「校閲」とは?校正の違いやコンテンツマーケティングに必要な作業を解説

「校閲」とは?校正の違いやコンテンツマーケティングに必要な作業を解説
校閲と校正の違いについて聞かれたら、きちんと答えられるでしょうか。 コンテンツマーケティングを進める上では、記事の作成だけでなく、校正や校閲による品質向上は重要な意味を持ちます。 校閲と校正どちらも文章をチェックするという作業は同じですが、作業内容には大きな違いがあります。 そこで、今回は校閲とは何か、校正や編集との違いは何か、校閲の重要性についてまとめました。 校閲や校正作業を外注化するメリットと活用事例についても紹介していますので、これからコンテンツマーケティングを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

校閲とは


校閲とは、具体的にどのような作業をするのか、また校正・構成と校閲の違いについても解説します。

文脈の正誤から事実確認までを行う作業

校閲は、文脈の正誤、記述内容について事実確認を行う作業です。
校閲の作業は2段階に分かれます。

第1段階は、第三者の視点から作成された文章を読み、文脈や文章内容の正誤を確認して修正。
第2段階では、文章に出てくる固有名詞や数字などについて、記載内容が正しいかどうかインターネットなどで調べてのファクトチェックを行います。

校閲の工程により、文章の品質は高くなり、信頼される記事となります。

校正と校閲の違い

校正と校閲の違いは、校閲が文章の「内容の正しさ」を確認するのに対し、校正は「文字の正しさ」を確認するという点です。

校正は、校閲の前段階で行う作業で、文字そのものの正誤チェックを行います。
案件でレギュレーションが決まっている場合は、レギュレーションのチェックも実施。

校正では、文章を逆さまから読んで、文字の誤脱をチェックするという技法がありますが、これは「文字」の正誤を見ているという分かりやすい例です。
校正作業が終わり、必要に応じて執筆者に修正依頼を出します。
執筆者が修正対応を済ませたら、指摘箇所の修正が漏れなく終わっているかも確認します。

編集と校閲の違い

編集の仕事は、企画や編集方針を提示し、方針に従って書かれた記事が、提示した方針に沿っているかの確認を行うことです。

編集者は、言わば記事、引いてはオウンドメディア全体のプロデューサー的な位置づけとなります。

校閲者は、文章の内容について正誤チェックとファクトチェックを行いますが、編集者は、記事の「見せ方」に関するチェックを行う、とも言えます。

校閲の重要性


校閲の作業は、コンテンツマーケティングにおいて、コンテンツ品質の底上げと、トラブルを見せ全に防ぐという2点において重要性の高い作業です。

この2点の重要性について、もう少し詳しく解説します。

コンテンツ品質の底上げ

校閲がしっかり行われた記事は、品質が底上げされ、読みやすく事実を正確に伝える、読者から信頼される記事となります。

コンテンツマーケティングにおいて、コンテンツの品質は、そのままサイト全体の信頼感に直結します。

誤字脱字の多い記事は信頼されず、PV数が下がる原因に。

読みにくい文章や不正確な内容を目にすると、読者はページから直帰してしまいます。

このように、コンテンツの品質が低いままだと、次第にメディアそのものの信頼を損なう結果を招きかねません。

事実相違などによるトラブルを未然に防ぐ

校閲によるファクトチェックは、事実相違によるトラブルを未然に防ぐ効果もあります。

固有名詞の正誤確認定量的なデータの事実確認の他にも、法令違反の表現がないかのチェックも必要です。
特に、医療や健康に関する記事は薬機法に抵触しない表現かどうかを確認しなければなりません。

これらのファクトチェックは、ひとつひとつ丹念に行う必要があり、確認に手間がかかります。しかし、事実確認の工程を省くと、外部からの指摘による炎上や、法令違反によるトラブルを招きかねません

コンテンツの正確性については、時々ネット上で炎上する様子を見たことがあるのではないでしょうか。
コツコツと事実確認を積み上げた記事を掲載することが、信頼されるオウンドメディアを育てる王道なのです。

コンテンツマーケティングに必要な作業と校閲作業の関係


コンテンツマーケティングは、多くの場合専門のコンテンツ制作会社に外部委託します。
コンテンツマーケティングの作業の流れは以下の通りです。。

①依頼主側でコンテンツ方針の決定とKW抽出
②ライターがKWに沿ってライティング
③校正者が記事の誤字脱字・レギュレーションチェックを行う
④校閲者がファクトチェックを行う
⑤納品記事を依頼側で検収

作業の流れの中で、校正・校閲作業がどのように関わってくるかについて解説します。

①依頼主側でコンテンツ方針の決定とKW抽出

依頼主側で、コンテンツ方針を決定して、方針に沿ったキーワードを抽出します。

このタイミングで、校正や校閲作業の指針となる記事の編集方針レギュレーションも策定しましょう。

外部委託先がコンテンツ制作のノウハウを持っている場合は、レギュレーションのひな形を連携してもらい、自社用にブラッシュアップすると良いでしょう。

②ライターがKWに沿ってライティング

依頼側でコンテンツの方針とキーワード抽出が完了したら、ライティングの段階に入ります。
依頼側からは、キーワードのセットと編集方針、レギュレーションをコンテンツ制作側に提示。

ライターが提示内容に沿って構成案を作成した後、コンテンツ方針に沿っているかどうかについて依頼側で確認を行った後、ライティングの工程に入ります。

SEO対策が必要な場合は、構成案の作成段階で、SEO対策を考慮した見出し内容を決めるのが一般的です。

ライティングの終了後は、ライター自身でも誤字脱字チェックを行い、記事を作成した段階で参照した情報の履歴を残した後、初稿納品を行います。

この期間中に、校正者・校閲者のアサインを進めておくと、後工程がスムーズです。

③校正者が記事の誤字脱字・レギュレーションチェックを行う

ライターから初稿納品された記事に対し、校正者が文字・単語レベルのチェックを行います。

誤字脱字レベル、表記レベル、そしてレギュレーションに沿った内容になっているかどうかのチェックまでが、校正者の仕事です。

SEO対策で必ず入れるように指示された単語がある場合は、その単語が記事中に含まれているかどうかも確認します。

案件の方針によって、校正者自身が修正をするか、ライターに修正依頼をかけて指摘内容を修正。

校正による指摘内容がすべて反映された時点で、校正工程は終了です。

④校閲者がファクトチェックを行う

校正が完了した記事に対し、校閲者は文章内容の正誤確認、固有名詞や定量データに対するファクトチェックを実施

文章内容の正誤がある場合や、ファクトチェックで疑問がある場合は、ライターに記事の修正を依頼。
修正された記事が戻ってきたら、指摘内容が正しく反映されていることを確認し、校閲作業は終了です。

校閲者のファクトチェックが完了した時点で、記事の内容は整合性が取れた状態となります。
この時点で、記事は依頼側に納品されます。

⑤納品記事を依頼側で検収

依頼側は、納品記事に対して検収作業を行います。

コンテンツの方針や依頼内容に沿った内容の記事となっているかどうかを、1記事ずつ読み進めて確認するため、記事の量が多い場合はかなりの時間がかかります。

検収の結果、記事の内容がコンテンツの方針に沿っていない、依頼側から見て記載内容に疑問がある、といった場合は、制作側に修正依頼を実施。

ライターが修正した記事は、必要に応じて再度校正者・校閲者のチェックを経て、依頼側へ二稿納品を行います。

このように、校了するまで修正依頼と確認を繰り返し、記事のブラッシュアップを進めます。

校閲や校正作業を外注化するメリットと活用事例


校閲や校正作業を外注化するメリットは以下の3点です。

・自社のリソースをコア部分に割り当てられる
・専門家によるファクトチェックが可能
・短期間での大量記事作成

それぞれのメリットと、外注の活用事例について、もう少し詳しく解説します。

自社のリソースをコア部分に割り当てられる

記事作成から校正作業までを外注化することで、自社のリソースをコア部分に割り当てることができます
その成功事例として、ディライテッド株式会社の事例をご紹介します。

ディライテッド株式会社は、受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」を提供している会社です。
自社のオウンドメディア「ビジネスチャットマスター」の運営を自社リソースで行っていました。

しかし、思うように記事が増やせず、記事作成の作業を外部委託しました。
コンテンツ企画~骨子作成~執筆~校正までの工程およびディレクション作業をランサーズに発注した結果、これまで1ヶ月10記事公開のペースが20記事公開と倍増

さらに、記事作成作業全般を外注化したため自社リソースに余裕がでて、記事の編集に力を入れることができ、月間30万PVを獲得するという成果を出すことができました。

ディライテッド様の成功事例

専門家によるファクトチェックが可能

専門性の高い記事は、ファクトチェックも専門家を活用したい、というニーズは高まっています。

専門家による校閲(ファクトチェック)が可能な点も、校閲作業を外注化するメリットのひとつです。
エフアンドエムネット株式会社では、オウンドメディア「労務SEARCH」運営に当たり、社会保険労務士の監修を行うために、ランサーズへ記事を発注。
自社の有資格者をオウンドメディアに割り当てることが難しかったため、クラウドソーシングを利用して専門人材をアサインしました。

労務の専門家である社会保険労務士の監修により、高クオリティの記事製作を進めることができ、オウンドメディアへの来訪者数も増加しました。

エフアンドエムネット様の成功事例

記事校閲を外部委託するときのポイント

記事校閲を外部委託する場合に注意したいポイントもあります。

記事校閲を外部委託する場合の注意点を3点紹介します。

記事のルールをレギュレーションで明文化

記事作成のルールが明確でないと、校正・校閲の作業の品質にブレが出ます
記事のルールは、レギュレーションで明文化することが重要です。

表記レギュレーションは、校正作業の柱となる規則です。
文章の内容や「ですます」調・「である」調など文調の規程参照URLの付与規則などは、校閲作業で重要な指針となります。

しかし、自社で位置からレギュレーションを策定する時間がない場合もあるでしょう。
その場合は外部委託先に相談して、レギュレーションのひな型をもらって自社用にメンテナンスして使えないか相談してください。

コンテンツ方針と重視するポイントを伝える

自社メディアのコンテンツ方針と、重視するポイントを伝えることで、校閲者もその方針に従った内容確認が可能となります。
コンテンツの方針は、言葉で伝えるだけでなく、参考メディア競合メディアも添えるとより効果的です。

また、コンテンツの目的によって、SEO対策を重視するかどうかも変わります。
集客や認知拡大を目指す場合は、検索エンジンの結果一覧で上位表示されるよう、SEO対策を重視することを伝えましょう。

テスト的に1記事発注して全工程を確認

特に大量記事作成の場合は、試験的に1記事作成して、ライティング・校正・校閲のレベルを確認することをおすすめします。

全工程を一度試すことで、ライター・校正者・校閲者それぞれの視点から、レギュレーションのあいまいな部分や問題点を洗い出すことが可能です。

問題点をレギュレーションに反映することで、2回目以降、本格的な記事作成ではライティング・校正・校閲の精度は上がります。

校閲で高品質の記事をアップしてメディアの信頼度を上げよう

コンテンツマーケティングにおいて、校閲は記事の品質を高めるためになくてはならない工程です。

校閲をしっかり行わなければ、内容が不正確な記事が世に出てしまい、問題となる可能性があります。校閲はそれなりに時間のかかる作業です。

自社で校閲を行っていると、本業に差し支えるほど大きな負担になる場合もあるでしょう。どうしても自社で校閲する時間が取れない場合は、校閲作業を外注することも可能です。

ランサーズには記事執筆から校正・校閲ができるフリーランスが多く登録しています。
記事作成を依頼される場合は、一度ランサーズに登録しているフリーランスに相談してみてはいかがでしょうか。

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