マンガマーケティング、漫画コンテンツの有用性

マンガマーケティング、漫画コンテンツの有用性
Web上でシェアされるコンテンツには、テキストや写真、動画、イラストなどさまざまな形態があります。今回はそのひとつ、漫画について取り上げてみます。マンガマーケティングを事業の柱として展開するシンフィールド社への取材をもとに、オウンドメディアとマンガの親和性、漫画を利用するメリットなどを考察しました。

マンガによるマーケティングの有効性

近年、実に多くのWEBマーケティングで活用されるようになってきた「漫画」。

キャンペーンのランディングページ、FLASHによる動画、最近ではオウンドメディアにもその風潮が流れ込んできている。

「漫画」を使うことによってどのような効果が得られ、どのようなメリットがあるのか、実例を元に解説したい。

世代を問わずに親しみをわかせる「協調性」

漫画は小学生から年配の方まで、幅広い層への協調性がある。

「漫画が好きか嫌いか」と問えば、嫌いという人は少ないだろう。実際、「40代になっても漫画を読む」という人は69.7%と高い数値を示す。

漫画を使った効果検証を行った株式会社シンフィールドのデータによると、同じ商品を「テキストとグラフのみ」で紹介した場合と、「漫画を用いて紹介した」場合では、以下のようなCVRの違いが見られた。

マンガマーケティング

これはある健康飲料を販売するECサイトのランディングページの消費者動向・購買の実数になるが、平均直帰率は82.57%から69.54%と大幅に減少し、平均滞在時間は1:32minから3:00minと倍以上に増加、そしてCVRは0.31%からなんと5倍以上の1.62%にまで大幅に増加したのだ。

特に注目したいのが「平均滞在時間の増加」である。そのページに長く滞在し、商品の特性をよく理解した消費者は、必然的にCVする。その結果が如実に購買数に反映されているのが見てとれる。

漫画の一番の強み、それは老若男女、顧客の層を問わないことにある。訴求したいターゲットに合わせたページを用意する必要がない、ということだ。

複雑なシステムをわかりやすく伝える「親和性」

仮に、訴求したいものが複雑で素晴らしいシステムだったとしよう。その場合、何ページにもわたってシステムの優秀な部分をとりあげることになる。つまり、顧客はその会社のシステムを理解するのに何ページものテキストに「付き合わされる」ことになるのである。

その点、漫画を使うことによって複雑なシステムが感情表現などを交え、簡略に紹介でき、ユーザーにわかりやすくピンポイントで商品の紹介ができるのである。

これは、既にオウンドメディアに辿りついた「見込み客」に対してだけでなく、これからたどり着くであろう「潜在顧客」にも有用な効果を発揮する。

実際の例として、リスティング広告の文面に「マンガでわかりやすく説明」という文言を入れただけで、そのクリック率が2倍にも伸びたのである。

マンガマーケティング

あたりまえのことだが、コンテンツはユーザーにとってわかりやすく、訴求力のあるものでなければならない。いくら最新の技術を駆使してお洒落なデザインを作ろうとも、ユーザーの心を捉えることができなければコンバージョンはしないのである。

その点で、漫画は顕在顧客、潜在顧客双方に訴求力の高いコンテンツ力があると言えるだろう。

BtoB、BtoC 双方に使える「柔軟性」

2で述べたとおり、漫画は老若男女問わず好感を与えるマルチなエッセンスだ。これは顧客が個人であるか、企業であるか、という点でも同じことが言える。

BtoBと言っても、ページを見て商品を選択する相手は「人」である。故に、BtoBだからと言って堅苦しいページ内容にする必要はまったくないのである。

要点は、「どう”人”の感性に訴えかけられるか」。

それは相手が一般人であろうと、企業人であろうと関係がない。漫画は、あらゆる人の感性にストレートに訴えかける、素晴らしい”ツール”なのである。

インパクトを与える「個性」

漫画の利点、それはなんと言っても大きな「インパクト」だ。顧客は、インターネットという大海から貴社のサイトを探し出し、せっかくサイトに辿りついたとしても、わずか「3秒」でそのサイトを見続けるかどうか、を判断してしまうと言われている。その顧客を逃さない為に与えたいのが大きな「インパクト」という個性である。

実際、複数の一般消費者をつかった実験がある。

1群はテキストのみで書かれた書籍を、2群には漫画を挿入した書籍を読ませ、その後にその内容をどれだけ記憶していたかというテストをした。

その結果、その内容を3日後にどれだけ記憶していたかというテストで、1群では平均7.0点だったのに対し、漫画を使った書籍を読ませた2郡では11.5点という結果となった。

漫画はその場の「インパクト」だけでなく、いつまでもその内容を「記憶に残す」という利点を併せ持つのだ。あるキーワードを叩いてやってきた、いわゆる「ネットサーフィン」でやってきた顧客で、たとえその場でコンバージョンしなくとも、記憶に残るコンテンツであれば、脳裏にその情報が残り再訪の可能性も充分にありえると言えるだろう。

マンガマーケティングとオウンドメディアまとめ

数年前に爆発的なヒットを飛ばした「もしドラ」を皮切りに、その後、書籍の漫画化が後を絶たない。それは故に、「ユーザーが難しいテキストだらけの書籍を読む気にならない」からであろう。

WEBコンテンツにも同様のことが言える。顧客は自分にとって有用な情報を素早く手にいれる手段を探している。コンテンツに「漫画」を取り入れることにより、「協調性」「親和性」「柔軟性」そして「個性」を打ち出せるユーザーが思わず「いいね!」をしたくなるメディアになることだろう。

取材協力・資料提供:株式会社シンフィールド
※マンガマーケティングは株式会社シンフィールドの登録商標です



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