たった5分で誰でも出来る!集中力をグンっと高めるパワーフードレシピ

たった5分で誰でも出来る!集中力をグンっと高めるパワーフードレシピ
「頭が働かない」「集中力が続かない」……そんな問題は、ある栄養素を取ることで解決することができます。『食のなでしこコンテスト』 でグランプリ受賞歴をもつフードアナリスト・平林 玲美さんが、魔法のレシピをご紹介。食べるだけで、集中力がグーンっとアップするパワーフードをご賞味あれ!
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食事を通して、仕事のクオリティーを高める

フリーランスという働き方を選択したとき、誰もが感じたことのある壁はモチベーションを保つことではないでしょうか。

ある程度のスケジュールを自分で組むことができるという環境は、自由な反面そのモチベーションを維持・向上し続ける事はなかなか難しいもの。

加えて、長時間のPC作業や夜遅くまで仕事をこなしていると、どうしてもやる気がでなかったり集中力が途切れてしまうことがありますよね。

緊張や疲れ、睡眠不足や締め切りへの焦りなど原因は様々ですが、どんな理由であれ集中力が低下していては満足するものづくりはできません。

そんな時、食べるだけで驚くほど集中力がUPする魔法のようなパワーフードがあったら便利だと思いませんか? 実は、みなさんの身近にある食材を上手に組み合わせることで、誰にでも簡単に集中力をUPさせることができるのです。

脳を走らせる3つの栄養素

疲れている人

「頭がいっぱい」。「頭がはたらかない」。そんな風に集中力が途切れてしまっているとき、脳はまさしくガス欠状態になっています。

どんなに性能が良い車でも、ガス欠状態では走らせることはできませんね。集中力を再び高めるためには、脳に必要な3つの栄養素をダイレクトに摂取する必要があります。

まずは、疲れてガス欠状態にある脳にガソリンを注入しましょう。それが、脳のエネルギー源である「ブドウ糖」。このブドウ糖は糖質が変換されて作られます。

ならば炭水化物や甘いものを食べれば良いの? と思われがちですが、ここでストップ! 糖質の選び方も大切なポイントです。集中力を高めたいときには、玄米や蕎麦などの低GI食品と呼ばれるものを頂きましょう。これらは血糖値をゆるやかにあげて脳のエネルギー源になります。

さらに、玄米や蕎麦には糖質をブドウ糖に変換するビタミンB1も多く含まれているため、効率良くガソリンを注入することができます。朝食や外出時などで手軽に摂取したい時には、ドライフルーツやバナナなどもお勧めです。

脳にガソリンが入ったら、今度はフルパワーで活動させたいですね。そんな脳の活性化に必要なのが「レシチン」とういう栄養素です。

レシチンとは身体のあらゆる細胞を覆っている細胞膜の1つで、脳の情報を体中に伝達する神経系の役割を担っています。このレシチンが不足すると、脳機能が上手く働かなくなって集中力が低下してしまいます。

たまごや大豆ナッツ類に多く含まれるので積極的に摂取しましょう。アーモンドやくるみなどを常備しておくと外出先でも心強いですね。

よく噛むことで脳がさらに活性化するだけでなく、ストレス反応を抑えてリラックスさせてくれる効果も期待できますよ。

ところで、脳機能に必要なこれらの栄養素はどのようにして脳に送られているのでしょうか。体内に取り込まれた栄養素は消化器官を通りながら分解され、血管を通って身体中に運ばれて行きます。

つまり、これらの栄養を送り込むのは血液なのです。血液がドロドロだったり循環が悪いと、身体のすみずみまで栄養が行き渡らず結果的に集中力や記憶力の低下を引き起こしてしまいます。

血液をサラサラにしてくれるのは良質な脂。鮪や秋刀魚、サバやいわしなどの青魚に含まれるDHAやEPAや、オリーブオイルやアボカドなどの不飽和脂肪酸は血液を綺麗にお掃除して血液循環を良くしてくれるお助け食材です。

5分で出来るパワーフードレシピ

food 1

ただでさえ集中力が途切れているときに、これらの栄養素を全てまかなう食事を考えるのは面倒だし手間もかかる……。そんな方には、脳に必要な栄養素をまるごと含んだ「まぐろ納豆のアボカド和え」がお勧め。

火を使わずに切って混ぜるだけの簡単レシピで、驚くほど集中力がUPする魔法のようなパワーフードが完成します。

「まぐろ納豆のアボカド和え」レシピ
■ 材料

・まぐろぶつ切り 50g
・アボカド 1個
・納豆 1パック
・☆醤油 大さじ1と1/2
・☆料理酒 大さじ1
・☆みりん 大さじ1
・☆わさび 小さじ1/2〜
・白ごま 適量
・きざみ海苔 適量

■ 作り方

1、まぐろのぶつ切りを1cm角程度に切り、☆の調味料に漬け込む。
2、アボカドは縦に切り込みを入れて半分に分け、種をとって角切りにする.
3、納豆は付属のタレとカラシを加えてよく混ぜる。
4、アボカドと納豆を和えて器に盛り、漬けマグロを盛りつける
5、仕上げに白ごまときざみ海苔をトッピングして完成。

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ここではアボカドの皮を器にしましたが、玄米や雑穀米に盛りつけて丼ぶりにするのもお勧めです。

納豆の原料である大豆は、脳を活性化させる代表的な食べ物。エネルギー源となるブドウ糖をつくるビタミンB1と、脳を活性化させるレチシンが豊富に含まれているので「ブレインフード」とも呼ばれています。

これを、血液をサラサラにしてくれるまぐろと一緒に食べるとあら不思議! ぶつ切りのお安い赤身まぐろでも、なんとトロのように甘く旨味のある味わいに変身します。

さらにアボカドを加えて和えることで食感も良くなり食べ応えもUP! ご飯と一緒に食べるときには余った漬け汁をご飯に掛けてからトッピングするとさらに美味しく頂けますよ。

まさに集中力UPの為のパワーフードレシピ。火を使わずにたったの5分で出来るので、是非作ってみてくださいね。

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避けたい! 集中力を低下させる食べ物

集中力を高めるためには、前提として途切れさせるような食材を食べないことも大切です。白米や小麦粉を使ったパンや麺類、白砂糖を使ったお菓子など「白いもの」は極力避けましょう。

これらは低GI食品とは反対に血糖値を急激に上昇させ、脳を驚かせてしまいます。すると今度は必死で下げようと働き出し、この高低差でイライラしたり集中力が途切れてしまうのです。

また、精製された「白いもの」にはビタミンやミネラルが不足している為、必要なブドウ糖への変換もスムーズに出来ません。これは、ファストフードやインスタント食品などの加工食品も同様です。

炭水化物

ビタミンやミネラルが不足すると、私たちの身体は神経組織は上手く働かなくなります。食べても食べても満足しなかったり、なんとなくストレスを抱えていると捗りませんよね。

忙しさや手間を惜しむばかりにパッケージ化された加工食品を食べてばかりいては逆効果。最近はコンビニでもスムージが購入できたり、サラダや果物が手軽に手に入ります。ビタミンやミネラルを意識的に摂取するよう心が掛けてくださいね。

まとめ

集中力をUPさせるには、脳のエネルギー源であるブドウ糖をつくる「糖質とビタミンB」。脳を活性化させる「レシチン」。さらに、それらの栄養素を脳に運ぶ血液をつくる「良質な脂」が必要です。

ご紹介したパワーフードレシピは火を使うことなくたったの5分できますし、バナナやドライフルーツ、ナッツ類は常備しておけば外出先でも手軽に摂取することが出来ます。

フリーランスの働き方はとっても不規則ですが、だからこそ身体が資本です。どうせ1人だから……と、知らず知らずのうちに脳の働きを妨げてしまうような食生活は今日でさよなら!

集中力を高めてくれるパワーフードを沢山取り入れて、美味しく健康的に作業効率UPを計りましょう。

フードアナリスト・平林 玲美さんは、実はフリーのアナウンサーでもあるのです!
フリーの女性アナウンサー × フードアナリストとして『複業』を実践する、平林さんの独立秘話が気になる方はこちら!

『フリーの女子アナは得意な「食」を武器にした! オンリーワンの存在を目指して | 平林 玲美』

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