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【プロダクトデザインの費用相場は?】デザイナーにプロダクトデザインの制作を依頼しよう!

製品などの企画・開発において肝となるプロダクトデザイン。製品の売り上げやプロジェクトの成功を左右する重要な要素です。プロダクトデザインは社内で行わず、外部に依頼することも可能ですが、その場合一体どれほどの費用がかかるのでしょうか。この記事では、プロダクトデザインの制作を外部に依頼する場合の費用相場と、依頼する際の注意点についてご紹介します。

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プロダクトデザインとは?

デザイン決め
そもそもプロダクトデザインがどういったものか、まずはその特徴からご説明します。

制作物全体をデザインする!プロダクトデザインとは

プロダクトデザインは、衣服や工業製品、建築といった立体物のデザインを指します。
「デザイン」という言葉を広義に捉え、単純に色や形をデザインするだけでなく、「どのような人にどのようなシーンで使ってもらえる製品にするか」といった“制作物全体をデザイン”することもプロダクトデザインの一部と考えられています。

「モノ」だけでなく、「コト」もデザイン

近年、プロダクトデザイナーは「モノ」だけでなく、人間の意識や、行動、思考にまつわる「コト」をデザインすることも担っています。技術者や販売担当者など、多くの人とコミュニケーションをとりながら、製品の企画段階から生産・流通に至るまで深く携わっていきます。

工業デザインとはどう違うのか

プロダクトデザインと混同されがちな言葉として、工業デザイン(インダストリアルデザイン)という言葉があります。工業デザインとは、産業や工業での美しさやユーザビリティを追求し、製品の商品性を高めることを目的としたもの。「プロダクトデザイン」は製作物全体を意味し、より包括的な意味を持ちます。

プロダクトデザインの費用相場は?

デザインミーティング
実際にプロダクトデザインを外注する場合、費用については以下のように考えられます。

前提:制作物やデザイナーによって異なる

実際のところ、プロダクトデザインの制作費用は制作物やデザイナーによって大きく異なるため、なかなか一概には言えません。非常にクリエイティブな領域の仕事のため、作業ベースで時給換算できるものではなく、有名なデザイナーや豊富な実績をもつデザイナーほど費用は高くなります。

費用相場の目安は、30~80万前後

前述の通り、制作物や依頼内容、デザイナーによってピンきりですが、多くの場合、プロダクトデザインの費用相場は30万円~80万円前後。その中には製品の制作費用や材料費は含まれず、デザインに関わる費用のみの場合もあるので、確認が必要です。

目安費用の内訳

以下にご紹介するのは、各項目の費用相場の内訳の一例です。項目の内容と各項目の相場を知っておくことで、デザイナーが作成した見積もりの内容を理解し、費用の妥当性を判断できるようになります。

企画、技術費:5万~20万

製品の企画に関わる費用や、デザイン考案に伴う技術的な費用など、プロダクトデザインに関する基本的な項目です。例えば企画自体が決まっていて、企画に基づいたデザイン考案から依頼する場合、費用を抑えることができます。

人件費:時給6000円前後

プロダクトデザインのプロジェクトにおいて、稼働するデザイナーの人件費を示す項目です。だいたい1時間あたり6,000円が相場。複数のデザイナーが稼働したり、長期的なプロジェクトになったりするとその分人件費は上がる傾向にあります。

ライセンス料:5万~15万

デザイナーが考案したデザインやノウハウ、情報に対してライセンス登録を行う際の費用です。具体的には、特許出願手数料や知的財産権出願登録費用がそれに該当します。

経費:3万円~

打ち合わせの交通費やデザインを試作する際の材料費、必要な資料を調達する際の費用、機材費など、プロダクトデザインを制作するうえで出費が発生する各種費用をまとめた項目です。プロジェクトの進め方によってはほとんど経費がかからない場合もあります。経費があまりにも高い場合、デザイナーに予定している経費の内訳を聞いてみるといいでしょう。

プロダクトデザインの制作をデザイナーに依頼する際の注意点

考える男性
プロダクトデザインの制作をデザイナーに依頼する際、仕上がりのクオリティを担保し、依頼する側にとってもされる側にとっても実りあるプロジェクトになるよう、これから解説する3つの点に注意しましょう。

コンセプトやイメージ、ニーズなどを明確に

依頼する相手がどれだけ優れた一流のプロダクトデザイナーだったとしても、無責任に丸投げしてしまうとプロジェクトは失敗する可能性が高くなります。コンセプトやイメージ、どんなニーズに対してどのように応える製品を目指すのかといった、基本的な要件はしっかりと伝えておきましょう。

例えば、競合となる企業の製品などを比較対象として示すのはおすすめです。マーケティングの調査結果やターゲットとなる購入者のペルソナなどを交え、多角的な視点でコンセプトを示すことで、より具体的にイメージを共有することができます。

費用(予算)を伝えておくことも大切

予算感を事前に伝えておくということも大切です。惜しみなく予算を投じればクオリティはどこまでも上げられますが、決められた予算の中で成果を出すことがプロジェクトの考え方の基本です。予算感に合わせてクオリティの目標をある程度設定し、それを実現できるプロダクトデザイナーに依頼をしましょう。
その際、例えば複数のプロジェクトでプロダクトデザインを依頼する代わりに一件一件の費用をディスカウントしてもらうなど、ちょっとした交渉も考えておきましょう。こうした交渉のテクニックにより、お互いにとって良い関係を保ったまま適切な費用で依頼できます。

期間に余裕を持って依頼する

プロダクトデザインを外注する際には、製品発表の予定日から制作スケジュールを立て、そのスケジュールよりも期間に余裕を持って進めましょう。

デザイナーは、依頼を受けたその日からすぐにデザインの制作に取りかかれるというわけではありません。デザインするまでに、リサーチをしたり、プロデューサーなどの関係者と打ち合わせを重ねたりと、調整作業が必要になります。

そうしたデザイナー側の事情を考慮し、できるだけ早めにデザイナーに打診することが大切です。先のスケジュールをある程度押さえておくことで、納期内でコンセプトに沿った最適なクオリティの製品を生み出すことができます。

その他の注意点については商品開発の外注・依頼の注意点を確認することをおすすめします。

まとめ

プロダクトデザイナー
プロダクトデザインは専門の制作会社に依頼するだけでなく、フリーランスで活躍するデザイナーに直接依頼することもできます。

フリーランスのデザイナーに依頼するメリットとして、制作会社に依頼するよりも費用を抑えて依頼できるということがあげられます。上述の通り、費用感はデザイナーによりますが、制作会社の場合は事務所の維持費など企業ならではの経費が必要です。フリーランスは個人との契約なので、そういった経費がかかりません。

また、クラウドソーシングを活用すれば、多くのフリーランスのデザイナーの中から条件に合ったデザイナーを探すことができます。
ランサーズは日本最大級のクラウドソーシングサービスを提供しています。ランサーズには、多種多様なデザイナーが登録しているため、プロジェクトに相応しいフリーランスも見つけやすいでしょう。

まずは一度フリーランスにプロダクトデザインを依頼してみてはいかがでしょうか。

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