『旅』の在り方は”クラウドソーシングの登場”で変わる! 南国を巡るフリーランスがその魅力を説明!

『旅』の在り方は”クラウドソーシングの登場”で変わる! 南国を巡るフリーランスがその魅力を説明!
かつて長期間の旅は、同時に仕事から一時的に離れることを意味していました。しかし、時代は移ろい、クラウドソーシングが登場。”時間と場所にとらわれず”働ける道が開けたのです。『旅』と『仕事』の関係が変わった今、南国を巡りながら仕事をするフリーランスに、その魅力を語っていただきました!
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捉えどころのない『旅人』とは、何者なのか?

書店を覗くと現在の人々の価値観や興味が見えてくると思います。一つのジャンルに人々の関心が集まれば、そのタイトルで結んだ雑誌が刊行されるものです。雑誌が数種類集まると、書棚にジャンルとして明示されます。

以前、旅人に向けた雑誌などは、とかく影の薄い存在でした。しかし今では、旅人というジャンルが定着しつつあるように見受けられます。その代表として挙げられるのが、地方への移住を謳うタイトルなのではないでしょうか。

自然豊かでゆったりとした田舎が好きで、各地へ旅を続けてきた人々が、最終的に移住まで考え始めます。そういった一連の流れが、点在する旅人を一まとめにして、その存在を浮き彫りにしたのだと思います。旅人は、時間をかけて回り道をしながら拡がっていくのかもしれません。

一口に旅人とは言っても、それはいったいどういった人々なのでしょうか。広く捉えれば、仕事柄出張の多い人も旅人に含まれるのかもしれません。かといって観光客を乗せた長距離バスの運転手さんは、当てはまらない感じがします。

旅心を持っている人と表現すると、しっくりくるのですが、”自分の旅をクリエイトすることに喜びを感じる人”が、旅人なのだと私は思います。そうは言ってみても、旅人とは捉えにくい存在なのでしょう。

それならば、旅人という呼び名を言い換えて『旅人系』としてみると捉えやすくなると思います。『旅人系』の人なら、知人・友人の中にも思いつく人がいるのではないでしょうか?

クラウドソーシング台頭の兆し、旅人に明光が!?

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旅は、時間とお金で制限されています。仕事と生活は、共に続いていくものです。一般的には仕事でお金を貯めて、仕事を休むか辞めるかして長い旅に出るのでしょう。旅という趣向を理解してくれて、旅のための休暇を素直に認めてくれる職場は、至極少ないものです。

また旅を好む人であっても、仕事柄まとまった休暇を取れない人もいるでしょう。そのような仕事環境の中でも、私は自分なりに旅を生活に取り込んできましたが、つまるところ行き所のない虚しさを感じます。

そういった折に、クラウドソーシングの詳細を伺う機会がありました。耳を傾けてみると、クラウドソーシングの中には、旅と仕事を両立できる可能性があると思いました。仕事に関してのすべてを自分で管理することになるので、休暇や自分の時間も調整可能になるわけです。

さらに『THE LANCER』で紹介されている旅するフリーランスの方々の活躍が、その可能性を裏付けていると思うのです。

旅するフリーランスの方々は、「やりたいことをやりたい場所でやる」「イキイキと生きる」といった、私が旅人に描くイメージと似通った発想をお持ちなのではないでしょうか!? 仕事と生活の場を自らクリエイトしているからこそ、きっと心が満たされていくのでしょう。

旅人とフリーランスは、ベストマッチング!?

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旅を続けていくと、目的意識が深まっていくもの。たとえば、外国に行きたかった人が一回カナダを訪れ、そこが気に入ったとします。すると、その時の体験が頭から離れなくなります。

現地で見聞きした情報を分析して、「今度はバンクーバーに行ってみよう!」と考えるようになるのではないでしょうか。

そして、「カナダのバンクーバーに行って、働いてみたい!」というように目標が明確になってくるのです。「人との出会い」を旅の目的とするならば、より出会いたい人が居そうな場所へ旅することでしょう。世界の文化に興味がある人ならば、お目当ての文化圏を廻る旅となるでしょう。

そこで旅と仕事を、どのように天秤にかけるのかが問題になってきます。フリーランスではない大抵の仕事は、その仕事を同じ会社で続けることで、多くの仕事を任されていき、信頼を得られると思います。同じ会社で仕事を続けることは、ほとんどの場合、『定住』を意味するでしょう。

すべての旅人には当てはまりませんが、定住は、私にとって旅と仕事の両立を阻む要因なのです。定住をせずとも、仕事の経験を積むことができ、また信頼も得られていけるかたちを、私は長らく模索していました。

そのような折、「時間と場所にとらわれない新しい働き方」、「クラウドソーシングによるフリーランスの働き方」といったキーセンテンスが潮流となって目の前に現れたのです。悩める旅人にとっては、あたかも天啓のひらめきです。

そして旅人系ランサーさんは、イキイキと自身のライススタイルを語っています。旅人だからこそできる、旅の経験を生かした仕事が可能なのだと。クラウドソーシングの仕事は、旅の経験をも活かすことができる”包容力”を持っているのです。

旅人が旅で獲得する人間性とは!?

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旅には、ハプニングが付きものです。旅の目的にこだわり過ぎて、ハプニングを避けようともがいてしてしまうと、別の問題が発生するものです。その結果、「ハプニングと遭遇したならば、それなりに動くことが好ましい結果へと導く」と思うようになりました。

沖縄から奄美大島までシーカヤックによる縦走の旅の最中、ある島に接岸しました。空は次第に暗くなり波風は増々勢いづく危険な状況の中、傷を負いながらも上陸。翌朝、その海岸で出会った方に、商店の場所を尋ねました。

その方は、買い物をしたいと言う私を商店ではなく自宅に連れて行きました。どこかで話が食い違ったのかなと思っていると、温かい朝食を出してくれたのです。ゆっくりと食事の時間を過ごした後に商店で買い物を済ませると、また前振りなく、島の名所を案内してくれました。

旅の期間に圧迫されていましたが、親切心をむげにはできません。ここは一時、身を任せることにしました。その人は3日間、朝・昼・晩と海岸に現れては、何かと話しかけてくれました。そのうちに、この方との時間を大切に過ごそうと思うようになりました。

やがて海も静まり出航するときのことです。上陸の際、波に投げられたことで舵が破損していたことに気付いたのです。見送りに来ていたその方は、車に積んであった工具を手際よく降ろすと、熟練職人さながらに直してくれたのです。旅も無事に終わり家に戻ってから、その出来事をよく思い出しました。

あの人と出会わなければ、この旅は成功しなかっただろう……。どこからか流れついた他人に、自分はあそこまでできるのか? 他人のために、何か自分はできているのだろうか?

言葉にはできないような、気づきを得られた思いです。強いて言うのなら、「人間の温かさ」「一期一会の心地よい距離感」を知るといったあたりです。旅の目的は違うところにあったにせよ、旅は人間として大切な学びを与えてくれるのでしょう。

南国フリーランス島での働き方とは!?

南国の島では、旅に限らずそういった人の温かみを感じる体験をするものです。温暖な気候、透き通る海、緑映える森といった恵まれた環境が培う南国気質のせいでしょうか。島人は自身の振る舞いについて、特別なことをしている気はまるでありません。

当初、南国の海に惹かれて住み着いたのですが、そういった島人の人間味に島で生活する楽しさを感じるようになっていきました。一言で言えば、島人に共感するのです。島人と何かしら近いところがあるからこそ、自分は島に居るのだと思います。

シーカヤックの旅で得た教訓を自身に生かさないのであれば、一つの体験談になってしまいます。南国生活も長くなってきたこのあたりで、どこか温かみある働き方ができたなら嬉しく思います。

私のライフプランは、理想郷へ旅してたどり着くことです。その理想郷では、クラウドソーシングの場においてイキイキと仕事をしていることでしょう。そこは人も気候も温かい南国の島、フリーランス島なのだと思っています。

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