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企業紹介動画の作り方の7つのポイントとは? 活用シーンとともに解説

企業紹介動画を制作しておくと、Webサイトでの企業紹介や採用活動、営業活動など、さまざまなビジネスシーンで役立ちます。しかし、動画の制作には専門的な知識が必要で、どうやって制作を進めていけばいいのか途方に暮れる担当者の方も多いでしょう。

これから企業紹介動画を制作、または依頼したいとお考えなら、ポイントを押さえて制作に着手したいものです。

本記事では、企業紹介動画の作り方のポイントをはじめ、企業紹介動画の種類や制作するメリット、活用できるシーンなどを紹介します。

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企業紹介動画の代表的な3つの種類

キーボードを打つ手元

企業紹介動画を制作するにあたってまず知ってしておきたいのが、企業紹介動画の種類です。ここでは、企業紹介動画の主な種類を紹介していきます。

  1. 自社事業や自社商品の紹介動画
  2. 企業理念や企業文化の紹介動画
  3. 社員・スタッフのインタビュー動画

1. 自社事業や自社商品の紹介動画

企業紹介動画の中で最もオーソドックスなのが、企業の携わっている事業や扱っている商品を紹介する動画です。事業やサービスを、会社の歴史・社長や社員のコメントなどと組みあわせて映像化している動画がよく見られます。

会社へ実際に出向かなくても、会社の雰囲気や事業内容を伝えられますので、バーチャル会社見学のニーズにも応えられるタイプの動画です。

このタイプの企業紹介動画は、自社のWebサイト、自社のネットショップなどで公開するのに適しています。

2. 企業理念や企業文化の紹介動画

企業理念や企業文化、事業のコンセプトを紹介するために、イメージを想像させるような、さまざまなスタイルの動画が用いられます。

経営者の事業に対する思い、企業の歴史などを加味してストーリー性のある動画にすることで、視聴者の印象に残りやすいです。伝わりやすい企業紹介動画にするためには、あらかじめコンセプトを定めておきましょう。

このタイプの動画は、SNSやYouTubeなどへ投稿するのに適しています。

3. 社員・スタッフのインタビュー動画

企業紹介動画として、実際に会社で働く社員やスタッフへのインタビュー形式で、会社の特徴を紹介するものもあります。

現場で働いている人の言葉で会社の雰囲気や環境を伝えられるので、リアルな職場の雰囲気がわかります。

このタイプの動画は、例えば自社への就職を希望する人への発信や、展示会などで会社紹介動画として流すといった使い方が代表的です。

企業紹介動画制作時の7つのポイント

カメラとノートPC

企業紹介動画を自社で制作する場合も依頼する場合も、どのような動画を作るのかを決めなければなりません。ここでは、企業紹介動画を制作するにあたって、定めておきたい7つのポイントを紹介します。

  1. ターゲットを定める
  2. 目的をはっきりさせる
  3. 盛り込む内容をピックアップする
  4. 最も訴求したい内容を定める
  5. 配信媒体を決めておく
  6. 会社や商品のブランドイメージと食い違いがないかをチェックする
  7. 構成を検討する

1. ターゲットを定める

企業紹介動画は多くの人の目に触れることが想定されます。しかし、万人うけする動画を目指してターゲットを定めないまま動画を制作してしまうと、かえって誰の心にも刺さらない動画になってしまうこともあります。

動画を見る人の心に響く動画を作れるよう、ターゲットを決めて動画を制作しましょう。

2. 目的をはっきりさせる

企業紹介動画の制作に着手する前に、何を誰に対して伝えるための企業紹介動画なのかを決めてください。

目的を定めずに動画を作り始めても、あやふやな内容になってしまうことがあります。また、目的がはっきりしていないと効果を測りにくく、動画の最適化がしにくいです。

企業紹介動画でよくある目的として、下記のようなものがあります。

  • 売上の向上
  • 会社や商材の認知度向上
  • 人材募集
  • 商談の効率化
  • 社員のモチベーション向上

このような目的をはっきりさせておくことで、ターゲットを定めやすくなります。

3. 盛り込む内容をピックアップする

企業紹介動画のターゲットと目的が定まったら、動画に盛り込む情報を整理しましょう。

ターゲット層のユーザーが求めている情報を考慮しながら、盛り込む情報をピックアップしていきます。

動画に盛り込みたい情報が定まったら、リスト化してまとめておいてください。そうすることで、担当部署や制作会社などに共有しやすくなります。

4. 最も訴求したい内容を定める

動画に盛り込む内容をピックアップした後は、その中から最も訴求したい内容を決めましょう。どの情報にも差をつけずに制作してしまうと、印象に残りにくい動画になってしまいます。

強調する訴求内容がどれなのかによって、動画の構成・内容が大きく変わることも考えられますので、強調する内容を必ず検討してください。

5. 配信媒体を決めておく

企業動画を配信するプラットフォームによって、適切な時間やイメージ、サイズなどが異なります。制作する企業動画が、どのプラットフォームへ掲載するのかも決めておきましょう。

配信媒体に合わせて、ユーザーが長く視聴するかどうかが決まる動画冒頭部分や、音を入れるかどうかなどを考えておくといいでしょう。

6. ブランドイメージと合っているか確認する

訴求内容や配信媒体を決めたら、会社や商品のブランドイメージと相違ないよう配慮しましょう。

動画全体のイメージだけでなく、動画の音や配色、演出などを総合的に、ブランドイメージに合わせていきます。

ブランドイメージに合う企業紹介動画を制作することで、認知の向上に繋がるでしょう。

7. 構成を検討する

ここまで検討した企業紹介動画の訴求内容やターゲット、配信媒体やブランドイメージなどを考慮しながら、構成を考えていきましょう。

大まかな動画の流れを決めたら、シーンごとに映像やテロップ、音声を細かく決めていきます。

短時間の動画でもストーリー性を盛り込みながら、視聴者が満足できる情報を盛り込んだ構成を考えてみてください。

企業紹介動画を制作する5つのメリット

画像を編集する女性

企業紹介を動画で行うことで、文字や静止画にはないメリットがいくつかあります。メリットを理解した上で、企業紹介動画を制作していきましょう。

ここでは、企業紹介動画を制作する代表的なメリットを紹介していきます。

短い時間で企業の情報を伝えられる
興味を持った人に見てもらえる
感情に訴えかけられて人の記憶に残りやすい
活用できるシーンが多い
バーチャル会社見学ができる

1. 短い時間で企業の情報を伝えられる

動画は情報伝達能力が高く、文字に比べて5,000倍もの情報を伝えられるという説もあります。つまり、短時間でもたくさんの情報を伝えられる点が、動画の強みです。

さらに、テキストや画像では伝わりにくい、具体性のない抽象的なイメージなども、動画なら短時間でスムーズに伝えられます。

例えば数秒の社内映像を組み込むだけでも、会社の雰囲気を伝えられるでしょう。

2. 興味を持った人に見てもらえる

企業紹介動画をいつ見るのかは、視聴する人次第です。つまり、自社に興味を持った人に、時間を選ばずに見てもらえる点が強みです。

例えば会社から遠方に住んでいて企業の採用説明会に参加できない人や、なかなか時間が取れず会社に訪問できない人にも、企業紹介動画なら見てもらえます。

つまり興味を持った人に幅広くアプローチできる点が、企業紹介動画を制作するメリットです。

3. 感情に訴えかけられて人の記憶に残りやすい

動画はテキストや音声だけとは違って、言葉・聴覚・視覚から、見る人に働きかけられます。視聴者の感情に働きかけられますので、見た後も記憶に残りやすいです。

例えば社長からのメッセージで、今後のビジョンや創業の理念などに関して熱く語っていると、見る人も感情を揺さぶられます。

企業紹介動画を通して人の感情に働きかけることで、会社のことが視聴者の記憶に残りやすいでしょう。

4. 活用できるシーンが多い

企業紹介動画を1つ制作しておくだけで、オフライン・オンライン含めて下記のようなさまざまなシーンで活用できます。

詳しくは後述しますが、自社公式サイトやSNSへ掲載したり、採用説明会で流したり、営業の現場で活用したりなど、活用の幅は広いです。

企業紹介動画が1つあるだけで、状況ごとに動画や資料を準備する手間や予算を節約できることになります。

5. バーチャル会社見学ができる

企業紹介動画で実際の現場の姿を取り上げると、社内のリアルな雰囲気を伝えられます。

例えば機密情報を扱っていてなかなか会社見学ができない会社は多いです。企業紹介動画を活用することで会社内の空気を伝えられ、職場の疑似体験ができます。

採用説明会やWebサイトの採用ページなどで企業紹介動画を紹介することで、求職者にバーチャル会社見学をしてもらえるでしょう。

こんなシーンで役立つ!企業紹介動画の活用シーン6例

ノートと文房具類

企業紹介動画を1つ制作しておくだけで、さまざまなシーンでの活用が可能です。ここでは、企業紹介動画の主な活用シーンを紹介していきます。

  1. Webサイトを用いた企業の認知向上
  2. 採用活動
  3. 営業活動
  4. 社内イベント・社内教育での会社への共通認識の育成
  5. 株主総会での事業内容の理解促進
  6. SNSへの動画掲載による潜在顧客へのアピール

1. Webサイトを用いた企業の認知向上

公式サイトに企業紹介動画を掲載すると、会社の基本的な情報・会社のビジョン・取り扱う商品やサービスなどの情報を、短時間で伝えられます。

文字や口頭での説明だと時間がかかる情報も、短い時間で深く伝えられることで、企業の認知向上に繋がるでしょう。

2. 採用活動

企業紹介動画は、採用活動においてさまざまなシーンで役立ちます。

例えばWebサイトの採用ページに掲載したり、会社説明会で流したりすることで、会社の基本情報や現場の雰囲気を伝えられる点は大きなメリットです。

言葉だけでは説明が難しい抽象的なイメージも、動画にすることで短時間で伝えられます。

3. 営業活動

企業紹介動画は、営業の現場でも役立つツールです。

例えば商談先で企業紹介動画を用いることで、会社のビジョンや歴史、取り扱い商品などたくさんの情報を、短時間で先方に伝えられます。また、展示会で企業紹介動画を流すと、短時間での企業の認知向上に繋がるでしょう。

このように営業先で企業紹介動画を活用することで、クライアントへ素早く情報提供できます。

4. 社内イベント・社内教育での会社への共通認識の育成

企業紹介動画は社外の人に対して見せるイメージを持っている方は多いかもしれませんが、社内の人に対しても活用できるツールです。

例えば社員総会などの社内イベント、社内の教育ツールを通して、社員に企業紹介動画を見せます。そうすることで、会社に対する共通認識を育てられ、一体感も高まるでしょう。

5. 株主総会での事業内容の理解促進

株主総会にはたくさんの株主が訪れる企業が多く、事業に対する理解度はまちまちです。そこで株主総会で企業紹介動画を流すことで、前提情報となる事業内容の理解促進が期待できます。

短時間でわかりやすく事業内容を紹介できますので、株主からの印象も良くなり、株主総会の満足度も向上するでしょう。

6. SNSへの動画掲載による潜在顧客へのアピール

SNSは従来の広告と比較するとコストを抑えられることから、近年SNSに注力する企業が増えています。SNSは拡散力が高いことから、幅広い人の目に触れる機会を増やせるのが魅力です。

特に動画に注力するSNSが増えており、企業紹介動画をうまく使うと、たくさんの人に見てもらえます。そうすることで、これまでの客層にはなかった、幅広い年齢層の顧客や潜在顧客にアピールできる機会になるでしょう。

企業紹介動画は簡単に制作できる?

企業紹介動画は、視聴者に自社のイメージを印象付けるものとなります。できるだけクオリティが高い仕上がりになることが望ましいですが、コストも気になるものです。

ここでは、企業動画を簡単に制作できるかどうかを検討していきます。

  • 安易に自社制作しない方がいい場合もある
  • 経験や専門的な技術があるフリーランスへ依頼するのもおすすめ

安易に自社制作しない方がいい場合もある

できるだけコストを抑えるために、自社で企業紹介動画の制作を検討する会社もあります。

しかし、動画のクオリティが低くなってしまうと、意図していた内容が伝わりにくい動画になってしまうことも少なくありません。結果的に、企業のイメージ低下に繋がってしまうこともあります。

動画制作に関する十分なリソースがないのであれば、安易に自社で企業紹介動画を制作するのは避けましょう。

経験や専門的な技術があるフリーランスへ依頼するのもおすすめ

動画の制作会社へ企業紹介動画の制作を依頼すると、クオリティが高いものに仕上がります。しかし、思った以上に時間がかかってしまうことも多いです。

動画制作のクオリティを落とさず、スピーディーな対応を望むなら、フリーランスへ依頼するのもおすすめです。ランサーズなどのオンラインサービスを利用すれば、企業紹介動画制作の経験豊富なフリーランスが多数在籍し、オンラインで問いあわせできます。

クオリティが高い企業紹介動画を制作してさまざまなシーンで活用しましょう

今回の記事では企業紹介動画を制作する時のポイントや企業紹介動画の種類、メリットなどについてお話ししました。再度、ポイントをまとめます。

  1. 企業紹介動画は事業紹介・コンセプト紹介・インタビューの3種類に分類できる
  2. 企業紹介動画を制作する際、ターゲットや目的を定めるなどのポイントがある
  3. 企業紹介動画を制作する最大のメリットは短時間で企業に関するたくさんの情報を伝えられる点である
  4. 企業紹介動画は公式サイトへの掲載以外にも採用活動やSNS・社員教育などさまざまなシーンで活用できる

このように、企業紹介動画を制作するには、さまざまなポイントがある上、技術力も必要です。安易に自社制作をせずとも外部へ依頼することで、クオリティが高い動画に仕上げられます。

ランサーズを経由して、経験豊富なフリーランスへ依頼するという選択肢もありますので、ぜひ検討してみてください。

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