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株式会社Carat
代表取締役 松本 直樹氏
外部人材活用による柔軟な運用体制を作り、変動要素が大きいスタートアップの立ち上げフェーズを効率化

導入のポイント

導入目的:

社員からオペレーティブな業務を切り離し、コア業務に集中できる体制を作りたい。また、自社で採用した場合は退職リスクが生じるため、アウトソーシングで安定的に運用できる体制にしたい。

活用業務:

カスタマーサクセス業務 (スカウト候補者リストのチェック・整理、求人情報の掲載業務、企業のアクティビティデータの整理)、マーケティング業務 (個別最適化したメール配信などのメールマーケティング業務)

Lancers Assistantを
選んだ理由:

・小さな単位(月30時間10万円から)での依頼が可能なため利用しやすい
・初めに業務内容のすり合わせをすれば、何回もレクチャーせずに済むため効率が良い
・専任のディレクターが柔軟に対応してくれる

複数の求人サイトの情報から、求職者に適した求人情報をAIがレコメンドしてくれるAIエージェントサービス「GLIT(グリット)」。これを運営しているのが株式会社Caratです。現在、カスタマーサクセス業務とマーケティング業務において、Lancers Assistantをご利用いただいています。スタートアップの立ち上がりのフェーズにある同社が、なぜLancers Assistantの導入を決めたのか、どんな効果を得られているのか。今回は、代表取締役の松本 直樹さんにお話を伺いました。

 


月30時間10万円からのミニマムなロットが今の事業フェーズに合っていた

――事業内容を教えてください。

当社は、求職者と企業の転職・採用活動を支援してマッチングを図る、AIエージェントサービス「GLIT(グリット)」を運営しています。

 

GLITはアグリゲーションサイトで、現在13の求人メディアと提携しており、求人数は約15万人となっています。求職者からすると、複数のサイトから自分に合った転職先を探すのは非常にパワーがかかることです。GLITを利用すれば、ワンストップで仕事探しができます。AIが自分に合った求人情報をレコメンドしてくれ、「興味あり」の意思表示をすると、マッチングした企業からスカウトが届くという流れで転職活動を進められます。

 

企業側にとっては、自社に合った人材をAIがスクリーニングしてくれるので、選定の手間を省くことができます。次のアクションとしてスカウト機能を利用できたり、チャット形式のメッセージで求職者とやり取りできたりするので、スピード感ある採用活動を実現します。

 

当社が掲げているビジョンは、より自分らしくあるために時間を使えるようになるサービスを提供することです。人がやっていた領域で面倒なこと、非効率なことはテクノロジーで解決し、求職者、企業双方の利便性を高めていきたいと考えています。

 

――採用のマッチングは企業側、求職者側ともに大きな課題になっている現状があると思いますが、貴社のサービスはAIによるレコメンド機能でマッチング力を高めている点が革新的ですよね。

求人情報を検索するときにはまず、勤務地や職種、年収など条件で探すのが普通ですよね。そういった前提条件を登録していただいて、マッチする求人情報を届けることはもちろんできます。

 

ただ、GLITを立ち上げるときに、過去の経験をベースにした仕事探しというよりも、これからやりたいと思える仕事に出会えるサービスにしたいという思いがありました。なので、たとえば「FinTech」とか「シェアリングエコノミー」というようにテーマを設けて、やりたいことをベースにした仕事探しができるようにしています。

 

AIによるレコメンドは、使っていただくほどに分析の精度が上がるので、より自分が求める求人情報を見つけやすくなっていきます。まだまだ改善の余地はありますが、独自のデータ解析を用いながら、より求職者の満足度を高めるサービスに進化させていきたいと思っています。

 

私たちが設立当初から一貫してこだわっているのは、求職者側に立ったプロダクトを作るということ。そういう意味では、転職させることがゴールだとは思っていないんですね。たとえば、いろんな会社を知ることで、今は現職にとどまるほうがベターという選択もあり得るわけです。自分の可能性を広げられたリ、輝く働き方を選択できたりといったことが本質だと考えているので、本当にやりたいと思えることをベースに転職活動ができるプロダクトにしています。

 

結果として、それが企業側に対しても「マッチング力の高い人材発掘ができる」という価値になると考えています。

 

――今回、Lancers Assistantを導入した目的や経緯を教えてください。

オペレーティブな業務がけっこうありまして、これまでは私を含め、社内のメンバーでこなしていました。ただ、やはり社員のリソースは戦略にかかわる大局的な仕事や新しいことをやっていこうというところに集中させたいので、定型化されている業務は切り離そうと考えました。

 

自社で人材を採用することも視野に入れて検討を進めましたが、立ち上がりから定着までのスピード運用リスクコストなどを踏まえると、自社で採用するよりもLancers Assistantさんにお願いしたほうが良いという判断に至りました。

 

当社はスタートアップなので、不確定要素がまだまだ多いんですね。たとえば、人員を減らさなければならなくなったときに、採用した人材をどうするのかという問題が出てきます。Lancers Assistantさんであれば、そういった状況にもご理解をいただきつつ、契約内容を調整していけます。今の当社の事業フェーズにぴったり合っていると考え、導入を決めました。

 

――数あるサービスの中から、Lancers Assistantを選んだ決め手は何ですか?

当社の現状は、ある程度の業務量はあるとはいえ、大企業さんのようにオペレーション業務に追われているというフェーズではありません。そこまで膨大なボリュームではなく、なおかつ業務量にも変動があるというときに、月30時間10万円から利用できるLancers Assistantさんのミニマムなロットがちょうど良かったんです。

 

大きな単位でしか頼めないとなると、自社採用のほうが良いという判断もあったかもしれません。状況に合わせて契約内容を変えられる点も、使いやすいなと思いました。

 

 

変動要素が大きい事業フェーズでは、MAよりもLancers Assistant が効率的

――現在、Lancers Assistantにどのような業務を依頼されていますか?

カスタマーサクセス業務とマーケティング業務の2種類をお願いしています。カスタマーサクセスでは、企業がスカウトを送る際に必要となる候補者リストのチェックと整理、求人情報の掲載といったオペレーション業務をやっていただいています。もうひとつ、サービスの利用状況を把握するために企業ごとのアクティビティ状況をスプレッドシートで可視化しているのですが、こちらにデータを反映する業務も毎日の定例として依頼しています。

 

マーケティング業務では、企業からのスカウトに対して反応がないユーザーさんに、メールマーケティングのような形で個々に合わせた再通知を行っています。この工程のオペレーティブな部分を依頼しています。

 

当社は立ち上げのフェーズにあるので、企業と求職者の双方がサービスを活用しやすい状態を作ることがまず必要で、こうしたルーティン業務をLancers Assistantさんにサポートしてもらっています。

 

――メールマーケティングでは、現在は自動化できるSaaSのサービスなども数多く提供されていますが、Lancers Assistantに依頼している理由を教えていただけますか?

SaaSのサービスも利用しています。全員に送る場合は、そうしたMA(マーケティングオートメーション)ツールを使えば簡単に済みますが、個別最適化したメールを届けようと思うと詳細な設計が必要になります。

 

データベースをつないで自動化しようと思えばできないこともないですが、サービスの成熟度が浅い今の段階では、一度作り込んでもすぐに変えないといけない可能性が大きいんですね。そうなると、その都度、全体設計や開発に手間がかかるわけです。

 

当社のように変動要素が大きい立ち上がりのフェーズにおいては、状況に合わせて柔軟に対応してもらえるLancers Assistantさんのほうが効率的です。基本的に、まずは人の手でやってみて、それが定型化してきたら自動化するという流れがいいと考えていますね。

 

 

各メンバーが重要業務にリソースをあてられるようになった効果は大きい

――実際にLancers Assistantを利用してみた所感はどうですか?

最初に専任のディレクターさんと打ち合わせをして、実際にやってみながら手順書をまとめるという流れで運用していただいています。一度すり合わせできれば何回もレクチャーせずに済むので効率がいいですね。

 

柔軟に動いてくださる点もとても助かっています。おかげ様で、少しずつ依頼できる業務の幅も広がりました。こちらがちょっと雑な依頼をしたときは、ディレクターさんが「ここはこうで合っていますか?」とクローズドクエスチョンで返してくれるので、返答するのもかなり楽ですし、安心感があります。

 

最近でいうと、当社はだいたい深夜に機能改修のリリースをするのですが、翌日の朝一でディレクターさんから「ここは不具合ですか?」という連絡をいただいたことがありました。実際、ちょっとした不具合が起きていたのですが、普段から当社のサービスを触ってもらっているので、そうしたことにも敏感に気づいてサポートしてくれるのは本当にありがたいと思いました。

 

――Lancers Assistantを利用して、どのような変化や効果がありましたか?

導入の目的でもありますが、やはりコア業務にリソースを集中できるようになったことが一番大きいと思います。

 

私はプロダクトの向上にかかわるところをメインに見ていて、ボトルネックがあればすぐに改善するようにしています。数字を見ながら振り返りをして改善施策を検討するわけですが、余裕を持って考えられるようになりました。カスタマーサービスやマーケティングのメンバーも同様で、それぞれが全体戦略にかかわる重要な業務に時間を割けるようになっています。

 

もうひとつ大きいメリットと感じているのは、自社採用とは違って退職のリスクがないことです。その人にしかできない、その人しかやっていないとなると、辞めたり休んだりしたときに誰かが受け皿にならないといけないので、その心配がないのは非常に助かります。

 

 

事業への理解が積み上がっていくので、依頼する業務範囲を広げやすい

――今後の事業展開について教えていただけますか?

基本的に、求職者の立場でプロダクトを作っていく姿勢は変わらないですが、今後は掲載する求人メディアをさらに増やしていき、GLITを使えば転職活動をまるっと効率化できる世界を実現したいですね。求職者をより多く獲得することで、企業にとっても欠かせない存在となるような価値提供をしていきたいと思っています。

 

私たちが理想としているのは、キャリアの選択肢が平等に広がっている世界観です。今とは違うキャリアを作りたい、本当にやりたい仕事を見つけたいという方々が、自分が求める求人情報にアクセスできる状態を作り出したいですね。

 

――今後はLancers Assistantをどのように活用していきたいですか?

今後、事業フェーズが進むと、オペレーション業務が増えるとともに業務範囲も広がっていくので、Lancers Assistantさんにはさらに踏み込んだ業務もお願いしたいと思っています。どういった運用がいいか、一緒に考えるところから始められたらいいなと。

 

たとえば、いきなり戦略的な設計を考えてとお願いしても、実行していないことを形にするのは難しいですよね。Lancers Assistantさんはオペレーション業務を着実にやっていただいている中で、事業や私の判断基準への理解がどんどん蓄積されているので、次の業務をお願いしやすい。今後はさらに広い範囲でサポートしていただけたらと思っています。

 

――Lancers Assistant は松本様にとって、どんな存在ですか?

私の代わりになって動いてもらっている感覚が強いですね。頭の中にある、「これをやりたい」ということを具現化して、実行フェーズに乗せてくれる存在です。

 

――最後に、Lancers Assistantの導入を検討されている企業様に向けて、一押しのポイントを教えてください。

スモールなタスクからでも依頼できるところが大きなポイントだと思います。当社のようにスタートアップで立ち上げのフェーズにあるなら、リソースの最適配分やコスト面から見ても利用したほうが良いと思います。とても頼りになりますよ(笑)。

 

 

取材/執筆担当ランサー:solaneko

出版社に18年勤務。
編集長、メディア設計・企画マネージャーを経験後、フリーランスに。
記事、広告ともに20年のキャリア。取材・インタビュー経験は数百社。

 

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