ここまで活用できる。クラウドソーシングの活用事例

2014.02.07

クラウドソーシングの活用事例は年々増え続けており、2008年、日本に登場して以来幅広い層のワーカーが利用しています。企業・労働者双方にとってメリットのあるビジネスモデルとして、多くのユーザーにとって有意義なものとなっています。ここでは、どのようなケースで活躍しているのかを見てみましょう。

育児中、休職中の在宅ワーカーが専門性の高い仕事をする

クラウドソーシングによくある事例であり、基本的な考え方として、育児中やケガなどによって会社に就職することが難しい状況にある人の仕事の創出が挙げられます。スキルがあっても収入を得ることができなかった人たちの新しい雇用形態であり、在宅で働けるというメリットがあります。請け負う作業者のスキルに応じて専門性の高さを選ぶことができるため、無理のない範囲で業務にあたることができます。

地方や海外から都心部の仕事が受けられる

通常、都心部で発生した仕事は地方へ再分配されることなくその地域内で完了するものです。しかし、一か所に集積された状態では業務の偏在が起こってしまうため、クラウドソーシングのようなサービスが登場したのです。上述したように育児中、休業中といったケースでなくても、プロフェッショナルなスキルを持った地方在住のワーカーが仕事を請け負うことができます。

シームレスな業務によるビジネスの円滑化

一般的なビジネスの現場では、エンドクライアントと作業者の間に複数の利害関係者がいます。営業担当者や事務職などから計算すると、本来作業に対して支払われるべき報酬は限られてしまうことがあります。また、クライアントの希望する内容が100%理解できるとは限りません。クライアント側も納品物の仕様が作業者に伝わらない原因になりますし、作業者側も修正を要求される可能性が高くなります。

また、複数の利害関係者が携わる工程を省略することで、発注するクライアント側はコストが抑えられるというメリットがあります。一方、作業者側にとっても業務に対する報酬額が増えるため、双方にとって有意義なものとなります。このことから、企業に縛られない働き方を求めている人がクラウドソーシングを利用しているケースもあるのです。