初心者もバッチリ! 確定申告に揃えておくべき必要書類

初心者もバッチリ! 確定申告に揃えておくべき必要書類
フリーランス1年生にとって、最大の難関ともいえる確定申告。そうは言っても、必要な書類をしっかりと揃えて、順序に沿って記入していけば実は確定申告は、さほど難しいことではありません。確定申告について学びながら必要な書類を確認していきたいと思います。
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フリーランサーにとって逃げることができない確定申告

フリーランス1年生にとって、確定申告はチンプンカンプン。できることなら、誰かやってくれないかなとも思うけれど、会社勤めとは違って全て自分でやらなければなりません。

フリーランスとは、自由に働く喜びの代わりに、面倒な手続きなども全て自分でやらなければならないのです。それが出来ないようであれば、フリーランサーとして失格。

誰でも最初は分からないのは当たり前。初めての確定申告を乗り越えられたなら、来年はどのような書類を予め揃え準備しておけば良いのか分かり、簡単なルーチン作業と感じられることでしょう。

最初の確定申告でしっかりと学ぶことが重要です。では、どのようにすればスムーズに確定申告をおこなえるのか必要な書類についてチェックしていきたいと思います。

あなたは青色? それとも白色? 確定申告の書類には2種類あります

確定申告には、青色申告と白色申告の2種類があります。まず、青色申告というのは、開業してから2ヶ月以内か、もしくはその年の3月15日までに税務署に申請を出し、おまけに審査を通った人のみが申請できます。

もし、その手順を踏んでいないのであれば、青色申告のステージには上がることができません。申請をしていないのに、青色申告に必要な書類を揃えても受け付けてもらえませんのでご注意ください。

青色申告は、必要な書類を提出すれば10〜65万円の控除額を受け取れるという大きなメリットがあります。しかし、その手続きは細かく、事前に用意しなければならい書類がたくさんあり確定申告の難易度も高くなります。

それに対して、白色申告は控除が少ないのですが、必要書類も少なく、比較的ざっくり書くことができるので、フリーランス1年生には白色申告をオススメします。

控除額が大きい青色申告に必要な書類とは?

難易度が高いと言われる青色申告ですが、先ほども説明したように青色申告の最大のメリットは10〜65万円の控除額を受け取ることができること。開業届を出しているならば、青色申告をするようにしましょう。

開業届けは独立後1ヶ月以内に提出する必要があります。開業した際には、簡易簿記または正規の複式簿記といった日々の売り上げや経費を記帳する必要もあり、年度の決算書を作っておかなければなりません。

さて、青色申告に必要な書類は、基本的に開業届・青色申告申請書(青色申告決算書は、国税庁サイトよりダウンロードができます)の提出、簡易簿記もしくは複式簿記、決算書となります。

手続きが簡単な白色申告に必要な書類とは?

白色申告に必要となる書類は、収支内訳書と申告書になります。これらの、書類は国税庁のホームページから「確定申告書類作成コーナー」でダウンロードすることができます。

パソコンもプリンターもない場合には、税務署に行けば貰えます。申告者が複数箇所から収入を得ていた場合、添付書類として、源泉徴収票を準備する必要があるので各仕事をした先に発行してもらいましょう。

届いた源泉徴収票をもとに収支内訳書に記載する金額を計算し、分かる範囲は税務署に行く前に記入しておきましょう。分からない箇所については、税務署の係員に質問すると、回答していただけるので安心してください。

ただ、記入箇所全てを係員に聞くのは手間がかかるので、あらかじめ分かる範囲で記入しておくほうが、手続きはスムーズに進んでいくことでしょう。

必要書類は、確定申告後どう保管する?

無事に確定申告を終えた後には、資料の保存を行ないましょう。帳簿や、取引の際に受け取った請求書や領収書などの書類は溜まっていく一方。

これって、確定申告が終わり必要なくなったらどうすべきなのか、と思う人もいるかもしれませんが、確定申告後に税務署から何か指摘があった時のために取っておく必要があります。

請求書は、コンパクトに日付順にまとめておくことをオススメします。また、領収書などバラバラになって邪魔だなと思うものは、用途ごとに分けてノートに貼っておくか、封筒にまとておくと保管しやすいと思います。

これらの書類は、どのくらい保存しておけば良いのかというと、必要経費や収入金額などが記載された帳簿は7年間。領収書や請求書などの書類は5年間保管しなければならないという決まりがありますので、覚えておきましょう。

いかがでしたか? きっと、今年よりは来年の方がスムーズに準備をすることができるはずです。ひとつ、ひとつ壁を乗り越えていけば、「また確定申告か」と頭を悩ませることもなくなるはずです。

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