フリーランスが休日を創る方法

フリーランスが休日を創る方法
会社勤めとは違って、労働時間が決まっていないフリーランス。自分の好きな時間に仕事ができるのは大きなメリットですが、いつでもどこでも仕事ができるからこそ、あえて「休日」を意識的に創ることも大切です。
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自由に休日が取れる?

フリーランスの大きな特徴は、休日を自分で設定できること。
自分の働き方を自由に決められるので、以下のような利点があります。

  • 昼間は目一杯仕事をして、夜はゆっくり休む
  • 休みなく仕事をして、ある程度お金が貯まったら一気に長い休みを取る
  • 一週間分のタスクを設定し、すべて終えたら休みを取る

このように、自分に合った方法で休日を取ることができます。

しかし、それは仕事とお金に余裕がある場合の話です。フリーランスで仕事をしている人の多くは、納期が近ければ休みなく仕事をするでしょうし、クライアントから「急ぎで!」とお願いされれば、土日も祝日も関係ない、ということもあるでしょう。

「フリーランスだから自由に休日が取れる」というわけではなく、あくまでも自分の能力や仕事の量、そしてクライアントと相談しながら休日を取ることになります。

平日を休日にするメリット

フリーランスはいつでも仕事ができますが、毎日毎日、朝から晩まで仕事をしていると集中力も途切れてしまいます。休みなく働くことは作業効率やモチベーションの低下に繋がるため、余裕のある時に意識的に休日を設定し、心身をリフレッシュすることを心がけましょう。

仕事を調整して休日を取る場合は、土日や祝日よりも平日がおすすめです。平日は観光地も市街地も人出が少なく、外出してものんびりと過ごすことができます。また、銀行や役所などが開いているため、平日しか済ませられない用事に取り組むことも可能です。

休日を取る際に気をつけるポイント

一人で仕事をしているといっても、フリーランスの仕事は相手があってこそのもの。自分の仕事の目処がついたからと言って、勝手に「今日は休み」と決めてしまっては、周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあります。休日を取る際は、以下のことに気をつけると良いでしょう。

1.仕事の「いつまでに」は明確に

クライアントが納品期日を指定するのは「このタイミングで納品物・成果物が必要」という意思表示でもあります。手がけている仕事がいつまでに必要なのかをしっかりと確認し、自分が休日を取ってもクライアントが困ることがないようにします。フリーランスの場合は、仕事も休日も、すべての責任が自分にあることを忘れないようにしましょう。

2.スケジュールの調整をする

あらかじめ休日にしたい日が決まっている場合は、それを考慮に入れてスケジュールを調整します。土日を休日にする際には、月曜日から金曜日までに余裕を持って仕事を進めておきましょう。また、お盆や年末年始など、数日にわたって休みを取りたい場合も同じように、その日までに仕事の目処がつけられるようにします。

3.事前に休日を取ることをクライアントに伝えておく

急ぎの連絡がつかずに迷惑をかけてしまう可能性もありますので、休みを取る日を事前に決めている場合は、前もってクライアントに伝えておくことも一手です。休日を取ることを伝えるのが心苦しい場合は、自分の「営業日」をあらかじめ公言しておくのも良いかもしれません。

4.突発的な仕事の対応はどうするか、事前に決めておく

休日を取るといっても、クライアントから連絡が入ることは想定しておく必要があります。緊急に連絡を取りたい場合や、突発的な依頼が入った場合はどうするかを決めておきましょう。休日は電話やメールにも一切対応できないのか、それとも連絡に応じることができるのか、その後の対応はどうするのか、などのことを事前に伝えておくと、クライアントに安心してもらうことができます。

リラックスタイム、自己成長機会としての休日

フリーランスにとって、休日は自分のために使える時間です。ぐっすり寝る、体を動かす、趣味に打ち込むなど、自分に合った方法でリラックスする時間を取り、新たな気持ちで仕事に臨みましょう。オンとオフの切り替えをしっかりすることで、作業効率の向上が見込めます。

また、休日にじっくり本を読んだり、誰かと会うことで人脈を広げたり刺激を受けたりすれば、仕事をする上で大いにプラスになります。フリーランスの休日は、自分を成長させてくれるものでもあるのです。

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