おうちで簡単!夏を乗りきるヘルシー沖縄グルメ

おうちで簡単!夏を乗りきるヘルシー沖縄グルメ
フリーランスが自分自身の得意とするテーマで記事を執筆。彼らの知識や知見から、”タメになる”、”学びになる”記事を皆さんにお届けします! 本日は沖縄在住のグルメライターに夏バテを乗り切るヘルシーな沖縄料理を紹介してもらいました。【私の専門知識シリーズ】
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かつての健康・長寿県から学ぶ食の力

長い間、長寿日本一の座に君臨していた沖縄県。時代の変化によってその座は明け渡されてしまいましたが、なぜかつての沖縄の人々が健康・長寿になり得ていたのか。その秘密の鍵は、沖縄県の食材と手作りの味にありました。

そこで、沖縄県内外を問わず比較的入手しやすい食材について、その効果とおすすめの食べ方をご紹介します。

夏バテに負けない!沖縄食材に秘められたパワー

ハイビスカス

これからの季節、体調を崩しやすくなる原因の一つが夏バテです。冷房機の使用による自律神経の失調や、冷たいものの摂りすぎによる胃腸機能の低下、食欲不振が心配されます。そんな夏バテを防止・解消する効果が沖縄食材にあったのです。

言わずと知れた独特の苦みが特徴の『ゴーヤー』。この苦み成分には食欲を増進させる効果があるといわれています。また、ビタミンCやミネラルも豊富です。生でも加熱をしてもおいしくいただける、優秀な食材です。

らっきょうといえばカレーのお供を想像しますが、沖縄では『島らっきょう』という種類が主流です。特徴は、一般的ならっきょうよりも小さく、強い辛みと香りがあること。

この香りのもとである硫化アリルには、高い殺菌力、がん予防効果、動脈硬化予防効果があり、注目されつつあります。また、食物繊維も豊富で、なんとゴボウの4倍ともいわれるほど。整腸作用もある、まさにヘルシー食材です。

全国で食される『もずく』も、そのほとんどが沖縄産です。あのヌルヌル成分に含まれるフコイダンには、消化促進や胃潰瘍、ガンの予防効果が認められています。さらに低カロリー。定番の酢のものでも、てんぷらにしてもおいしくいただけます。

これらはほんの一部です。他にも県内でよく食べられている『パパイヤ』(熟す前のもので、野菜ととらえます)や『ヘチマ』(若い実を食します)も、優秀なヘルシー食材です。

今夜のメニューにさっそく加えてみよう!手作りで味わう沖縄料理

では、実際に沖縄の食材を使ったヘルシーメニューを作ってみましょう。(全て2人分)

メニュー:シンプルゴーヤーサラダ

シンプルゴーヤーサラダ

■ 材料 ゴーヤー 1/2本
塩 少々
醤油 小さじ1/2
ツナ缶 1缶

■ 作り方 1、ゴーヤーを薄くスライス
(苦みが苦手な方はスライス後、15分程度水に浸してください)
2、油を切ったツナと①を混ぜ合わせる
3、塩、醤油で調味する
4、そのまま、またはのりや鰹節などで和え、いただく

メニュー:島らっきょうの天ぷら

島らっきょうの天ぷら

■ 材料 島らっきょう お好みの量
小麦粉 カップ2/3
冷水カップ1/2
卵 1個

■ 作り方 1、島らっきょうは汚れている皮をむき、緑色の葉の部分を切り落とす
2、卵と冷水をよく混ぜ合わせ、小麦粉も加える
(だまになっても問題ありません)
3、180℃の油で色よく揚げる
4、お好みで青のりや塩、天つゆをかけていただく

メニュー:もずくのヒラヤーチ(チヂミに似た料理です)

もずくのヒラヤーチ

■ 材料 もずく 80~100g
小麦粉 1カップ
だし汁 1カップ
卵 1個
ニラ 適量

■ 作り方 1、小麦粉、卵を混ぜ合わせ、だし汁も加える
2、もずく、ニラを食べやすい大きさに切り、①へ加える
3、プライパンに油を熱し、おたま一杯分を平たく伸ばし、焼く
(両面約3分ずつ)
4、ポン酢につけていただく

夏に向けて、食卓から健康づくり

平均気温が23℃という暑さと昔から向き合ってきた沖縄県民。そんな県民が作り続けてきた料理は塩分・油分ともに丁度よく、食材を上手に活かしたメニューが多いです。

また、意外と簡単にできてしまうところも魅力の一つです。まもなく訪れる夏にむけ、現地に住む方もそうでない方も、今一度沖縄県の食材について知り、食卓から健康生活を始めてみませんか。

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