フリーランスが知っておきたい、請求書の基本

フリーランスが知っておきたい、請求書の基本
独立開業をして、いざフリーランスに!仕事への意気込みはとても重要なことですが、フリーランスになったらしなければならないことがたくさん増えます。請求書もそのひとつです。これまで会社員なら経理担当者がやってくれたこと、すべてひとりでやらなければなりません。最低限知っておきたい、請求書のことをチェックしておきましょう。
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請求書が決める!フリーランス必勝の秘訣

たかが事務作業、されど事務作業。フリーランスになると、目の前の仕事=料金が発生する仕事にだけ没頭するわけにはいきません。ともすれば軽視しがちな事務作業は、苦手な人も多いかと思います。なかでも一番重要といえるのは請求書です。なにせ、どんなにカンペキな仕事をして、クライアントに納品完了をしたところで、請求書がなければ利益が入りません。フリーランスにとっては、遅れることは死活問題!きっちり仕事をするのはもちろんですが、最後までストレスなくスムーズに進行できることが、フリーランスとしての仕事なのです。

クライアントの仕事をすすめたい気持ちはよくわかりますが、一つ一つ、きちんとこなすことが将来の仕事につながっていきます。もちろん、フリーランスの身軽さを最大限生かすならば、会計や経理のクラウドサービスやソフトウェアを使うことをオススメします。フリーランスとして、信頼を得るためにも、ぜひきちんとした請求書を準備しましょう。

フリーランスの請求書のチェックポイント(1)日付

請求書を作成する前に、必ず確認しておかなければならいのは、クライアントの締日と支払日、金額です。

この2点は、必ず一番最初の契約をするときに、しっかりクライアントと話し合い、確認をしておきましょう。見積書や発注書というかたちで、きちんと文書に残しておくことをオススメします。

請求書の日付は、クライアントの締日として、支払日までにきちんと請求書を送りましょう。郵送なのか、メール添付でいいのか、しっかり確認をしておく必要があります。請求書が遅れると、利益が遅れるということ!フリーランスにとっては、死活問題です。しっかりと確認をしておきましょう。

フリーランスの請求書のチェックポイント(2)金額

金額に関しての部分でいえば、納品完了後の修正や追加作業についての追加料金の発生など、あとからみてもきちんとわかるルールを作っておくのが、トラブルを防ぐもとです。

特にフリーランスは、自分で自分の身を守らなければなりません。契約の確認のツメの甘さが原因で、最後に自分の首をしめてしまうこともあります。また、フリーランスの請求書での原稿料やデザイン料は源泉徴収の対象となります。

報酬金額100万円以下ならば、10.21%の源泉徴収額を引かれます。フリーランスとしての仕事上、コーディングやデザインなど、作業ごとに源泉徴収の対象になるのかどうかは、クライアントと事前に確認しておきましょう。

消費税に関しても、きちんとわけたフォーマットでの請求書作成をすれば、源泉徴収額は、消費税を除いた金額に対して課税されることが認められています。源泉徴収は、報酬を支払う側の義務ですが、フリーランスとしてしっかり知識をもっていれば、のちのちの確定申告のときにも慌てずに準備ができますね。

請求書ひとつとっても、フリーランスがきちんと社会で働いている証になります。請求書が自分の顔のようなものだと思って、最後まできちんといい印象を与えることで、次の仕事につなげましょう!

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