和才 峻千 さん / ライター

広島県在住。父の他界、勤務先工場の閉鎖、再就職と再びの失業。職業訓練校への通学が決まるも、入院生活へ。生活のためにとはじめたフリーライター業だった。月日が立ち、クラウドソーシングだけで月給50万円を超えることもあり、生活の基盤とやり甲斐を手にする。地元の瀬戸内海を眺めながら、今日も一筆入魂の記事作成に勤しむ。

「Lancer of the Year」とは、2015年からスタートした、スキルや経験を活かし、時間や場所にとらわれない新しい働き方を体現しているフリーランスの中から、次世代ワークスタイルのロールモデルとなる個人を表彰するセレモニーです。

父の他界、相次ぐ勤務先の倒産、高齢の母の看病。
生きるための選択は、いつしか人生を楽しむ手段に変わっていた。

私がライターになったのは、40歳を過ぎてから。遅すぎるチャレンジ、無謀と言われても仕方ありません。もともと志向があったわけではなく、勤め先の倒産が続いたことなど、やむを得ない事情からのスタートでした。生きるための選択でしたが、生計を立てるに充分な収入を得られるようになり、フリーランスとしてやっていく決心をしたんです。転職経験が多かったことに引け目を感じて生きていました。しかしライターとしてさまざまな記事を書くようになると、回り道の経験すらも重宝される。この事実に驚いたのと、救われた気持ちになりました。父が他界し、高齢の母の面倒をみるため、働く場所や時間に制約があります。ところが今は、置かれた状況に対して最適な働き方で、これまでの人生を肯定できる仕事に就けて、毎日が充実している。何かをはじめるのに、「遅すぎることはない」と胸を張って言いたいです。40歳を過ぎた私でもできましたよ、と (笑) 。

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