都会と田舎のノマドに違いはある?大都市と地方の働き方を比較

【大阪・都市部】仕事部屋で原稿を書く毎日
ぼくはライター業をメインにフリーランスとして仕事をしています。月間で執筆するブログと原稿の本数は300本!基本的には自宅の仕事部屋にこもって一日10時間、多いときで18時間原稿を書き続けています。
ノマドワーカーには「自宅にいるとマンネリするし、アイディアが沸かない」と言う方も多く、毎日のように近所のカフェに出掛けて仕事をしている人も多いですが、ぼくは安心できる場所で仕事をする方が集中できるタイプです。
なかには守秘義務契約によって、原稿の内容を外部に漏らしてはいけないデリケートな仕事もあるため、自宅であれば好きな音楽を聴きながら、安心して仕事をすることができます。疲れが溜まってきたときに、「あぁぁぁーーー!!」と叫びながら、体を伸ばすのも自宅であれば安心です。
【大阪・都市部】気分転換には都心の青空オフィスか海外へ
仕事の打ち合わせや会食の予定が詰まることによって、多いときで週に4日ほど外出をすることもあります。しかし原稿の執筆依頼が増えてくると、あえて予定をブロックして仕事部屋にこもるのですが、ぼくも人間ですから、ときには気分転換をして頭を活性化したくなるときがあります。
そのようなときは大阪のなんばや梅田などの都市部に出かけて、まずは街の中を歩いて人を観察したり、人気商品を見て回ります。多くのノマドワーカーはカフェに入り、空調のきいた場所でコーヒーを飲みながら仕事をするようですが、ぼくはあえて野ざらしの場所を選びます。そう……青空オフィスです。
外で仕事をすると日光を浴びることもできるし、道行く人の様子が観察できるので、リラックスしながら原稿を書くことができます。きっと普段は仕事部屋にこもっていることで、外に出るときにはその対極にある環境を欲しているのでしょう。そして時間を見つけては海外にも出かけ、その土地で文章を書くのです。これがぼくなりの働き方のデザインです。
【高知・限界集落】自宅のアトリエでイラストと文章を描く
高知の山奥で「地方創生」をテーマにしたブログ作家として活躍する友人・ヒビノケイコさんは、高知の限界集落に自宅兼アトリエを持っています。フリーランサーとしてオリジナルのイラストと文章を描き続け、毎日インターネットで発信し続けている大人気アーティストです。
毎日アトリエでブログ作品を作り続けている彼女に、「フリーランスの在宅勤務で気に入っているところはありますか?」と質問してみたところ、「一歩外にでると旅に出たかのように雄大な自然の中に身をおけ、土を踏みしめているうちに生きてる実感を感じられる。
それが特別じゃないところに、暮らしと仕事が混じったトータルの幸せを感じます。」とコメントされています。彼女にとって住空間と労働空間へのこだわりはなく、ごく自然に働き方をデザインしていることが伺えました。
【高知・限界集落】ハンモックで昼寝。ときには移住者のカフェへ
そんな彼女でも疲れが溜まったときは、ベランダにあるハンモックでお昼寝をしたり、暑い時期はシャワーを浴びてリフレッシュをしているそうですが、都市部で生活している人間からすると想像もつかないサバイバル生活ですね。
そして気分がのらないときは、近所のカフェに出かけてノマドワーカーになることもあるそうです。高知県の限界集落には、いま移住者によるオシャレなカフェが続々とオープンしているようで、違う土地から移住してきた彼らと出会い、会話をしながら仕事をすることでリフレッシュできるのだとか。
「今日の気分はココ!」と感じたカフェに足を運んで、いつもとは違う空間で文章とイラストを描くのです。ブログタイトルの「人生は自分でデザインする。」というネーミング通り、ワークスタイルも自分でデザインされていました。
本原稿も前半は大阪で、後半はマニラで執筆しました
インターネットを利用して仕事をする人にとっては、もはや「住む場所」は問題ではありません。そしてクラウドソーシングのランサーズのようなインターネットから仕事を受発注できるサービスが進化したことで、今後もこの流れは加速するでしょう。
そして実はこの記事は、フィリピンのマニラで書いています。急遽仕事の商談と会食が決定して飛ぶことになったため、本原稿の前半部分は日本(大阪)で書きましたが、後半部分はフィリピン・マニラのタクシー内で書くという、何とも不思議な体験をしました。
ほらほら、やはり仕事をする場所は自分自身で選択し、デザインできる時代ですよね!