SHARE

営業メールの例文・テンプレ集!新規開拓/初めて送る営業メールと書き方

営業メール
新規顧客を獲得していくうえでは、営業メールは非常に大切なツールになります。なぜなら、営業メールは電話営業や飛び込み営業と比べて、相手にかかる負荷が少ないためです。

営業は相手への配慮が欠けると、それだけで心証を悪くしてしまいます。だからこそ、営業において営業メールは重要になるのです。

しかし、営業メールを送るときには注意しなければいけない点もあります。それが書き方です。

本記事は、営業メールの例文やテンプレートを解説しています。

本記事を読むことで、営業メールの書き方とコツが理解できます。新規顧客獲得に繋がる営業メールを作成して、効率よく営業を進めていきましょう。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロに直接頼める!

営業メールとは?

営業メール
営業メールとは、メールを用いた営業活動を指します。営業電話や飛び込みの営業と違い、営業相手への負担を軽減できる強みがあります。読み手の都合に合わせて読めるメールは、忙しいビジネスの世界において有効なツールの1つです。

しかし、営業メールについて知っておきたいポイントが3つあります。

  1. 営業メールの特徴と作法
  2. 営業メールのメリットとデメリット
  3. 営業メールを使った新規開拓の方法

営業メールの知っておきたいポイントについて具体的に解説していきます。

1.営業メールの特徴と作法

営業メールは、非対面で行う営業手段です。非対面だからこそ、対面時よりも作法に気を配る必要があります。特に作法が守られていないことで、メールが読まれない可能性が高まることもあるので、注意しましょう。

当然ですが、営業メールは読まれない可能性もあります。メールを開いて数行読んだだけで離脱されることも珍しくありません。もちろん、読まれなかったり離脱されたりする理由には、さまざまな要因がありますが、書き方に気をつけることで、防げる部分もあります。

つまり、書き方によって効果が変わってくるのです。だからこそ営業メールを送るときには作法が大切になります。

しかし、作法といっても難しく考え過ぎる必要はありません。基本的なビジネスマナーと、忙しい時間を割いて読んでもらうという感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

2.営業メールのメリット・デメリット

では、続いて営業メールのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリットデメリット
・時間や場所の調整が必要ない
・テキストとして残る
・アプローチできる数が多い
・読まれない可能性もある
・コミュニケーションが取りづらい
・送信数が多すぎると信用を失う可能性がある

大きなメリットとなるのが、時間や場所の調整が必要ないということです。時間や場所の調整が必要ないため、好きなタイミングで営業活動が行えます。結果的にアプローチ数を増やすことにつながるのです。

一方デメリットの中で、特に気をつけておきたいポイントは「送信数が多すぎると信用を失う可能性がある」点です。受け取った側の都合で読めるからといって、制限なしに送るのは避ける必要があります。

受信したメール数が多すぎると、受け取った側にとっては迷惑になるためです。相手の迷惑にならないように送信するメールの頻度には注意しましょう。

3.営業メールを使った新規開拓

営業メールが最後まで読まれる可能性は、それほど高くありません。しかし営業メールで効果を出している企業が多いのも事実です。では、違いはどこにあるのでしょう?

いくつか要因がありますが、中でも読み手がメリットを感じられるメールを送ることが大切です。

新規開拓を目指すためにも、まずは顧客にメリットを伝えられるように、自社の商品やサービスの魅力を洗い出していきましょう。

シチュエーション別の営業メールの例文・テンプレート7選

では、実際に営業メールの例文を見ていきましょう。ここでは、状況別に7つの具体例を紹介します。

1. 新規開拓を行う際の営業メールの例文・テンプレート

では、新規開拓を行う際の営業メールを見ていきましょう。

〇〇株式会社
ご担当者様突然のご連絡を失礼いたします。私は株式会社○○の△△と申します。
この度は当社との新規のお取引をご検討いただきたくご連絡を差し上げました。

弊社では〇〇という製品を提供しております。
〇〇を導入していただくことで、貴社の〇〇業務の大幅な効率化が期待できます。
まずは情報収集の一環として、お時間をいただけないでしょうか。

詳細をご希望の場合は、以下のメールまでご連絡いただけますと幸いです。
なお、当社の事業内容につきましては、添付いたしましたPDF資料をご覧ください。

略儀ではございますが、まずはメールにてご挨拶を申し上げます。
ご多忙の中とは存じますが、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

※署名

2. アポイントを目指す際のメールの例文・テンプレート

続いて、アポイントを目指す際のメールを見ていきましょう。

株式会社○○
ご担当者様突然のご連絡にて失礼いたします。
株式会社○○にて営業を担当しております△△と申します。貴社が展開されている○○事業に関しまして
何かお役に立てることがあるのではないかと思い
まずはご連絡させていただきました。

弊社では△△業界のお客さまを中心に弊社の〇〇を多数導入していただいており
○○を最大で○%改善した実績がございます。

もし貴社が同様の課題をお持ちであれば、一度ご説明させていただければと考えております。

下記の日程でご都合のよい日はございますか?

〇月〇〇日
〇月〇〇日
〇月〇〇日
〇月〇〇日
※所要時間は1時間ほどを見込んでおります。

上記日程以外でも、ご都合のよろしい日程がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。

突然のご連絡にてたいへん恐縮ではございますが
何卒よろしくお願い申し上げます。

※署名

3. 既存顧客への営業メールの例文・テンプレート

続いて、既存顧客への営業メールを見ていきましょう。

株式会社〇〇
△△様いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の△△です。この度、弊社では〇〇という新サービスを開始しましたので
ご連絡を差し上げた次第です。

〇〇の導入により、貴社の業務の効率化が進むのではないかと考え、
一度無料トライアルをご利用いただきたくご提案させていただいております。

無料トライアル期間内は、すべてのサービスをご利用いただけます。
ぜひご活用ください。

お申し込み方法につきましては以下のURLからご確認ください。

詳しい資料につきましては、添付いたしましたPDFに記載しておりますので、ご検討ください。

今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

※署名

4. 商品・サービスの提案を行う際のメールの例文・テンプレート

続いて、商品・サービスの提案を行う際のメールを見ていきましょう。

株式会社〇〇
△△様突然のご連絡失礼いたします。
株式会社〇〇の△△と申します。弊社では〇〇という製品を販売しております。

ぜひ当社の商品を△△様にお使いいただきたく
製品デモのご案内についてご連絡を差し上げました。

今回ご提案させていただく製品「××」は、〇〇という特徴があり
これによって業務の効率化を実現します。

この機会に、ぜひお試しいただければと考えております。

ご連絡いただけましたら
すぐにデモ環境の用意をいたしますのでご検討いただけますと幸いです。

ご多忙の中とは存じますが
詳細をご希望の場合にはお返事を頂戴できますと幸甚です。

何卒よろしくお願い申し上げます。

※署名

5. リマインドを行う際のメールの例文・テンプレート

続いてリマインドを行う際の例文を見ていきましょう。

株式会社〇〇
△△様いつも大変お世話になっております。
〇〇株式会社の△△でございます。先日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

先日、お電話でお話させて頂きました打ち合わせの件ですが
お約束の日時が近づいて参りましたので、あらためてご案内申し上げます。

〇月〇日(月)
13:00から
弊社第二会議室

当日は、よろしくお願い申し上げます。

※署名

6. フォローメールを行う際のメールの例文・テンプレート

続いて、フォローメールを行う際の例文を見ていきましょう。

株式会社〇〇
△△様いつもたいへんお世話になっております。
本日、貴社にお伺いした〇〇株式会社の△△です。本日はお忙しいなか、打ち合わせのお時間をいただきありがとうございました。

貴社の現状や課題をお聞かせいただきまして、心から感謝申し上げます。

本日、弊社の製品についてご説明いたしましたが
疑問点や不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

貴社のお力になれますようにますます精進してまいりますので
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

※署名

7. セミナーへの参加を促す際のメールの例文・テンプレート

続きまして、セミナーへの参加を促す際のメールを見ていきましょう。

突然のご連絡失礼いたします。
株式会社○○の△△と申します。弊社では〇〇業界の業務効率化のお役に立てる製品を販売しております。この度、新製品〇〇を使った業務効率化セミナーを開催するはこびとなりました。
××様にもぜひご参加いただきたくご連絡差し上げた次第です。

〇月〇〇日(月)
13:00~
〇〇文化センター2階

参加をご希望の場合は
お手数ではございますが〇月△日までにご連絡いただけますでしょうか。

お忙しい中、たいへん恐縮ですがご検討いただけますと幸いです。

※署名

営業メールの書き方の5つのコツ

名刺交換
営業メールは読まれない可能性もあります。そこで、覚えておきたいのが営業メールの書き方のコツです。コツを押さえた営業メールを作成することで、読まれる可能性を高められます。

またコツを押さえることで、メールを読んだ人が次に起こすアクションをイメージしやすくなり、ネクストアクションに繋げることも可能です。

ここからは営業メールを書く上で押さえておくべき5つのポイントについて解説していきます。

  1. 読まれる営業メールのポイントは件名にある
  2. 丁寧な自己紹介
  3. 有益な情報の記載と記載場所
  4. 営業担当の変更や訪問お礼メールは早めの対応が大切
  5. ネクストアクションを記載する

5つのポイントを押さえたメールを作成して、メール営業の精度を高めていきましょう。

1.読まれる営業メールのポイントは件名にある

読まれる営業メールのポイントは件名にあります。なぜなら件名で興味を引くことができれば、本文も読まれる可能性が高まるからです。

例えば「新商品のご案内」というタイトルと「経費削減20%超えの実績!〇〇で貴社の経費は抑えられます」というタイトルでは、後者の方が開封率は高くなります。

なぜなら、前者よりも後者の方が人の興味を引くタイトルだからです。人は興味を持てば、中身を確認したくなります。

メールのタイトルによって開封率が変わってくるため、思わず中身を見たくなるような具体的な件名を作成しましょう。

2.丁寧な自己紹介

営業メール作成には、丁寧な自己紹介も大切になります。メールを使った営業は、非対面が前提です。つまり相手に伝える手段は、文章だけになります。だからこそ自分が何者なのかをきちんと説明することが大切になります。簡潔で分かりやすい自己紹介を心がけましょう。

また、自己紹介だけでなくメールを送った経緯などを説明して、相手の警戒心を解くことも大切です。メールを受け取る人は、自社の営業メール以外にも多くの営業メールを受け取っているでしょう。だからこそ、どのような理由でメールを送ったのかを明確にしておく必要があるのです。

3.有益な情報の記載と記載場所

営業メールで大切になるのは、相手に興味を持ってもらうことです。では、どのようなことが書かれていれば、興味を持ってもらうことができるのでしょうか?それは、相手にとって有益な情報が書かれている場合です。

営業メールの中には、自社の商品やサービスに関する説明が書かれている場合が多いですが、相手にとって大切なのは、商品やサービスの詳細ではなくそれによって得られるメリットです。そのため商品やサービスの説明を始める前に、メリットを書くようにしましょう。

その際書く場所も重要になります。可読性を高めるためにも、メリットや有益な情報はスクロールしなくても読める位置、メールの前半に記載しましょう。

またメリットや有益な情報以外にも、自社の商品やサービスを利用することで、現状がどのように変わるのかを記載しておくことも大切になります。どのように変わるのかを説明することで、具体的なイメージを持ってもらえるためです。

営業メールを作成する時には、相手が何を求めているのかをイメージしながら書いていきましょう。

4.営業担当の変更や訪問お礼メールは早めの対応が大切

営業メールの成果を高めるためには、日頃から早めの対応を意識しておく必要があります。営業担当の変更や訪問時のお礼メールには、特に注意が必要です。

ビジネスにおいて信用は何よりも大切になります。そして、信用は一朝一夕で築くことはできません。だからこそ、日頃からの対応が重要になるのです。

ビジネスの世界において、スピードは信用に関わってきます。メールを使って営業をするからこそ、日頃からの対応を大切にしていきましょう。

5.ネクストアクションを記載する

営業メールでは、ネクストアクションを記載することも大切です。ネクストアクションとは、文字通り、次に起こしてほしいアクションのことで、資料請求や、デモ製品の申し込み、アポイントなどが含まれます。

ネクストアクションを記載しておくと、読み手は次に起こすべきアクションを知ることができるだけでなく、選択肢が絞られることで検討しやすくなるメリットがあるのです。

ここでの注意点は、具体的なアクションを記載するということにあります。

「ご質問がございましたら、お問い合わせください」と記載するよりも「ただいまキャンペーン中につき、〇月△日までにお申込みいただけますと、1か月間無料でご利用いただけますのでご検討ください。

詳しい資料はこちらからダウンロード可能です」といったように、具体的にイメージできるアクションを記載するようにしましょう。

営業メールが新規開拓に向いている7つの理由

営業メール

効率がよい

営業メールは効率がいい方法です。例えば、飛び込み営業で営業先の会社を訪問するのには、交通費や社員の時間的損失が発生してしまいます。営業メールの送付なら、最低限の通信費で済むため飛び込み営業でかかる費用のすべてを省くことができます。

また、営業メールは双方に時間の制約がかからないというよさもあります。対人の営業だとどうしても営業のタイミングが合わずに再訪問や再電話をする必要があります。営業メールならお互いがまったく同じタイミングでやり取りする必要がないため、手間がかからず効率がよい方法です。

特に新規開拓では、数多くの取引先にアプローチをすることが大切となる場合が多いので、効率的に営業がかけられる営業メールは最適な方法です。

営業の内容を一本化できる

飛び込み営業や電話営業は属人化しやすく、営業マンによって結果に差が出やすいという特徴があります。同じ資料をもとに同じセールストークをしようとしても、どうしても内容にばらつきが出てしまいます。対人コミュニケーションなので、ある程度仕方がないことです。

しかし営業メールなら、ある程度の枠組みに沿って統一された文面を使えるので、内容がばらつかず営業の内容を画一化できます。

新規開拓という細やかな説明が必要なタイミングにおいて、確実に伝えたい内容を伝えられる営業メールは有効な手法といえそうです。

商品紹介・サービス紹介がスムーズ

営業メールは、商品やサービスをスムーズに紹介できます。

メールには文字だけでなく、写真画像や各種資料も添付できるのでメールの文面だけでは伝えきれないような提案内容でも分かりやすく伝えることが可能です。

さらにURLのリンクを貼れば、自社のHPや商品のLPページなどに誘導することもできます。多くの情報をスムーズな遷移でカバーできるのは、営業メールならではといえるでしょう。

潜在顧客の発掘に繋がりやすい

飛び込み営業や電話営業では、まず現場の担当者と会うという流れが多くなるため、プロジェクトの決裁者にまで辿り着くのが難しいという問題があります。

特に創業から日が浅くまだ無名の企業は、担当者に会うのすら難しいということもあります。

営業メールなら、メーリングリストをうまく活用することで、直接営業で会えるか分からないような人にもアプローチすることができるため潜在顧客の発掘に繋がりやすいという特徴があります。

記録が残りやすい

営業メールは記録が残りやすいという点も大切なポイントです。

実は飛び込み営業で直接交換した名刺や、電話営業で後に郵送したパンフレットの類はしまい込んでしまう人が多く、残念ながら何かと紛失されてしまいがちです。

営業メールなら、例えばその場で保留になった案件でも、後から送受信記録を参照できます。名前を正確に覚えてもらえていなくても、担当者が大まかな時期や印象に残ったキーワードから検索をかけることも可能なので、次の営業機会に繋がりやすいというメリットがあります。

アポに繋げやすい

飛び込み営業や電話営業で担当者の連絡先を手に入れることができても、「機会があったらお願いするよ」という後回しの対応をされてしまいがちです。

次の予定のすり合わせに時間がかかることが多く、アポイントに繋げるまでに高いハードルがあります。

メールでのやりとりなら双方の予定がすり合わせやすく、次回のアポイントに繋げやすくなります。

営業メールは件名で決まる!?アポイントに繋げるための7つのポイント

成約に結びつきやすい

営業メールは、興味がある人が自分から返信してくれるのでアポイントから成約に結びつきやすいという傾向があります。

飛び込み営業や電話営業を使った新規開拓の場合は、相手が営業内容を知らない状態で「時間があるからとりあえず話を聞いてみよう」という受け身の姿勢を取ることが多くなります。

一方で、営業メールを使った新規開拓の場合は、相手がメール上にある営業の概要を知った状態で能動的にコンタクトをしてくれるので、成約の確度が高くなります。

まとめ:営業メールを効果的に使うことで効率的な営業が可能になる

本記事では、営業メールについて解説してきました。

営業メールを活用することで、営業の幅が広がるだけでなく顧客との距離を縮めることにも繋がるので、積極的に活用してください。

なお、営業メールを作成するときには、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

  • 件名
  • 丁寧な自己紹介
  • 相手にとって有益な情報の記載
  • 迅速なメール返信
  • ネクストアクションの記載

5つのポイントを押さえることで、営業メールの精度を高めることができるので、営業メールを作成するときには、各項目をチェックしてください。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロにカンタン依頼