商業文筆だからこその楽しみ方を見つけた、23歳の若きフリーランス。

商業文筆だからこその楽しみ方を見つけた、23歳の若きフリーランス。
いわゆる普通の就活に疑問を抱き、気がつけば文章を書くことを仕事にした23歳。大学を卒業してわずか半年ながら、企業内での文章制作、小説家としての文筆、フリーライターとしてのライティングを並行しています。自分らしさと企業の求める文章の間で揺れ動いた彼女が、自ら導き出した書くことの楽しみ方とは?
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文字で食べていくという生き方

現在23歳、大学を出て半年ほどになる私。小説家、ライターとして執筆活動を行っています。元々は”普通”に就職するつもりだったのですが、身体が弱かったこともあり、いつのまにか文筆業が本職になりました。今のところは教育・就活関連の企業でライターをしながら、フリーランスとしてクラウドソーシングにおけるライター活動を並行して行っています。

ゆくゆくは小説一本で、と考えてはいるものの、目下お仕事を選ばず文字を書いている、といった日々。

企業で「書く」のははたして私か?

在籍している会社では、教育・就活関連の記事を担当しています。どちらかというと私は”意識高い学生”をよしとする現在の就活シーンには懐疑的でした。

自分が就活をしていた時期の経験もあり、「今の就活って実際どうよ?」なんて問題提起をすることも。同じような想いを持つ学生さんからは支持をいただくことはあれど、やっぱり社会の流れには勝てません。

そのため、会社としての意向を汲んで名義を幾つか持ち、”意識高い学生”に向けた”意識高い記事”を書くことがほとんどです。私のカラーを求められているというよりは、私の文章で、会社の意見を書くというのが根底にあるのです。

つまらないなあとは思いつつ、それがお仕事だと割り切っているのが現状です。

フリーランスで「書く」

フリーランスで執筆をはじめてからはまだ3ヶ月ほどなのですが、自由度の高さに驚いています。ある日は20代向けのファッション記事をライティングし、翌日はかっちりした教育論についての記事を書く、というようなスケジュールです。

自分のタイプとは掛け離れたファッションを扱ったり、特に興味を持っていなかった芸能人について調べたりと、はじめは少々戸惑いました。

フリーランスというと、「好きなものを好きなように書いている」というイメージを持っていたのですが、どちらかと言うと与えられる自由なテーマの記事を、自分なりに扱うとどんな文章になるのか、という実験的な意味合いが強いように思います。

今のところはまだまだ、案件を取捨選択できるほどの腕はないため目下修行中といったところです。

「見えない」在宅ワークの怖さ

身体が弱かったこともあり、現在の週に数日会社で働き、残りの日は家でライティングする、という在宅ワークメインのスタイルは自分には向いているのだろうな、と考えています。

しかし、在宅であるがゆえにしっかりとスケジュール管理をしないとオーバーワークになってしまう現実があり、そのあたりの予定の詰め方を難しく思っています。

人と比べればライティングは早い方だと言われることも多いのですが、そのために仕事を詰め過ぎてしまうということも……。特に、はじめて頂く案件についての理解が足りないと、予定よりずっと時間がかかってしまったりと手探りの部分が多く、すべての分野に精通するにはまだまだかかるのだろうな、と考えています。

会社で仕事をしていれば、仕事をしている姿を見ることで「この案件は苦手そうだな、時間がかかっている」「こちらの分野は合っていそうだ」というイメージを元に、自分にあった仕事を割り振られることがほとんどです。

しかし、クラウドソーシングでは面と向かって仕事をするわけではないため、自分で案件をひとつずつ吟味して考える必要があります。クライアントとしては、同じ教育関連の案件であればすべてOKだろうと考えてご依頼くださることも多いので、ひとつひとつ苦手な分野を潰していかなければ……と考えています。

カラーにとらわれない自分を楽しむ

23歳の女性フリーライター

型にはまった記事を要求されていた企業付のライター業務と違い、フリーランスでのライティングは本当に自由。クライアントによっては、全く予想もしていなかったタッチでのライティングを求められることもあります。

フリーとして仕事をさせていただくようになったはじめの頃は、「クライアントにあった文章」を追求してライティングを行っていました。しかし、それでは会社でライティングしているのと同じようなストレスを抱えてしまっていたのも事実です。「この記事は、どうして私が書いているんだろう?」と考えることもしばしばでした。

しかし、私が全く触れたことのない分野の記事をライティングした時、クライアントさんから「今回の記事、反響が良かったみたいです」というお知らせをいただきました。私としては、手探りで書いた記事。そんな私でも「目新しい」記事として読者さんに受け入れてもらえたのです。

この時から、私はクライアントごとの「自分」を楽しむことを目指すようになりました。クライアントさんからはもちろん、読者の方からは「私」の姿は見えません。タイミングによって、様々な自分を演じるような感覚で、フリーランスの仕事を楽しめるようになったのです。

「小説家」と「ライター」

私は(一応)職業小説家、です。もちろんまだまだひよっこではありますが、自分の書いたものだけで食べていこうと考えています。小説の執筆とフリーランスのライティング、一見「書く」こと以外は共通点のない似て非なるものです。

しかし、ライターとしてのお仕事も小説に良い影響を齎してくれていると感じることが多くあります。小説を書くとき、私は大抵ひとりです。長い期間、自分を見つめ直すような作業が続くこともあります。「知らないことは書けない」ため、そのままの自分ではどうしても幅の狭い文章になってしまいます。

そんなとき、フリーランスでいろいろな案件をいただくことで、全く予想もしていなかった世界に出会うことがままあるのです。たとえ普段の私が「つまらない」「好みではない」と切り捨ててしまうものでも、仕事となれば別。

しっかりと調べて、記事を書くことになります。すると、自分とは掛け離れたキャラクターが生まれたり、思いもよらないアイデアが浮かんだり、ということがあるんです。

目標としては、「小説家」で食べていくこと。それには、一流だと胸を張れるようなライティング能力を身につけることがそのいちばんの近道なのかも、と考えています。

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