■作曲・編曲で依頼できる内容
自分の創作物に曲をつけたい、または、自作曲を編曲して欲しい場合など、作曲・編曲をプロに依頼することができます。
プロに依頼できる作曲・編曲の代表的な内容は下記の通りです。
- ・オリジナル楽曲の制作
- ・指定した編成やジャンルへの編曲
- ・カラオケBGMの制作
- ・ミックス作業(ミキシング)
では、それぞれの内容について、詳しく解説していきます。
オリジナル楽曲の制作
プロにオリジナル楽曲の制作を依頼するケースの例を紹介します。
- ・アーティスト・タレントへのオリジナル楽曲提供
- ・自作の詞に曲をつけてもらう
- ・映画やゲーム、アプリ、イベントなどで使用するBGMの作成
- ・効果音作成
- ・CM音楽やサウンドロゴ作成
例えば、音楽活動におけるオリジナル楽曲の作曲を依頼すると、カバー曲とは違い、アーティストのイメージやプロモーション展開に合わせた楽曲提供を受けられます。プロに依頼することで個性的な音楽表現のできる楽曲を制作してもらえることは、大きなメリットです。
また、CM音楽やサウンドロゴは、企業の商品やサービスの売り上げに直結します。どんな音がどんな印象を与えるかを熟知するプロに依頼すれば、ブランドイメージやコンセプトに合う楽曲を制作してもらえるでしょう。
このように、オリジナル楽曲の制作を依頼することには様々なメリットがあります。
指定した編成やジャンルへの編曲
元々ある楽曲を、指定した編成や別ジャンルのアレンジに編曲してもらうこともできます。
指定した編成への編曲を依頼する場合は、楽器の種類とともに、ソロ、小編成、大編成など楽器の数や規模を伝えましょう。
また、別ジャンルへの編曲を依頼する場合には、どんなジャンルかを指定します。バンド風、オーケストラ風、ジャズ風、ボカロ風など様々なジャンルへの編曲を依頼できます。
もちろんキーの指定やキーのみの変更も可能です。
また、自分の弾き語りを編曲してもらい、自分が作った楽曲をグレードアップしてもらうこともできます。
カラオケBGMの制作
カラオケBGMの制作では、既存曲やオリジナル楽曲の伴奏を、自分の希望通りのアレンジで依頼できます。
キーの変更はもちろん、EDMやポップス、ロック、バラードなどのテイストを変更すると、ガラッと曲の印象を変えることができます。
カラオケBGMがあると、ソロのボーカリストやボーカルユニットなどのプロ・アマの歌手は、バックバンド無しで屋外やイベントのステージなどで歌えるため、活動の幅が広がります。ソフトウェア音源による打ち込みだけでなく、楽器の生演奏を入れてもらうことも可能です。
YouTubeの「歌ってみた」動画やSNSへの投稿では、人気曲を伴奏つきで配信できます。人気のボカロ調やポップスなどのテイストに加えて、音域の調整、歌い手の声質やイメージに合わせた曲調のアレンジもできるため、より歌い手の歌唱を引き立ててくれます。自分の世界観に合わせた伴奏で歌えることは、歌い手にとって大きなメリットですね。
ミックス作業(ミキシング)
ミックス作業とは、ボーカル、コーラス、ギター、ベース、ドラム、シンセサイザーなど、各音源別に録音したデータを加工して、完成度を高める作業のことです。
この作業では、音量のバランスを整え、ピッチや音色を調整した各音源を1つの楽曲として作り上げていきます。プロの手で各音源のバランスを緻密に取ることで、魅力的な楽曲に仕上がります。
ミックス作業には、パソコンや有料のプラグインソフト、ミキシングに適したヘッドフォン、スピーカーなどの専門的な機材やツールが必要になります。自分で揃えると費用もかかる上、ミキシングの細かいテクニックや感覚を磨くには時間もかかります。
そのため、CD制作や動画投稿用にクオリティの高い音源を作りたい場合、プロに依頼するメリットは大きいでしょう。
■作曲・編曲依頼の流れ
作曲・編曲依頼の流れは下記の通りです。
- 1. 目的を明確にする
- 2. イメージを伝える
- 3. 作曲・編曲後のチェック
- 4. 納品
プロに作曲・編曲を依頼する場合は、より良い楽曲を納品してもらうために準備すべきことや各工程で何をするのかを把握することが必要です。
作曲・編曲依頼の各工程ごとにどんなことをするのか、ポイントや注意点をお伝えしていきます。
目的を明確にする
まずは作曲や編曲した楽曲を使う目的を明確にし、どんなシーンでどんなターゲットに対して使うのか、使用場面や用途を決めます。また、楽曲を聞くことで聴き手をどんな気持ちにさせたいのかもイメージしておきましょう。
例えば、格闘ゲームのBGM作曲の場合、聴き手はゲームのプレイヤー、目的はプレイヤーにゲームを楽しんでもらうことです。BGMの使用場面は、バトル前のキャラ選択時や戦闘場所選択時、バトル時、バトル終了後などが挙げられます。
戦闘前はバトルに期待感を膨らませる曲、バトル時はバトルを盛り上げるかっこいい曲や緊迫感を感じられるなど用途に合わせたBGMを使うと、プレイヤーをゲームの世界観に引きこめます。バトル終了後は勝利時は晴れやかな曲、敗北時は悲壮感のある曲など聴き手の感情に寄り添う曲調が良いでしょう。
それぞれの曲の目的を明確にすると、実際に作曲を依頼する際にジャンルや楽器等のサウンドもイメージしやすくなります。クリエイターに目的や楽曲のイメージを詳しく伝えることができれば、希望に沿った曲に仕上げてもらえるでしょう。
イメージを伝える
作曲や編曲を依頼する際には、できるだけイメージを具体的に伝えましょう。
イメージを伝える方法は、デモ音源や歌詞を渡す、鼻歌程度で良いので頭の中に浮かんでいるフレーズを伝える、希望する曲調を既存曲から指定する、などが挙げられます。
そして、明るい、かっこいいなど言葉で伝えたり、ボカロ調、オーケストラ調など曲の雰囲気だけを指定して「お任せ」で依頼する方法もあります。
また、編曲を一緒に依頼する場合はどのようなアレンジをして欲しいか、編成やジャンルなどを指定しましょう。
イメージを伝える際のポイントは、なるべく具体的な指定をすることです。
例えば、「アップテンポに」と伝えるよりも、BPM(1分間の拍数)を指定した方が具体的で、依頼先にもイメージが伝わりやすいでしょう。イメージが沸かない場合は参考曲を用意し、BPMなど細かいイメージの部分を話し合いながら決めていくと良いです。
作曲・編曲後のチェック
納品前に作曲・編曲後の楽曲が希望したものと合致するか、チェックをしましょう。
完成後の修正を避けるために、可能であれば曲の骨組みとなるラフの時点でワンコーラスだけでもチェックさせてもらい、曲のイメージを確認しましょう。この時点で希望と違う仕上がりになっている場合は、修正依頼事項をまとめて伝えておけば、お互いの認識の違いを埋め合わせることができます。
注意点は、完成後に修正依頼をするには、交渉が必要な場合や別途費用が必要となるケースもあることです。
不要なトラブルを避けるためにも、制作途中でのチェック工程があると良いでしょう。
納品
作曲・編曲した楽曲のチェックが終わったら、納品となります。
代表的な納品形式の種類は、WAV、MP3、CD-Rなどが挙げられます。
WAVとMP3は音声ファイルの形式で、音質に大差はないですが、より良い音質での納品を希望するならWAV、軽いファイルが良ければMP3を選ぶと良いでしょう。
音声ファイルの受け取り方法もメールでの送付やダウンロードなどから選ぶことができます。
一般的には、完成した楽曲の音声データに加え、制作時に使用した各音源の元データや楽譜を一緒に納品してもらえるところが多いです。また、依頼先によっては、ボーカル付きの音声データを受け取ることも可能です。
■作曲・編曲依頼の注意点
作曲・編曲依頼の際に注意しておきたいことは、下記の2点です。
- ・商標利用が可能か事前に確認
- ・編曲は著作権を侵害しない
どちらも対応を誤るとトラブルを引き起こすことがあり、損害賠償に発展する恐れもあります。
それぞれについて、どんなリスクがあるのかとリスクを回避する方法を詳しく解説していきます。
商標利用が可能か事前に確認
楽曲を商標登録したい場合は、事前に登録可能か依頼先に確認しておきましょう。
例えば、制作を依頼した楽曲をサウンドロゴとして使用する場合、音商標として商標登録するケースがあります。
サウンドロゴとは、企業のCMやラジオ、インターネット動画での広告宣伝での効果音やメロディー、アプリ起動時の立ち上げ音など、企業名やサービス名を印象付ける音声です。
サウンドロゴを音商標として登録しても、音商標に使用している音源が他者の著作権を侵害してしまう場合には、その音商標の使用ができくなってしまいます。
そのため、商標登録をする可能性がある場合は、著作権の譲渡に関する契約を結んでおきましょう。
また、商用利用する場合も著作権を譲渡してもらわないと、著作物の使用料が後々発生します。必ず著作権の譲渡の可否については確認しておきましょう。
編曲は著作権を侵害しない
大前提として、編曲をした楽曲を商用利用する場合は、依頼先から著作権を譲渡してもらうことが必要です。編曲者にも著作権が発生するため、編曲した納品物を無断で使用した場合、著作権の侵害となります。依頼先とは、著作権の譲渡に関して必ず契約しておきましょう。
その他、編曲で著作権を侵害してしまうケースとしては、下記の例が挙げられます。
- ・原楽曲の著作権の侵害
- ・著作隣接権のあるCD音源の使用
編曲する元の楽曲の著作権者や著作隣接権者(演奏者やレコード会社)には、著作権の侵害を避けるために、使用の許可を得ておきましょう。
一方、著作権を侵害せずに済むケースとしては、原楽曲の著作権保護期間が経過している場合が挙げられます。原則として、著作権の保護期間は著作者の死後70年までと定められており、その楽曲に著作隣接権者がいない場合は、著作権を侵害せず使用することができます。
以上の事柄を踏まえ、編曲の際には、原楽曲・編曲した楽曲の著作権の所在に注意しましょう。
■作曲・編曲の依頼先を選定する際のポイント
作曲・編曲の依頼先を選定する際には、下記のポイントをチェックしましょう。
- ・目的に合ったパッケージを選ぶ
- ・納品方法を事前に確認する
- ・納期を事前に確認
- ・価格は適正か
多くのクリエイターの中から、要望に合う楽曲を作ってもらう依頼先を探すためのポイントを解説していきます。
目的に合ったパッケージを選ぶ
目的に合ったパッケージを選ぶために、作曲・編曲家が得意としているカテゴリーを見極めましょう。オリジナルソング、映画やゲームのBGM、カラオケ音源等のたくさんのカテゴリーの中から、自分が依頼したいものを得意とするパッケージを見つけましょう。
パッケージによってはサンプル動画を掲載しているので、視聴して依頼したい楽曲のイメージに合うかを確認しておくことをおすすめします。
また、ポップスやロック、テクノなどの対応ジャンルもチェックして、目的に合ったパッケージを選びましょう。
納品方法を事前に確認する
納品方法はメール送付、ダウンロード、CDやCD-Rなど様々なので、どんな納品方法かを確認しましょう。
また、納品時の音源データの種類もWAV、MP3、MP4、AIFF、FLACなど様々なファイル形式があるため、希望のファイル形式で納品してもらえるかをチェックしておきましょう。
必要に応じて、下記事項も確認しておきましょう。
- ・サンプリングレート(サンプリング周波数・サンプルレート):単位kHz
- ・ビット深度(量子化ビット数):単位bit
サンプリングレートは大きいほど音質が良く、ビット深度は音の強弱や表現力に関わります。音質にこだわるなら、96~192kHz、24bitのハイレゾ音源での納品ができる依頼先がベストです。
それ以外にも、楽譜はもらえるか、ボーカル付き音源の納品は可能かなど、基本プランとオプション料金をチェックしておきましょう。
納期を事前に確認する
依頼する作曲・編曲の内容にもよりますが、納期が長くかかるケースが多いので、事前に納品日を確認しておきましょう。
一般的なオリジナル楽曲の制作では、完成まで2ヶ月程度かかる依頼先が多いです。自分の希望納期に合う依頼先かどうかを見定めるため、完成品の納期はもちろん、デモ音源の完成時期など、工程ごとの目安の期間も確認しておくと良いでしょう。
また、依頼先によってはオプションで納期を早めてくれる場合もあるので、合わせてチェックしてください。
価格は適正か
作曲・編曲依頼の相場と比較して、予算感が適切な依頼先を選びます。
自分のイメージ通りの制作をしてくれる依頼先のなかで、出来るだけ適切な価格を提示してくれる依頼先を選びたいですよね。
そのためには、相見積もりを取って比較することをおすすめします。
基本的なプランに含まれている内容とオプションの内容を事前に確認し、比較検討してみましょう。制作途中でのチェックの可否や修正回数に制限があるかどうかなども含めて、提案された予算が適切であるかを総合的に見極めてください。
■ランサーズで作曲・編曲を依頼する方法
ランサーズで作曲・編曲を依頼する方法は下記の通りです。
- 1. 出品パッケージを探す
- 2. 無料見積もり相談
- 3. 発注
- 4. 確認・納品
ランサーズでは、WEB上のやり取りだけで依頼先探しや無料見積もり相談、納品、検収まで行うことができます。
では、ランサーズで作曲・編曲を依頼する方法を手順に沿って解説していきます。
出品パッケージを探す
まずはランサーズのサイトにアクセスし、出品パッケージを探します。
「カテゴリーから探す」機能や検索機能を使用して、作曲・編曲のパッケージを見ていきましょう。
過去に作曲・編曲した楽曲の動画をトップ画像に貼ったり、実績をポートフォリオに掲載しているところが多いので、まずはクリエイターが得意とする楽曲のジャンルやテイストを確認してください。
こだわり検索では、ポップ、ロック、R&B、ヒップホップ、EDM等様々なジャンルを選択して検索したり、予算や納期等の条件を指定して絞り込むことができます。
無料見積もり相談
気になるパッケージの中でプランを絞り込んだら、まず無料の見積もり相談をしてみましょう。
事前に考えていたイメージを伝えて、納期などの条件やオプション料金が発生するかなどの疑問点があれば確認しましょう。
無料見積の段階で、出品者のヒアリングスキルの高さや自分の希望条件に柔軟に対応してもらえるかなども分かります。
他にも気になるパッケージがある場合は、比較検討のために無料見積もり相談をしましょう。
発注
依頼先を決定したら、発注を行います。
金額や条件、納期を記載した見積もり内容が希望通りであれば、発注しましょう。
発注方法は、「注文・仮払いに進む」ボタンを押し、見積り内容を確認後、仮払いを行います。
仮払い金の支払い方法を選択し、必要事項を入力した後にページ下部の「注文・仮払いを確定する」を押すと発注が完了します。
仮払いを行わないと依頼先は業務を開始できないため、忘れずに仮払いを行ってください。
確認・納品
発注後、必要があればランサーズ上でやり取りを行い、依頼先に作曲・編曲を行ってもらいます。
楽曲が完成し、納品されたら依頼内容と合致しているか確認します。
依頼先から納品が行われると「納品・完了報告」の通知が来るので、検収を行うと依頼が完了します。
■一般的な制作会社へ「作曲・編曲」を依頼した際の料金相場
では作曲や編曲を外部のプロに依頼した場合、費用はどの程度かかるのでしょうか。
作曲と編曲両方の依頼で約100,000円〜、作曲・作詞・編曲・ミキシング4つの工程を全て依頼した場合には約180,000円〜が相場ですが、基本的に会社の実績やプロデューサーや作曲家、ミキシングエンジニアの実績・知名度によって料金は大きく異なります。
またBGM、挿入歌、アイドル系ソングなど楽曲の種類によっても料金は変わってくることがほとんどです。
| 内容 | 相場例 |
|---|---|
| 作曲・編曲 | 約100,000円〜 |
| 作曲・作詞・編曲 | 約140,000円〜 |
| 作曲・作詞・編曲・ミキシング | 約180,000円〜 |
| 企業 | 内容 | 相場例 |
|---|---|---|
| 企業A | 作曲・編曲・ミキシング | 約40,000円〜 |
| 編曲 | 約30,000円〜 | |
| 企業B | 歌もの制作 | 約40,000円〜 |
| BGM制作 | 約30,000円〜 | |
| 企業C | 作曲・作詞・編曲 | 約150,000円〜 |
| 企業D | 作曲・編曲 | 約100,000円〜 |
※大凡の価格を表示しています。実際の料金は依頼内容や会社によって異なります。
※こちらで記載している金額はランサーズ上の依頼金額ではありません。
※当社調べの「一般的な制作会社や企業に依頼した際の目安の依頼料金」となります。