フリーランスエンジニアの賢い案件の見つけ方とは?
フリーランスになれば場所も時間も自由に働けるってホント!?
組織や会社のしがらみにとらわれることなく、場所も時間も自由なスタイルで働きたい。そう思ってフリーランスになったのに、現実は「仕事がなくなったらどうしよう」と不安の毎日。
仕事を受注できても「自分のスキルで大丈夫か不安」「報酬単価ってどうやって交渉したらいいの?」など不安もつきません。かくいう私もそんな1人かもしれません。
フリーランスは仕事が無い = 収入が無いということに直結するので、ついつい無理な仕事も受けてしまいがち。そうなると場所も時間も自由どころか、「もしかして会社員時代よりも時間にしばられてる!?」という事態に陥ってしまいます。
まずは案件紹介サイトに登録して不安を解消しよう!
「仕事がなくなったら…」という不安を解消するには、まずエンジニア専門のエージェント会社やクラウドソーシングに登録してみましょう。たくさんの案件の中から条件に合った案件を選べるうえ、無料のサポートも充実しています。
ただしエンジニアの場合、紹介される案件は在宅より会社に常駐するタイプが多いので、場所も時間も自由なスタイルを求めてフリーランスになったエンジニアは、「常駐って結局フリーランスじゃないじゃん!」と思ってしまうかもしれません。
でもよく考えてみてください。フリーランスとは、“何でも自由”という訳ではなく、“自立したワークスタイル”というのが本来意味するところ。
常駐フリーランスは、働き方としては派遣社員に似ていますが、契約によって報酬や勤務時間を決めることができる点で立派なフリーランス。働きながら興味のある行事に参加したり、副業だって可能です。
案件の獲得にはフリーランスの横につながりも大切!
常駐フリーランスにしろ在宅にしろ、エンジニアという仕事柄、部屋にこもって画面とにらめっこの時間が多く、人とのつながりが希薄になりがちです。
しかしそれはフリーランスとして働く者にとってマイナス要素以外の何物でもありません。フリーランスとしてやっていくと決めたからには、人とのつながり、そして営業力を大切にすべきです。
例えば、在宅エンジニアならコワーキングスペースを利用すれば、そこでフリーランスのデザイナーやエンジニアと繋がることもできます。
常駐フリーランスでも、IT系の勉強会やイベントにも積極的に参加することで、案件に繋がる出会いがあるかもしれません。
実際そうやって案件を獲得しているフリーランスエンジニアも多いようです。横のつながりがあれば、案件の獲得に有利なだけでなく、自分では請けられない案件を紹介しあったり、場合によってはチームを組んで仕事をすることもできるでしょう。
フリーランスエンジニアの「35歳定年説」ってホント!?
フリーランスエンジニアの方ならきっと一度は聞いたことがある「35歳定年説」。実際は35歳を過ぎても現場でバリバリ働いているエンジニアはたくさんいますが、若い人が現場に多いというのはみんな肌で感じていることのようです。
それはフリーランスエンジニアの現場が体力的に過酷な現場だからというよりも、歳を重ねることでプログラミング言語やシステムの流行廃りへの対応が難しくなってくることを揶揄しているようです。
今、エンジニアの現場で最先端と言われているプログラミングスキルも、数年後には過去の遺物になっているかもしれません。そのとき、求められるスキルに対応できているかどうかが「35年定年説」を払拭できるかどうかのカギになるでしょう。
コードを書くスキルだけじゃない! 英語やPJT管理能力も大切
とにかくコードを書くのが好き、という根っからのエンジニアであれば、新しいプログラミングスキルを追い続けるというのも苦ではないかもしれませんが、誰もが一生そのスタイルを貫けるかというと、それには少し不安もあります。
そんなときは、視点を変えてみるのも1つの策です。システムエンジニアの案件ではプログラミングスキルよりも語学力を重視する外資系の案件も多数あります。
語学力を鍛えて、海外案件も視野に入れてみてはいかがでしょうか? また、現場の管理進行ができるシステムエンジニアの不足を指摘する声もあります。歳を重ねるごとに、人やプロジェクトを管理進行するスキルも、案件獲得の重要なポイントとなってくるでしょう。
システムやプログラミングスキルに流行り廃りはありますが、語学力やプロジェクトの進行スキルは、流行や環境の変化に左右されることもありません。
そう考えると、結局、安定的に案件を獲得し続けるために大切なのは、自分の頑張りだったり、将来の選択肢をしっかり用意しておくということかもしれません。