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外注する前に要チェック!写真撮影・動画制作の外注にかかる費用

スマートフォンの普及によって、インターネットで情報をいつでもどこでも閲覧できるようになった現代。情報伝達効果の高い動画や写真は、企業のマーケティング活動に高い効果を発揮しています。動画制作や写真撮影のノウハウがない企業が、良質な動画や写真を求めるときに、外注は有効な手段のひとつです。外注先に動画制作や写真撮影を依頼するならば、外注で頼めるサービスの詳細や、それに伴うだいたいの費用を確認しておくことが大切です。
※本記事中の費用相場はあくまで目安で参考値です。

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映像制作の外注で依頼できるサービスとかかる費用の目安

撮影

以下では、映像制作を外注する際にかかる主な費用の目安と、外注で依頼できる主なサービスを取り上げます。なお、費用に関しては、外注先の企業によって大きく変わるため注意が必要です。

主な費用

・人件費
映像制作に携わるすべての人にかかる費用です。ディレクターや照明係など、役割によって費用の金額は異なります。例えば、ディレクターにかかる人件費(ディレクション費用)は90,000円の外注先もあれば、300,000円の外注先もあります。

・企画費
映像の企画にかかる費用です。フォーマットを使って20,000円で行う外注先もあれば、150,000円でシナリオハンティング後に企画の提案をする外注先もあります。

・動画撮影費
動画を撮影する際にかかる費用です。ハンディカメラでの撮影で30,000円の外注先もあれば、100,000円でデジタルシネマカメラを用いてロケハンを行う外注先もあります。

・動画編集費
動画を編集するためにかかる費用です。簡易的な編集で100,000円の外注先や、200,000円でオリジナルの映像編集と簡易的なモーションを行う外注先もあります。

・機材費
カメラや照明など、撮影に必要な機材にかかる費用です。使用する機材の質によって、20,000円から150,000円の外注先があります。

・クレーン・特殊機材DVDオーサリング費
動画撮影時に用いる特殊機材にかかる費用です。ジブクレーン(カメラを上下にスムーズに動かすことができるクレーン)という機材を用いて30,000円の外注先や、200,000円でジブクレーンの他にパンサードリー(車輪付きの台座にカメラ固定用のアームや座席などがついている機材)を用いる外注先もあります。

・スタジオ費
ナレーション収録やMA作業(効果音やBGMを動画に挿入すること)を行う際に活用するスタジオ費です。使用する時間で決まることがあり、2時間で40,000円の外注先もあれば、4時間で80,000円の外注先もあります。

・出張費
外でロケを行う場合に必要となる費用です。費用の内訳や名目は外注先にとってもさまざまで、出張手当として10,000円程度としている外注先もあれば、ロケの基本料金と宿泊費などを合わせて20,000円程度としている外注先もあります。

・モデル費
動画に出演するモデルにかかる費用です。エキストラにかかる費用も含まれます。人数によって費用は大きく変わり、200,000円でメインキャスト1名とエキストラ5名を出演させる外注先などがあります。

・納品費
一般的には、ディスクをジャケット印刷と盤面印刷が施されたトールケースに入れて納品することが前提であり、費用の目安としてDVD1枚で1,000円程度と見積もりしておきましょう。

主なサービス

・テロップ……動画に字面を流してくれるサービス。
・CG……動画に3Dもしくは2Dのコンピュータグラフィック(CG)を使用してくれるサービス。
・シナリオ制作……映像のシナリオやナレーションの原稿を制作してくれるサービス。
・ナレーション……ナレーターによる声を動画に挿入してくれるサービス。
・絵コンテ制作……動画の完成形をイラストで表しておく、動画の流れをまとめたイメージ図の作成サービス。
・クロマキー合成……映像の一部に別の映像を合成してくれるサービス。
・グラフィック……図や表などを動画内に挿入して、伝えたい情報をわかりやすくしてくれるサービス。
・DVDチャプター制作……DVDにチャプターを作ってくれるサービス。
・DVDコピー……DVDを複製してくれるサービス。
・その他……インテリアや雑貨など、動画の中に入れてほしいもののリクエストに応えてくれるサービス。

写真撮影の外注で依頼できるサービスとかかる費用の目安

撮影

続いて、写真撮影を外注する際にかかる主な費用の目安と、外注で依頼できる主なサービスを取り上げます。なお、映像制作と同じく、費用に関しては外注先の企業によって大きく変わるため注意が必要です。

主な費用

・初期費用
依頼した段階で発生する費用で、企画の立案や構成、ロケ地の下見などが含まれています。撮影費用にすべて含まれている外注先もあれば、ロケ地の下見で15,000円としている外注先もあります。

・人件費
写真撮影に携わるすべての人にかかる費用です。モデル撮影費やコーディネーター費といった、写真のモデルやスタイリスト、ヘアメイクにかかる費用も含まれます。人数や役割、モデルによって値段は大きく異なるため、外注先によく確認することが大切です。一例では、モデル費用が1時間8,000円、メイクアップアーティストが1時間6,000円、スタイリストが1時間5,000円といった外注先があります。

・写真撮影費
写真を撮影する際にかかる費用です。使用するカメラの質や上述したサービスの依頼などによって、値段が変動します。通常の1カットで1,000円の外注先もあれば、4000万画素のカメラを使用した1カットで10,000円の外注先もあります。また、切り抜き撮影の依頼で1カット5,500円の外注先もあります。

・写真編集費
画像の修正や合成処理など、写真の編集にかかる費用です。通常料金の50%増しの料金で見積もりしておいたほうが無難といえます。

・スタジオ利用費
写真を撮影する際に利用する、スタジオにかかる費用です。スタジオごとに使用料金が異なる場合が多く、使用する時間によっても価格は変動します。1時間27,500円で利用できるスタジオもあれば、1時間で40,000円を超えるスタジオもあります。

・出張費
インタビューやイベント時の写真撮影といった、スタジオ外で撮影を行う際にかかる費用です。費用は外注先によって大きく異なり、ロケ2カットを55,000円で請け負う外注先もあります。なお、交通費や宿泊費が出張費に含まれず、別途負担の場合もあります。

・機材費
出張撮影のような、機材を持ち込む必要のある撮影にかかる費用です。5,000円の外注先もあれば、10,000円の外注先もあります。

・特急費
依頼した日に納品してもらいたい場合など、急ぎの仕事のときにかかる費用です。通常料金の50%増しの料金で見積もりしておく必要があります。

・納品費
写真を納品する際にかかる費用です。納品する方法にはデジタルデータ納品やCDロム納品などがありますが、CDロム納品の場合にはロムを作成する費用がかかります。作成費の目安としては、1枚約1,100円と見積もっておきましょう。また、写真の入ったロムを送る際にかかる送料なども納品費に含まれます。

主なサービス

・複写……写真を焼き増ししてくれるサービス。
・クリーニング……写真やネガについたホコリや汚れを綺麗にしてくれるサービス。
・特殊撮影……特別な依頼に沿って行われる撮影。切り抜き撮影(写真を切り抜いて使用するという依頼者のために、背景をつけずに撮影する方法)や、角版撮影(背景に模様やグラデーションなどを施す撮影)などがあります。
・ECサイト用写真撮影……ECサイト上でのみ写真を使用することを条件に行われる撮影。
・合成用補助撮影……写真の使用用途を合成用の素材に限定して行われる撮影。

まとめ

映像制作・写真撮影どちらを外注する場合にも、依頼したいサービスに合わせて外注先を選ぶことが大切です。また、外注する相手次第では費用を大幅に削減できるため、複数の外注先で見積もりをしながら慎重に検討しましょう。
企業だけでなく、クラウドソーシングを活用してフリーランスの個人に仕事を依頼することもできます。ランサーズでは、高品質な作品を作成できるフリーランスの方が多数登録しております。企業に依頼する場合よりも費用が安く済むこともあるため、外注先の候補として検討してみませんか。

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