元客室乗務員の挑戦! 女性だからといって、理想の働き方を諦めたくない

元客室乗務員の挑戦! 女性だからといって、理想の働き方を諦めたくない
結婚し、子供を育て、そして仕事をする。女性にとってこれらの両立はなかなか難しく、頭を悩ませる問題です。「家庭があるから」「子供がいるから」「未経験だから」……。フリーライターとして独立したばかりのYuka さんは、できない理由を取っ払い、勇気をもって新しい働き方にチャレンジしました。これからの成長を意気込む、彼女の言葉をお届けします!
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振り返れば、なんでもやりたい完璧主義な自分との葛藤

マグカップをもつ女性

好きな仕事をバリバリこなし、綺麗な家に住みたい。仕事では頼りにされたいし、自分を認めてもらいたい。プライベートでは、家は綺麗にしていたいし、家事も育児も頑張りたい。出来れば自分だけの力で。

これが私の理想です。しかし実際にはそんな甘い考えは通用しません。特に女性の働き方は、自分の意思以外の要因が多く、周囲の影響も強く受けます。

結婚、出産、育児、介護。ライフスタイルが常に変化する中で、自分の理想にどのくらい近づけられるのか。わがままな私は、あれもこれもと追い求め、上手くいかない自分にイライラしたり悩んだり、納得できずに落ち込んだりする日々を過ごしてきました。

ちゃんとしたい。認めてもらいたい。ただそれだけなのに、どうして上手くいかないんだろう。もっと時間があれば。フレキシブルに動ければ。もう少しやりくりを工夫すればできるかも。

結婚したとき、女性が働き続けるには、周囲の協力が不可欠だと言われました。それが、女性に優しいと言われる会社であってもです。では頼れない人はどうしたらいいのでしょうか? もやもやした気持ちのまま日々を過ごしていけなければいけないのでしょうか。

時間割を自分で作る! 毎日の時間をコントロールする生活へ

机とパソコン

「自信があるなら独立すればいい」時間の制約、人間関係、給与面での折り合いなどの不満を漏らしたとき、一緒に仕事をしていた上司から言われた言葉です。

今の自分から何かを変えようと思うとき、恐怖と不安に襲われます。安定していればいるほど、失うことが怖くて何もできなくなってしまいます。不満に思ったり、何かを変えたいと思っても、「ま、いっか」とあきらめてしまう。

しかし自分で納得できないのであれば、頑張れるはずはないし、そのまま続けても成長は望めないのではないかと思います。出来る自信とやる気があるならば、一歩踏み出してみてもいいのかもしれません。

幸運にも私の周りには、手本となる人がいました。若くして起業したアウトソーシング会社の社長は、チャレンジ精神のある自立した女性で、傍から見ても充実しているのだろうな、と感じるキラキラと輝いた素敵な人でした。

どうせ私なんてなにもできないと思っていました。家庭があるから。子供がいるから。やったことないから。そんなことは何の理由にもなりません。

時間も仕事も自分で選べる。自分で納得した上で誰のためでもない、自分のための仕事ができるかもしれない。フリーランスとして独立することを決心しました。

全く新しいことへの挑戦

ランサーズに登録した当時、事務の仕事を中心にと考えていました。しかし現実は厳しいものでした。事務仕事自体の案件も少なく、実績を積むにも仕事をしなければ始まらない。

なかなか仕事の依頼がない中で、ランサーズの方々のプロフィールを見て驚愕しました。スキルも実績も桁違い。何年か経験があるといっても、資格も経験もない私には無理だと悟りました。

そこへ飛び込んできたのが、初心者歓迎のライターの仕事です。出来ることから始めてみようと、すぐに提案しました。実は文章を書くのは学生の時の作文以来。

事務時代に触れた文章は業務マニュアルの作成や日々のメール程度で、長い文章を作成する機会はほぼありませんでした。本の虫というほど読書が好きなわけではなく、最初は悪戦苦闘。

向き不向きはあると思いますが、私の場合、文章を書くのは嫌いではないこと。分からないことをすぐ調べる性格、そして意外にも日々のネットサーフィンが役に立ちました。

特に客室乗務員時代の友人との会話はネタの宝庫。流行に敏感なのでとても勉強になりました。好きでいつも見ていたサイトの仕事もあり、参考にしていたメディアでの仕事は単純に嬉しかったです。

自分自身の変化を楽しみたい

ライティングを始めたとき、家族からは心配されました。自分の文章を書くことは、人の役に立つことばかりではない。批判などのネガティブなことがあったとき、耐えられずに疲弊してしまうくらいなら、最初からやめたほうがいいと。

どちらかといえば、黙々と作業するよりは対面で人と交わることが好きな私。やっていけるのか不安で、家族からの言葉に何も言えませんでした。顔が見えないからこそ、メールやチャットでのやりとりは本当に気を使います。

文章だけでは表情や声色が乗らないので、感情が読みにくい。記事を執筆するときも同じだと思います。記憶に残る仕事をしなさい。新入社員のころ、よく言われたことを思い出しました。

機械的な文章ではなく、人の温かみのある思いやりを持った文章を書いていきたいと思っています。誰に何を言われても大丈夫。自分の文章には自信と愛情を持って執筆しています。

ライターとしての喜びも楽しみも、不安や葛藤もこれから経験していくのだと思います。大きな壁に当たって、もうやめたいと思うかもしれません。自分でできると一度決めたことだからこそ乗り越えられると信じています。

そして理想とした仕事と家庭の両立は、これからライフスタイルが変化することによって、さらに実感していくことになると思います。まだ始めたばかり。これからの自分にどのような変化が生まれるのかワクワクしています。

経験がないからこそ、一生懸命になれる

ライターとして頑張ろうと決意した記念に、持ち運びのできるパソコンを買いました。これからの私の成長を見守ってくれる、かわいい相棒です。まだライターとしての経験は3ヶ月ほど。30歳を前に新たなチャレンジをするとは思ってもみませんでした。

現在はキュレーション記事を中心に、ブログなど比較的短い文章の執筆をしています。常にアンテナを張って、いろいろなことに興味を持つようになりました。話題の場所や記事にするテーマはなるべく自分の目で確認しています。ネットでなんでも分かる時代ですが、足を運んで見えるものもあるので。

最近は記事を読まれた方よりオファーをいただくことも増えましたが、経験はまだまだ。ランサーズに登録されている多くのライターさんを見ると、恐れ多くてライターを名乗るのも嫌になります。

それでも最初に記事を読んでもらったとき、お気に入りしてもらったとき、飛び上がるほど嬉しかった。人に自慢した。その思いを胸に頑張っています。

書いた文章の先に、読者がいることを忘れず、誰よりも読者目線に近い私だからこそ手がけることのできる記事を書いていきたいと思います。

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