実録、フリーライターとして月10万円を稼ぐためにやったこと。
私が記事作成で一ヶ月10万円を達成するまで
私は、クラウドソーシングで記事作成を中心に稼いでいます。記事を書くライターの仕事は「書く」ことが中心なので、誰もができる仕事でもありますね。
したがって、他の仕事に比べて単価は低めと言わざるをえません。ただ、それもやり方次第で十分に稼げる仕事でもあります。
今回はライターの端くれとして、記事作成のみで一ヶ月10万円を達成するために成し遂げてきた過程をみなさんにご紹介したいと思います。
一ヶ月10万円までの道のり
まず、ライターデビューはランサーズのタスク案件でした。タスク案件とは、一回限りの単発のお仕事です。アンケートや200文字程度の口コミといった5分くらいでできる簡単な仕事も含まれます。自由な日記記事というのも多く、当時「日記を書くだけでお金になるんだ」と感動しました。
ライターを始めた頃は大学院生でしたので、「研究の合間にお小遣いを稼ぎ、研究書購入の足しになればいいなぁ。」程度に思っていましたね。したがって、金額は気にしておらず、気分転換の一つとして、月々2,3万円程度がせいぜいでした。
ただ、その頃から大学院を卒業してからの進路や生計の立て方について不安を感じていました。そうした不安を解消する手段として、ライターで生活できる最低限の金額を稼げる力が欲しいと考えるようになったのかもしれません。
個人的に、生活できる最低限の金額目安は、一ヶ月10万円くらいかな? と思っていました。そこで、一ヶ月10万円を稼ぐには、どうしたらいいかを考えてみたんです。いきなり一ヶ月10万円と聞くと、大金のように感じますが一ヶ月はおよそ30日。10万円を30日で割れば、1日に3333円ほどになります。
つまり1日3000円強を稼げれば、一ヶ月10万円を達成することが可能になるわけです。さらに、1日3000円強を稼ぐために、自分が割ける時間を算出しました。平日でいえばおよそ3時間。
そうなると、1時間あたり1000円程度の時給がもらえる仕事が望ましいということになります。ここまできて、1時間作業して1000円程度稼げる仕事をなるべく選ぶようになりました。
しかし、それに見合う単価の案件を探すのは、はっきり言って至難の業です。お仕事を発注してくださるクライアント側からすれば、安くて早いことに越したことはありません。それゆえ、最初は単価が安くても引き受け、次第に単価を上げていただくよう努めました。
最初は1記事1000文字500円程度だったところから、文字数アップ+文章構成のレベルアップで2000文字1200円に上がった例もあります。中には、金額アップを了承してもらえないケースもありましたが、ランサーズ等では仕事の実績が表示されるため、数をこなしていくうちに自分に見合うお仕事をオファーしてもらえるようになりました。
今はだいたい時給800円〜1200円程度、記事の文字数としては1記事1000文字〜2000文字の案件を担当しています。
10万円に到達するまで苦労したこと&ノウハウ
文章を書くこと自体は好きなので、苦労という苦労はありません。ただ、10万円という金額を具体的に稼ぐとなると、気が向いたときに仕事をすればいいというスタンスでは難しいといえます。
また、多少なりともメールやスカイプといったツールでコミュニケーションをとる必要性も出てきます。社会人経験があろうがなかろうが、ビジネスマナーの基本は押さえておくべきでしょう。特に、仕事依頼等についてはクライアント側が一般企業であることも多いので、連絡をとるタイミングは一般企業の慣習のまま行うようにしています。
すぐに返信が欲しい時に土日は避ける、平日のレスポンスは素早く行う程度ですが、業務の進行がスムーズになり、土日は集中して記事作成に取り組む時間の余裕も生まれました。
それから、記事作成だけで10万円を稼ごうと思うと、必然的にいくつもの仕事を掛け持ちすることになります。個人的にはだいたい、常時5つほど抱えています。複数の仕事を同時にこなすようになってから、締切を守れるよう、スケジューリングを重視するようになりました。
他の予定と同じようにスケジュール帳で管理していますが、多色ボールペンを使い、現在副業については緑で記述して、すぐに分かるようにしています。また、様々なトラブルに備え、きちんと連絡がとれるクライアント様とお付き合いさせてもらっています。
なお、私は海外で仕事をしていた時期も、継続的にクラウドソーシング上でお仕事をしていました。もちろん、不安定な雇用状況の保険ではありましたが、海外でアルバイトを探そうにも簡単に見つかるものではありません。
その点、クラウドソーシングであれば、パソコンとネット環境のみで仕事をすることが可能です。海外ではWi-Fiが十分に整備されておらず、場所によってはネット環境が不安定というハンデがあります。
しかし、時差等を考慮しながら仕事をすれば、日本と変わらぬ環境で仕事ができる大きなメリットもあります。何より海外にいても、日本円で稼ぐことができるのは精神的な安定にもつながりました。
いざという時引き出せるお金が口座に入っているからこそ、海外で仕事をするという自由も手に入れることができたように思います。ライターである程度稼いでいくには、必要最低限のことは守り、常に自分のレベルアップを測ることが大事です。
しかし、それさえクリアしていれば、ある程度の自由度をもってライター稼業を謳歌することも不可能ではない点がとても気に入っています。まず初心者の方は、単価アップを視野に入れつつ、素直にお仕事に取り組んでみることをオススメしたいです。