状態、というケースも少なくありません。 今回は、SNSマーケティングの基本概念主要SNSの特徴企業がSNSを運用するメリット運用に成功している企業の特徴について解説します。 運用するSNSの選び方や、SNSマーケティングの成功例もまとめていますので、SNS運用を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

SNSマーケティングとは


SNSマーケティングとは、SNSを使ったマーケティング活動のことです。

SNSを運用すると、企業と消費者が直接つながり、双方向でコミュニケーションを取ることができます。
この特徴を利用してSNSマーケティングを行います。

まずは、SNSマーケティングの目的と、利用する各SNSの特徴について確認しましょう。

SNSマーケティングの目的

SNSマーケティングの目的は以下のように様々です。

・企業のブランディング構築
・ファン獲得による口コミ効果
・商品・サービスの宣伝
・イベントの告知

企業の公式サイトでもこれらのマーケティング活動は可能です。

しかし、SNSの場合、ファンになってくれる顧客が増えると、シェアやリツイートなどといった情報拡散による宣伝効果も期待できます。

情報拡散による宣伝効果は、SNSマーケティング特有の目的です。

各SNSの特徴

SNSマーケティングを成功に導くには、主要SNSの特徴を把握し、その特徴に合った運用をすることが重要です。

そこで、各SNSの特徴と、どのような目的に向いているのかを、日本国内の月間アクティブユーザー数の多い順番に、表形式でまとめました。

SNS名称
(月間アクティブユーザー数)
ユーザー層 特徴 向いている目的
LINE
(8,400万)
全世代 ・ほぼインフラ化
・基本はクローズドなメッセージのやり取り
プッシュ通知を使った情報発信
・リピーター、ファン対応
・プッシュ通知を利用した商品やサービスの宣伝
・イベントの告知
Twitter
(4,500万)
20代が多い ・リアルタイムのやり取り
情報拡散力高い
・短文でのコミュニケーション
・集客
・カスタマー対応
・商品やサービスの宣伝
・イベントの告知
Instagram
(3,300万)
10~20代が半数 ビジュアル訴求メイン
・フィードとストーリーの使い分けが重要
・ハッシュタグからの流入
・集客
・企業のブランティング
・ビジュアルが重要な商品やサービスの宣伝
・商品やサービスの販売
Facebook
(2,600万)
20~30代が多い ・全世界ではユーザー数が多い
実名性が高い
・ビジネスシーンでの利用も多い
・企業のブランティング
・商品やサービスの詳細説明
・イベントの告知
・比較的「堅い」イメージのコンテンツに向く

ひと口にSNSといっても、利用しているユーザー層や特徴はかなり違いがあります。

これらの特徴を抑えた上で、どのSNSを使って運用するのかを検討すると良いでしょう。

企業がSNSを運用するメリット4つ


企業がSNSを運用するメリットについて解説します。

認知度アップ

SNSを運用すると、投稿のシェアやリツイートなどが行われます。
シェアやリツイートは情報拡散力が高く、「バスる」と一気に多くのインプレッションを得ることも。

このようなSNSの仕組みにより、潜在層へのアプローチ、さらには企業や商品などの認知度アップ集客効果が見込めます。

ブランディング

SNS運用を続けていると、企業や商品のブランディング効果も出てきます。
例えば、ファッション関係や飲食店は、Instagramで視覚的なブランディングがしやすい業種です。

多くのファッションブランドや化粧品メーカーのInstagramアカウントを見ると、華やかなイメージ画像が多く投稿されていることが分かります。

飲食店のInstagramアカウントは、期間限定のメニューをシズル感のある画像を投稿というパターンが一般的です。

特に、自社のイメージをまだ確立できていない企業や商品は、SNS運用によってブランドイメージの定着を図れます。

ロイヤリティ向上

ロイヤリティとは、顧客が企業に抱く信頼感や親近感のことです。

ロイヤリティの醸成ができると、自社ブランドや商品のファンが増加、
ファンは、口コミや情報拡散などの行動を起こし、新規顧客を呼び込む集客効果に発展することもあります

このように、SNS運用で企業や商品に対して親近感や信頼感を抱いてもらえると、他の新規顧客を引き込む優良顧客獲得にも効果があります。

双方向のやり取りで意見を吸い上げ

SNSは、顧客とリアルタイムに双方向のやり取りができる点が大きな魅力です。

双方向のやり取りによって、これまでは難しかった個人からの意見吸い上げや、アンケートなどがすぐに実施できます。
特に新商品の感想など、すぐに確認できる手段は他になく、SNS運用特有のメリットです。

企業がSNSを運用するデメリット4つ


SNS運用にはたくさんのメリットがありますがデメリットも存在します。

デメリットも把握して、スムーズなSNS運用をする上の注意事項として確認しましょう。

炎上のリスク

SNS運用の魅力は、双方向のやり取りだとお伝えしました。

しかし、そのやり取りも、一歩間違えば炎上のリスクとなります。
何か「怪しい」やり取りだと感じたら、運用担当者が他の人と相談できる環境が必要です。

また、基本的には、投稿する文章や画像はダブルチェックするなどの運用を検討しましょう。

共感を得るコンテンツを発信できないと逆効果

SNSの1アカウントとしての魅力がないと、運用効果は見込めずコストばかりがかさむ、という点もSNS運用のデメリットです。

特にこれから認知を高めていきたい企業の場合は、商品の紹介文を工夫する、クリエイティブ画像を魅力的にするといった努力がないと、宣伝効果は見込めません。
投稿する画像や動画などのクリエイティブの品質が低いと、商品やブランドイメージにもマイナスに働きます。

コンテンツ内容の品質を高める努力はもちろん、ユーザーの良い反応に対してリツイートをする、コメントにこまめな返信をつけるといった地道な活動を心がけましょう。

運用にコストがかかる

SNS運用は、SNSアカウントを開設しただけでは終わりません。中長期的な視野でじっくりとアカウントを「育てていく」手間がかかります。

時間的なコストと金銭的なコスト、両面の運用コストが必要であることは認識しておきましょう。
SNS運用に当たっては、運用専任者を設置することをおすすめします。

そこまでのコストが取れない場合は、社員の何人かで分担しての運用も検討しなくてはなりません。

SNS1種類のみの運用ではCVを獲得しにくい

SNSはそれぞれ特徴があり、得意不得意があります。
SNSのどれか1種類だけ運用、特に公式サイトも持たない運用では、コンバージョン獲得は困難でしょう。

SNSマーケティングを検討する場合は、公式サイトや各SNSで役割の分担をして、自社に最適な構成で運用する必要があります。

運用するSNSの選び方


運用するSNSの選び方は、各SNSの特徴と、SNS運用の目的が合致するかどうかを基準にするとスムーズです。

先に紹介した4つのSNSについて、どのような運用に向いているかを解説しますので、運用するSNS選びの参考にしてください。

Facebook:30代以上への認知拡大やイベント通知

Facebookは、実名が基本のSNS。
そのため、企業アカウントは比較的堅い印象の投稿が多く、年齢層も他のSNSに比べて若干高めです。

そんなFacebookは、企業紹介やブランドストーリーなど、フォーマルな情報発信に向いています。また、Facebookはイベント通知機能も有しているため、イベント告知にもおすすめです。

FacebookをSNS運用する場合の注意点は、公式サイトやTwitterなど、不特定多数の人がアクセスできる情報も用意すること。
ログインしないと情報が表示できないFacebookの欠点を補うことも併せて検討しましょう。

Instagram:ブランディングや新商品のアピール

Instagramは、画像でのコミュニケーションのため、ブランディングや新商品の魅力を伝えるのに向いています。

ビジュアルが重要なので、流すコンテンツは徹底的に作りこんでください。
社内できれいなビジュアルを作ることが難しい場合は、外部委託をして良いコンテンツを作るようにしましょう。

また、Instagramはフィードに流す投稿だけでなく、ストーリーズの活用も重要です。
特に若者層はストーリーズを使っているので、ユーザーとのコミュニケーション用として、ストーリーズの活用を検討しましょう。

Twitter:認知拡大やファン獲得

リツイートでの拡散力が高く、認知拡大の効果が得やすいTwitter
これまで企業や商品を知らなかった潜在層へのアピールに向いています。

ユーザーとの双方向で会話しやすく、ファン獲得サポート窓口としても有用です。
リアルタイムにやり取りをするため、投稿内容には注意して、炎上騒ぎになりかけた場合の対策もあらかじめ用意してから運用しましょう。

炎上してからその場で取り繕った投稿をした結果、さらに燃え上がることも少なくないため要注意です。

LINE:リピーター獲得

LINEは、日本の月間アクティブユーザー数は8,400万人と、ほぼインフラツールとしての機能を果たすほど浸透したSNSです。
ただ、Facebookと同様ログインしなければならないクローズドのSNSなので、Twitterのような拡散にはあまり向きません。

LINEの運用効果は、友だち登録をしたユーザーへのサービス強化によるリピーター獲得です。友だち限定のクーポンショップスタンプ機能など、LINEはリピーター向けの機能が充実しています。

また、美容院や病院など、予約が直前で空いた場合の緊急応募などで効果を発揮する例もあります。

SNS運用に成功している会社の特徴と成功事例


SNSの運用に成功している会社の特徴には何があるでしょうか。

ここでは、SNS運用の成功事例を紹介しつつ。成功のポイントについても説明します。

運用の目的がはっきりしている

SNS運用成功の第1条件は、運用の目的がはっきりしていることです。

ブランディングを目的としてFacebookを運用しているRIEDEL(ワイングラス製造)の事例を紹介しましょう。
RiedelのFacebookページ
RIEDELの主力商品はワイングラスです。

しかし、RIEDELはワイングラスの情報だけではなく、ブランドストーリーや、ワインを楽しむための料理、ワインとワイングラスの関係などの情報を提供。
RiedelのFacebookページ

ワイングラスを購入するターゲット層が喜ぶ情報を厳選して投稿しています。

自社の特徴を活かせるSNSを選択している

SNS運用を成功に導く第2の条件は、自社の特徴を活かせるSNSを選択していることです。

高級宿の予約サイト「relux」は、運用するSNSにLINEを選択し、成約率が2~3倍アップしました。(現在はLINEの運用を終了)
高級宿の予約では、申込者があれこれと質問したり、リクエストをしたりする頻度が多いという特徴があります。

その対応をLINEで行うことで、メールによるサポートよりも、よりスピーディーに、よりきめ細やかな対応が可能に。

個別対応がしやすいLINEと、個別対応が多く発生する高級宿予約という特徴がマッチすると、このように具体的な成果が得られます。

アップするコンテンツがハイクオリティ

SNS運用第3の条件は、SNSに投稿するコンテンツがハイクオリティである点です。

ハイクオリティなコンテンツによる成功事例として、ユニクロのInstagramアカウントを紹介します。
ユニクロは、季節の商品を、クオリティにこだわって配信しています。

細部までおしゃれ感にこだわった商品写真を投稿し、キャプションにくわしい商品の説明を掲載。
誰にでもわかりやすい電子カタログの役割を果たしています。

ユーザーの投稿画像を上手に利用

自社の商品を利用しているユーザーの投稿画像をシェアすることで、実際の利用シーンを想像しやすいという宣伝効果が期待できます。

コンシューマー向け商品を販売している企業は、InstagramやTwitterでユーザーの投稿をシェア・リツイートすることも検討しましょう。

ユニクロ銀座店のInstagramアカウントは、本家のユニクロアカウントとは違ったイメージで、ユーザーの投稿画像を積極的にシェアしています。

ユニクロ銀座店も人気を集めており、25万人を超えるフォロワーを獲得しています。

コメントの返信率が高い

ユーザーは、こまめにコメントの返信をもらうことでそのアカウントに好印象を持ち、ファンとなる傾向があります。

SHARPのTwitterアカウントは、こまめに返信することで、ファンを獲得している成功事例です。
SHARPアカウントのタイムラインを見ると、こまめにリツイートや返信をしている様子が確認できます。

また、返信はとても丁寧で、Twitter独特の雰囲気に溶け込んだ文体となっていることも、参考になるポイントです。

問題発生時の素早い対応

問題発生時に素早い対応ができる企業は、逆に「神対応」として評判を上げることにつながります。

結果として、企業のファンを増やす、信頼感や親近感などロイヤリティの醸成などの効果も得られます
特にTwitterは情報の拡散が速く、何かあった場合に素早く対応しなくてはなりません。

神対応として評価された例としては、ノザキのTwitterアカウントで、コンビーフ缶のケースについてフォローした例があります。

コンビーフ缶についている開封用の巻き取り鍵がついていなかったという不具合をユーザーが投稿。すると、そのことを知ったノザキのTwitterアカウントから連絡があり、元ツイートのユーザーに巻き取り鍵を送付しました。

この対応は、当時「神対応」と評判になり、ノザキという企業に対する好意的な評価が広がるまでの動きとなりました。

SNSの運用業務が大変な場合は代行依頼がおすすめ


SNS運用を成功に導くには、それなりにコストがかかります
社内の人材を運用者として充てると、その従業員の本業を圧迫しかねません。

ここで、検討していただきたいのがSNSの運用代行
SNS運用代行にフリーランスを活用するメリットと、必要な費用相場について解説します。

SNS運用代行にフリーランスを活用するメリット

SNS運用代行にフリーランスを活用するメリットは以下の2点です。

・自社リソースの節約
SNS運用代行に慣れた人材の確保が可能

自社リソースは本業に活かし、本業とは違う作業は外部委託することで、人材をより効率的に活かすことができます。

また、SNS運用代行に慣れた人材を確保しやすい点でも、フリーランス活用のメリットです。

SNS運用の代行を外部に委託する場合の費用

SNS運用作業をどこまで外部委託するかによって、費用相場は10万円から50万円までとかなり幅があります

月額10万円・30万円・50万円でどこまでの作業を外部委託できるかまとめてみました。

月額料金
投稿
作成
投稿
代行
コメント確認
や返信
レポーティング コンテンツ
企画
コンテンツ
制作
10万円 × × × ×
30万円 △(簡易) × ×
50万円

SNS運用を完全に代行するには、月額50万円を見積もる必要があります。

月額10万円なら、投稿内容の作成と投稿代行までなので、コメントの返信や確認作業や、レポートの作成などは自社で行わなければなりません。

予算とどこまで運用を外部委託するかについてはよく検討しましょう。

SNS運用業務の代行ならフリーランスへ依頼を

SNS運用によるSNSマーケティングは、他のWebマーケティングでは得られないメリットがあります。
ただ、投稿内容の作成や、コメント・返信の対応など、作業ボリュームはかなり多く、運用コストがそれなりにかかる点には留意が必要です。

SNSの運用に自社リソースが割り当てられない場合は、クラウドソーシングなどを利用してフリーランスに依頼することも検討してみてください。

ランサーズには、SNS運用代行のスキルを持つフリーランスも多数在籍
投稿の画像などを作るデザイナーも、必要に応じて調達可能です。

SNS運用代行を検討される場合は、ぜひランサーズでフリーランスに依頼してみましょう。

※なお、ランサーズでは規約によりステルスマーケティングは禁止している点にご注意ください。
ステルスマーケティングとは、大量の口コミを量産する、消費者を装って商品を紹介するなど、読者を騙して商品を売ろうとする行為のことです。