アイデアもやりたいこともたくさんあるが、リソースが足りない

事業内容を教えてください。
Jリーグデジタルは2017年に設立した会社です。Jリーグ公式サイトのほか、オウンドメディアの企画・開発、デジタルメディアを活用したマーケティング、デジタルプラットフォーム構築などを行っています。
Jリーグは2018年に開幕25周年を迎えました。日本のスポーツビジネスのさらなる発展を目指し、重点戦略の一つに挙げているのがデジタル技術の活用推進です。
弊社では、リーグ・クラブ共通で活用できるデジタルプラットフォームを整備し、クラブの集客支援、プラットフォームの利活用推進などを行いながら、利用者の体験向上を目指したサービスを提供しています。
Lancers Assistant導入の目的は?
最終的には顧客体験の向上を目標にしているのですが、そのために、まずは共通基盤となるJリーグIDを2017年に立ち上げ、顧客のアクション履歴を保持するマーケティングデータベースを整えてきました。いわゆる会員組織ですね。このIDを利用すれば、チケットを買えたり情報を得られたりといったサービスを受けられるわけです。おかげさまで現在ID数は順調に伸びています
データベースがあって、基本的なサービスも整いつつある。次に必要なのは、データを活用しながらPDCAを回して、顧客体験の向上につなげるというところです。アイデアはいろいろあって、やりたいこともたくさんありますが、ここでぶつかるのが、慢性的なリソース不足という課題です。
弊社の社員数は十数名程度です。現在も複数の制作会社の力を借りていますが、基本的にメディアごとに担当して頂いているので、どこにも属さない業務やコンテンツというのが出てきてしまうんですね。ただ数は多いのですが一つ一つの業務はボリュームが小さい。この浮いた業務を外注できたらと思っていたところ、Lancers Assistantの存在を知って、すぐに利用したいと思いました。
小分けのタスクをひとまとめに依頼できるのが魅力
Lancers Assistantを選んだ決め手は?
一つひとつの業務をそれぞれ外注するというのは手間がかかりますし、そもそも、小分けのタスクを引き受けてくれるところもありませんでした。
Lancers Assistantは、細かな業務を一つの窓口にまとめて発注できる点で、弊社が求めていたパートナー像にピッタリだと思いました。ランサーズというプラットフォームのなかで安定的に利用でき、かつ依頼方法がシンプルで煩わしさがないことも魅力的でした。
スタートに際して、最初に担当ディレクターとWebミーティングの場を設けていただいた点も良かったですね。ある程度お互いを知ったうえで始められたので、スムーズにコミュニケーションを取れましたし、安心感がありました。
画像加工やテキストを依頼して、メール配信数をアップ

現在はどのような業務を依頼されていますか?
Lancers Assistantには、リーグの管轄サイトで行うキャンペーンやメール配信で使う素材の加工やテキストの作成などをメインにお願いしています。顧客体験を向上させるには、適切な情報を適切なタイミングで提供する必要があるのですが、しっかり運用できていなかったのがメール配信でした。メールだけを切り出して、引き受けてくれる制作会社がなかったからです。
Lancers Assistantにお願いして画像やテキストを何種類も制作できるようになったので、現在では毎週4~5本のメールを今までにプラスで配信できいます。これは大きな進歩でした。
現在では、この他にアイコンや広告物など、少しずつ踏み込んだ内容のものも依頼を始めています。
軌道に乗るまでのスピード感は想定以上
実際に利用してみた感想は?
初回は要件をすり合わせるため、丁寧なコミュニケーションを心がけました。これによってスムーズに進められたので、2カ月目にはもう軌道に乗ったなという手ごたえがありましたね。これは想定以上のスピード感です。
依頼内容はスプレッドシートに残る仕組みなので、2回目以降はほとんど手間もかかっていません。また、レスポンスが速く非常に助かりました。
それと、正直なところ、期待以上にクオリティが高かった点がとても良かったですね。細かい数字を調べてもらうような分析系の依頼も一部お願いしたのですが、ミスや漏れはありませんでした。Lancers Assistantのアウトプットが信頼できると、あらためて感じました。
Lancers Assistantの利用頻度が高まるほど、ゴールが近くなる

最後に、Lancers Assistantが自社にもたらす価値について教えてください。
「Lancers Assistantを使える」という選択肢を持てたことは、弊社にとても大きな影響をもたらしたと思っています。これには2つの意味があります。
一つ目は、やるべきコア業務の明確化と、集中できる体制を整え効率化を実現しようという思考がはたらくこと。バリューを発揮すべきところが見えればスキルアップにもつながります。
二つ目は、顧客体験の向上を図る中で、一層パーソナライズしたアプローチを推し進めるなかで、今後さらにコンテンツの重要性が高まるという点です。これに対応するには、Lancers Assistantを活用したスキームが不可欠になってきます。
Lancers Assistantの利用頻度が高まるということは、それだけコンテンツを生み出して顧客体験を向上させることに繋げながら、重要な業務に専念できているということ。つまり、ゴールへの近道になるわけです。今後は調査系のタスクを取りまとめてもらうなど、さらなる活用方法を検討していきたいと考えています。