フリーランスのデザイナーにブログは必要？

フリーデザイナーの仕事受注には、自己アピールが必至

なぜ、フリーのデザイナーの仕事受注にブログが便利なのでしょう。まずフリーのデザイナーとして仕事を受注するためには、自分の作品を見てもらうことが大切です。

例えば、WEBサイトのデザインをお願いしたい人がいるとします。この人があなたの友人だった場合、あなたがフリーでデザイナーだと知っているだけで仕事を発注してくれるかもしれません。

しかし多くの場合、それだけで受注となることはほとんどないでしょう。まずは、あなたがどんなデザインが出来るのか？ あなたのデザインセンスやスキルを知りたいと思うはずです。

新規の仕事を受注する際に、ポートフォリオやサンプルの提出を依頼されるのも、このためでしょう。フリーのデザイナーとして仕事をしていくには、自分はこんなデザインが出来ます！ と周りにアピールする必要があると言っても過言ではないのです。

まず、情報発信をすることが重要

でもせっかくフリーでデザインをやっているのだから、きちんとしたWEBサイトを作りたい！ と思う人も多いでしょう。もちろん、自分のデザインセンスやスキルをアピールするのにWEBサイトの制作は有効です。

しかし、そのようなWEBサイトを作るには、まとまった時間が必要となるでしょう。フリーのデザイナーとして活動し始めると、受注した仕事の制作や打合せはもちろん、事務仕事や営業周りなどやるべきことは沢山あります。

WEBサイトの制作が大切だとわかっていても、つい後回しになってしまうことも。これではいつまで経っても情報発信をすることが出来ず、仕事受注のチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。そのためにも、まず情報発信のためのツールとして「ブログ」を活用することが大切なのです。

フリーのデザイナーがブログに書く内容は？

満足するものが完成するまでに時間がかかってしまうWEBサイトと異なり、パソコンとネット環境さえあれば専門知識がなくても立ち上げられるブログ。では、立ち上げたブログに何を書けば良いのでしょうか？

ちなみにブログ ＝ 日記というイメージをお持ちの人はすぐにその意識を捨てましょう。あなたが芸能人や著名人でもない限り、あなたの日記に興味を持つ人は少ないはずです。

このブログは仕事受注に繋げるためのツールとしてのブログなので、あくまでも内容は仕事に関することに絞るのが賢明です。と言っても「ただいま、仕事募集中です！」「仕事をください！」とこちらの要望ばかり書いても逆効果になるので気をつけましょう。

直接営業に繋がるようなことばかりでなく、フリーのデザイナーであれば、専門のデザインについてや、新しいデザインの技術、デザインに対して思うこと等、あなたの専門分野について書くことをおすすめします。

アクセス数など、ログ解析も積極的に活用しよう！

多くのブログサービスには、アクセス数やどこから（地域など）アクセスがあったか、アクセスされた時間など、ログ解析の機能が付いています。

この機能を参考にすれば、どれくらいの人が見ているのか、どんなキーワードで検索されたのか等が分かります。自分では意識してなかったキーワードで多く検索されていたり、意外な結果に驚くことも。

定期的にチェックして、ブログ運用の参考にすれば、アクセス数は徐々にアップするはずです。ブログを立ち上げた当初は、1日に数アクセスしかないような誰も見られていない状態が続くこともあるでしょう。

しかし、今人気のあるブログでも立ち上げて数カ月の間は、1日数アクセスしかない状態から始まったものがほとんどです。フリーデザイナーのブログなんて誰も興味がないんだ……と諦めずに、ここで踏ん張りましょう。

ブログをあなたの代わりに営業してくれる有能な営業マンに育てあげるには、コツコツと続けることこそが近道なのです。

ブログは鮮度が命！ 定期的な更新を忘れずに！

フリーランスのデザイナーとして仕事が軌道に乗ってくると、ついブログの更新が疎かになってしまいがちです。もちろん、クライアントの仕事を後回しにしてブログを更新するわけにはいきませんが、ブログに営業ツールの1つとして機能し続けてもらうためには、定期的な更新は欠かせません。

企業やお店のWEBサイトやブログにアクセスして、更新が滞っていたら、どう思いますか？ せっかくアクセスしたのに数カ月前から滞っていたら、もう1度見たいとは思わないはずです。

ブログをビジネスチャンスにするには、多くの人に見てもらう、また何度も見てもらうことが大切です。そのためにも、ブログの定期的な更新を心掛けましょう。

時間があるからブログの更新をしよう！ ではなく、営業ツールを育てるための立派な業務の1つとして取り組むことをおすすめします。