フリーランスのプログラマの戦略的な案件探し

案件が見つからない時こそフリーランスプログラマの自分を見つめ直す時

案件探しは決して楽ではありません。フリーランスのプログラマにとって、案件がずっと続くことはまれなことですから、次の案件探しに奔走することもあるでしょう。

もちろん首尾良く仕事が見つかれば良いのですが、世の中そんなにうまくいくことばかりではなく、仕事探しに疲れてしまうこともしばしばあります。

しかしこのような案件がなかなか見つからない時、仕事探しにつかれた時こそ、あなた自身を見つめ直すチャンスです。

案件が見つからないということは、クライアントにあなたの本当の素晴らしさが届いていないことの証明に他なりません。

今こそご自身を見つめ直して、まだ出会えていないあなたを必要としているクライアントにあなたのことを知ってもらうための行動を起こしましょう。

フリーランスとしてのスキルをすべて洗い出す

まず質問です。あなたはあなたのことをすべて理解していますか？ 自分のことを完璧に理解するのはなかなか難しいものですが、フリーランスのプログラマとして活動するあなたのスキルに見落としているものがないか、今一度洗い出してみましょう。

この時プログラマとして携わった案件をすべて書き出し、使用した言語や開発環境はもちろん、開発期間や案件の規模、コーディング工数、開発アプリケーションの内容、クライアントとのコミュニケーションツールなどすべて書き出します。

フリーランスにとって、自分自身のスキルは売り物です。磨きをかけるのは当然のことですが、それ以前に自分はどんな売れるものを持っているのか徹底的に洗い出しておきましょう。

成長するために案件を使う〜投資と呼べる戦略的値下げ

スキルはあなたの売り物ですが、今持っているスキルだけで勝負をするのはおすすめできません。言うまでもなく、プログラミングの世界は日進月歩ですから、新しい技術や言語を習得し続けることで自分を進化させていくことが必要です。

そのため業界の動向を見ながら、これからどんな新しいスキルを身につけるのか、そしてそれをどのような形で仕事に結びつけていくのかも仕事探しと並行して行います。

そしてそのような仕事はいわば新規開拓ですから、実績への投資として安く受注することも可能です。仕事がなかなか見つからない時、フリーランスのプログラマとして単価を下げるかどうか悩むことがあると思いますが、安易な値下げはするべきではありません。

しかし新しいスキルを身につけるため、新規分野を開拓するために安く受注するのは値下げではなく投資です。

顔が見えるフリーランス〜プロフィールやブログを手直しする

あなたがクラウドソーシングやご自身のホームページ、ブログに掲載しているプロフィールはあなたの顔です。案件探しをしている間もクライアントはあなたのプロフィールを見て、残念ながら素通りしてしまった可能性は十分にあります。

そこで上に書いたようなスキルの棚卸しの結果や新しく身につけるスキルのことに絡めてプロフィールやブログの中身を調整しましょう。

フリーランスと仕事をするクライアントはどんな仕事であれ、顔の見えるフリーランスと一緒に仕事をしたいと思っています。

これはSkypeのビデオ通話のことではなく、プロフィールやブログなどを通じて、あなたの考え方や仕事への取り組み方などがわかるような相手と仕事をしたいと考えていると言うこと。

仕事への姿勢やあなたの人となりがわかるようなキャッチフレーズをひとつ入れるだけでも、あなたへの印象はグッと変わりますよ。

フリーランスのプログラマの案件探しは戦略的に進める

フリーランスとして働く以上、案件が途切れてしまうことは避けられません。さらに案件がなかなか見つからないとなれば焦りと不安が押し寄せてくるものですが、そんな時こそ自分を見つめ直すための良い機会です。

フリーランスのプログラマとして働いていれば、ひょっとしたらこの数ヶ月で今までにはないスキルが身についているかも知れません。

あなた自身が気づいていないスキル、それもクライアントの助けになれるような何かがまだ隠れているかも知れませんから徹底的に洗い出しましょう。

また今の手持ちのスキルだけで勝負をしていてはいずれ行き詰まることは目に見えています。よって案件に時間を取られない時期は今後の方向性を考えて新しいスキルを身につける良い機会だと捉え、身につけたいスキルの勉強をしたり、進みたい方向に関係する案件を探したりして、これらを戦略的に安く受注することもおすすめです。