大ヒットアプリ開発の裏側 − (株)QLife

大ヒットアプリ開発の裏側 − (株)QLife
初めてのアプリ開発でクラウドソーシングを利用し、当選デザインを起用したところ、大ヒットアプリが生まれた。「データが不足しがちな医療業界の視点では、情報収集機能としても将来性がある」と語る峯氏に話を聞いた。
LANCER SCORE
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数多くのアプリやサービス運用に役立つ!と語るのは、医療と生活者の距離を縮めるコミュニケーションサービスとして日本最大級の総合医療メディア、株式会社QLife(キューライフ)だ。

 

同社は、病院や薬の検索といったコンシューマー向けコンテンツの提供を初め、医療者向けのコンテンツ等も充実させており、患者向けサービスの口コミ会員数は堂々の16万アカウント超えを達成した。

 

そんな医療業界に新風を巻き起こす「急成長企業QLife」のメディア企画室エグゼクティブプロデューサー「峯氏」にランサーズ活用事例を聞いた。

 

何気ない気持ちで始めたアプリが大ヒット!

 

- ランサーズをご利用頂いた「理由/きっかけ」をお聞かせ頂けますでしょうか?

当社のサービスとして製薬会社・医療機関からの受託開発が多い中、短期集中型による生産の際に「できるだけ外部リソースを上手く使いたかったこと」が主な理由です。

 

きっかけとしては、初めてのアプリ開発をした際に社内作成のデザインが求めるものにマッチしなかったため、インターネット検索で偶然見つけたランサーズに依頼しました。現在、ランサーズは数多くのアプリやサービスを当社が運営する上で重要な存在になりました。

 

- 実際にランサーズでお仕事を依頼してみての感想はいかがでしょうか?

初めての依頼は小規模な案件でしたので個人の方へ思い切って依頼してみたのですが、コンペ形式を体験してみて大変驚くことになります。

 

仕事依頼の開始後、ランサーの方たちから合計20点以上の応募がありました。ご質問から私たちのニーズを深掘りしていただき、多種多様な図柄絵柄を提案いただいたことで、最終的に選ぶことが大変になってしまうほどでした。

 

当選デザインを加えてリリースされた薬関連の検索アプリは「300万ダウンロード」「無料カテゴリーのTOP10入り」となります。その後、医療系の受託が増えるに連れて、収益影響が大きいアプリ開発は当社主力商品の1つとして確立していきました。

 

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- ランサー様(受注者)とのお仕事はいかがでしたか?

スピード感の必要な開発系依頼において、とても便利だと感じました。これまでも、Javascriptが必要になった時やFlash開発の際に、腕の良いランサーの方に仕事をお願いできています。自社では手が回らないお仕事も引き受けていただけるランサーの方々が揃っていることも、ランサーズの魅力です。

 

いかに受注側の視点に立って仕事を依頼できるか

 

-お仕事を頼まれる際に気をつけていることはありますか?

どのようなパターンにおいても、「何に使うのか?」という用途をしっかり明記することが必要だと感じております。例えば、「アプリのアイコンです」「医療カテゴリーで使用いたします」といった詳細を必ず含めることで、クリエイターの方々が発想する際の方向性を定義し、結果的にクライアントサイドの満足度も高いものになるはずです。

 

デザインに使用先のサイトがある場合は前もって伝達しておくことで、良いテイストのものが集まってくることが多いです。発注側として「曖昧さ」を極力残さず、デザインいただく上で「外して欲しくないポイント」を十分に共有することで、こちらが求めている良質な提案の数も増やせます。

 

また、ランサー様の視点に立つと分かるのですが、仕事上で「ある程度の余裕」は必須だと思いました。案件の依頼出しが決まり次第、時間見積を細かく検討し、余裕を持たせて依頼できると良いでしょう。成果物品質を担保する上でも、厳しいスケジュールであまり依頼すべきではないと考えています。

 

予算関連で気をつけている点としましては、支払方法や予算規模の範囲をあらかじめ決定しておく、依頼金額が大きい場合は実際にお会いする場を設ける等があります。また、仕事進行におきまして、打ち合わせの有無や、納品後のメンテナンス依頼が可能か、ソースコードを提供してもらえるのか、ということは綿密に事前確認する必要があるでしょう。

 

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医療業界への活用に新たな可能性

 

-今後のランサーズに期待することはありますか?

デザインやロゴの案件が多いですが、データが不足しがちな医療業界への活用という意味では「データ収集」に大きな将来性を感じました。クラウドソーシングは、様々な業界に対して、情報集約の視点で活用余地があるのではないでしょうか。

 

また、個人的な感想ですが、当選されなかったデザインが非常に勿体なく感じたため、今後のサンプルとして購入してみたいという気持ちがありました。特定の案件で使用されなかった作品でも、他の方たちには需要があるかもしれません。この点で、最近リリースされた「Lancersポートフォリオ」は、全体的なデザイン活用の観点でとても良いサービスだと考えています。今後、より一層のサービス改善を期待しております。

 

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【ご参考1】
・株式会社QLife: http://www.qlife.co.jp/

・病院検索QLife: http://www.qlife.jp/

・QLifePro医療ニュース: http://www.qlifepro.com/

 

【ご参考2】

・「Lancers ポートフォリオ」について: https://www.lancers.jp/magazine/3552

 

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