初めての確定申告はやり方なんて知らなくて当然!

初めての確定申告はやり方なんて知らなくて当然!
副業を始めるとついつい見落としがちなのが「確定申告」。税申告なんてなんだか難しそう...。そう思っている人はきっと多いですよね。だからこそ初めての確定申告のやり方なんて知らなくて当然!という楽な気持ちで臨んでみてはいかがでしょうか。
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初めての確定申告に挑戦するにあたって

一般的なサラリーマンやOLなら確定申告は会社の総務が代行してくれています。だから、毎年きちんと申告は行なわれているのですが、このことがかえって、確定申告の重要性や必要性に対する意識を希薄にしてしまいます。

いざ副業を開始すると結構な高確率で「申告漏れ」を招いてしまい、あとで追徴金の請求が来て真っ青になってしまうというケースも珍しくありません。

まず、所得税は一年間のトータルの収入を合算して納税するという決まりをしっかりと覚えておきましょう。また、申告の際には本業や他にも収入があれば全て申告の義務が生じますので、「源泉徴収票」や「所得を証明するもの(一年分)」が必須になります。

これらは、事前に準備しておくのを忘れないようにしましょう。後で各地域の税務署で係の人が付きっ切りで申告用紙の書き方を教えてくれますから、安心してください。

確定申告の「青色申告」と「白色申告」

ここで初めての確定申告に臨むにあたって、覚えておくべき重要な点をもう一つ。先にも述べたように企業の正社員やアルバイトのように「雇われる」場合と、フリーランスのように「個人事業主として副業を行なう」場合とに分けられるということです。

正社員やアルバイトの場合はいわゆる一般的な「確定申告」を行なうのですが、フリーランスの場合は個人事業ですので、所得税の申告は「青色申告」と「白色申告」の二種類に分けられます。

「青色申告」の場合、所得控除の面で有利だと言われていますが、「申請書の提出」と「複式簿記での帳簿付け」という手続き上の面倒な作業があります。

したがって、フリーランスで副業を考えている場合は「白色申告」での申告の方が多くなると考えられます。一般の確定申告と事業所得申告(「青色申告」や「白色申告」)では申告書や会場が異なってくる場合があるので事前確認はしっかりと行ないましょう。

二回目以降の確定申告はe-taxを利用しよう!

確定申告は毎年二月に行われていますので、会場と期間はしっかりと確認しておくようにしてください。(大都市圏では税務署以外に特設会場が設けられるケースもあります)

申告に必要な書類は「申告用紙(当日会場でも受け取れます)」、「年収を証明するもの(源泉徴収票など、本業の分も忘れずに!)」、「印鑑」、「本人確認書類(免許証や保険証)」などになります。

初めての確定申告では次回以降e-taxでの申告を強くプッシュされます(行ってみると分かりますが会場は戦場と化しています)。

e-taxでは申告用の個人番号が必要で、利用することを了承すると番号がプリントされてガイドブックと一緒に渡されます。これで自宅のパソコンから申告できるようになるので、申告のために仕事を休んだりわざわざ会場に足を運んで長時間待たされるという手間はなくなります。

初めてとはいえ「うっかり忘れた」は通用しません!

「納税」は国民の三大義務の一つ!「初めてだからついうっかり忘れた!」は通用しません。わざとじゃなくても脱税行為とみなされることもあり、脱税は重大な刑事罰に問われかねない事案となってしまいます。

さすがに初犯だと刑事訴訟まではいかなくとも、追徴課税に修正申告と余計な手間とコストがかかってしまうことには変わりないので、くれぐれも確定申告を忘れるなんて事態にはならないよう十分に注意をしてください。

今回は「副業」を前提としたお話なので、フリーランス(在宅ワーカー等)でも法人設立していない前提でお話を進めています。したがって確定申告の際の優遇措置(保険料控除など)は本業の年末調整で申告されているというのが大前提です。

しかし、フリーランスの多くが当てはまる「白色申告」の場合は必要経費が認められる場合があるので、「副業」で利用した「交通費」や「備品代」「交際費」などはきちんと領収書を保管しておくようにしましょう。

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