堂本 秋次 さん / 翻訳家
学生時代からの夢、プロのマジシャンとしてデビュー。海外マジックを研究することで翻訳のスキルが高まり、フリーの翻訳家としての仕事が増える。実績を重ねるごとに、クライアントの数・幅ともに広がり、自分の知見が高まるのを実感。思いもよらなかった経験や出会いが、理想とするマジシャンに近づくための糧になっている。
「Lancer of the Year」とは、2015年からスタートした、スキルや経験を活かし、時間や場所にとらわれない新しい働き方を体現しているフリーランスの中から、次世代ワークスタイルのロールモデルとなる個人を表彰するセレモニーです。
マジシャンだけでは知り得なかった世界との出会い。
人々とつながることで、フリーランス生活が豊かになった。
マジシャンとして活動していたとき、勉強のために海外の論文や書籍を翻訳していました。この経験がフリーの翻訳家として役立つことになるとは、人生に無駄な経験はないんですね。ありがたいことに今では、継続的に翻訳の仕事をいただけるようになりました。時間は自分で調整できますので、マジシャンとしての活動も不足なく継続しています。結果として収入が安定したこと、かつ1.5倍ほどになったことで、思い描いていた理想のレベルで、夢を追い続けることが叶いました。クライアント様ごとの新しい世界を知ることで、自分の知見が深まっていくのを感じています。これはマジックにも還元できている、貴重な経験です。また、本格化した翻訳業に合わせシェアオフィスを利用するようになり、フリーランスの方々と交流を持つこともできました。人とつながることの楽しみ、心地よさを感じるとともに、多くの刺激に触れられることが人生を豊かにしてくれています。