副業のヒント満載 お勧め書籍4選

副業のヒント満載 お勧め書籍4選
本業以外にもう一つ副業を持つ。これは多くの方が実践しているそうですが、実際に副業と言っても内職的なものから在宅作業のようなもの、日雇いでできるアルバイトなど業種も雇用形態も様々なのではないでしょうか。何から始めていいかわからないけど副業を持ちたい(いづれ、それが本業になったら尚素敵…)という方には特におすすめの本をご紹介します。
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フリーランスにおススメの本が、実は副業にも参考になる!

『ど素人でも稼げるネット副業の本(著者/中野貴利人、山下久猛:翔泳社2014年)』という本がにわかに話題になった昨年、巷には副業で稼ぐ方法の本や情報商材が溢れています。

目を通してみると、とても詳しい連絡先まで記載してあるものから、結局、情報止まりで活用には至らないものまで色々ありますが、読まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今はネットで情報を集めることが容易な時代です。副業の色々な体験談や裏話、仕事情報に関してはネットでも情報収集は可能ですが、副業として実際に始める場合や、副業がいつしか本業に変わっていく転換期に必要になることといったら何があるでしょう。

その1つが「フリーランスとしての仕事」をやっていくために必要なバイブルです。そこで、直接的な副業情報の本ではなく、手元に置いてこれから先も度々読み返したくなるような本を4冊ご紹介していきます。

フリーエージェント社会の到来(著者/ダニエル・ピンク)

クリントン政権下、ゴア副大統領の「主席スピーチライター」を務めたダニエル・ピンクが全米をヒアリングして調査しまとめた現代社会論の本であり、同時に未来型の社会論ともいえる1冊です。

20世紀には米国社会では組織型人間が規範とされていた中で「21世紀はフリーエージェントの時代」つまり副業が当たり前の時代と予想しました。私たち日本人から見ると、もっと副業が活発だったように見える米国でも、20世紀は組織型人間が中心であったことがわかるこの本。

今こうした副業、フリーエージェントなスタイルが浸透した時代に読み返すと、ダニエルの先見の明は元より、まさに今、私達がその時代を生きていることに感慨深くもなれる本です。(池田千秋訳/ダイヤモンド社:2002年)

21世紀の歴史(著者/ジャック・アタリ)

2050年、2100年、世界の中心都市はいったいどこか。国家や資本主義、宗教、民主主義はいったいどうなっているか。ヨーロッパ復興開発銀行の初代総裁で経済学者、思想家、作家でもある別称「ヨーロッパ最高の知性」といわれたジャック・アタリ。

彼が書いたこの本は、ダニエル・ピンクの次にフリーエージェントやノマド、副業について記した本と言われています。フリーランスや副業を始めようとする方はぜひ目を通しておくべき1冊と言えます。ソ連の崩壊や金融バブル、新たなテロの脅威、そしてインターネットによる世界全体の変化を見事に的中させてきたジャック・アタリ。

彼の本を読むことで、今後の未来を予測し、生き抜いていくためのフリーランス・副業という働き方を見直すことができるのではないでしょうか。(林昌宏訳/作品社:2008年)

ノマドライフ(著者/本田直之)

仕事を一か所に定めず、自由な場所で仕事をするスタイル「ノマドライフ」という言葉は徐々に浸透してきました。同時に本業と並行し別の仕事を行なう「副業」を始める人も増えてきました。

この本で出てくる、遊牧民という意味を持つ「ノマド」という言葉通り、今はパソコンさえあれば世界中のどこでも仕事ができる時代。「ノマド」という言葉を巧みにブランド化した代表のような人が著者の本田直之氏ではないでしょうか。実際に著者が15年かけて実現してきた、自由な生き方、自由な仕事の仕方。

「ノマドライフ」への移行の方法や体験談を公開しているハウツー本のような存在でもあります。現代に「自由」を求めつつ人生を謳歌できるための「稼ぎ」も確保しなければいけないという、フリーランサー達にはだかる問題の解決を仰ごうと、現在も著者の講演は満席が相次いでいます。

「ノマド」だけではなく「副業」を始めようという方も、読んでみる価値のある本ではないでしょうか。(朝日新聞社:2012年)

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。(著者/きたみりゅうじ)

著者である「きたみりゅうじ」氏が税理士さんと対話する形式で、確定申告について初心者でも解りやすく書かれた本として人気の1冊です。確定申告は「副業」を始めるならば理解しておかなくてはなりません。

しかし、確定申告や税金の問題は、ネットで調べても用語や数字の羅列が難しかったり、言い回しが曖昧な箇所があって、個人レベルで理解するのが難しいことも多々あります。そんな課題に対し、本書では対話形式で展開される著者の質問と、分かりやすく解説してくれる税理士さんの言葉で、理解を進めることができます。「副業」を今から始める人にとってはありがたい1冊。

今まで謎だった部分や、グレーだった部分も透明化されると評判です。確定申告、税金問題…。難しくて理解できない、という人にはおススメの本です。(日本実業出版社:2005年)

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