一人で日本法人を立ち上げるには、時間の使い方を変える必要があった
事業内容を教えてください。
弊社MODE, inc.は、センサーデータ収集と機器制御を遠隔で行えるIoTプラットフォームを提供するスタートアップとして、2014年に米・シリコンバレーで創業しました。
今やあらゆる経済圏が爆発的な勢いでソフトウェア技術によって置き換えられている時代。IoTを駆使したビジネス展開は必須で、企業からの引き合いも多く、2017年9月に日本支社を設立して本格的に日本での事業展開をスタートさせました。
Lancers Assistant導入の目的は?
日本支社を設立したとはいっても、従業員は私一人という状況でした。営業やマーケティング、企画、経営といった仕事の他に、スケジュール調整やお店の予約、細かい発注作業など、当たり前ですがあらゆることを自分でやるしかありません。
設立間もない日本法人をスピーディーに軌道に乗せるには、時間の使い方を変えなくてはいけない。自分がやる仕事と外に出してもいい仕事を切り分け、もっとやるべきことに時間を割く必要がありました。
細かいタスクを丸ごとお願いできるサービスやフリーランスの方を探し始めていたところにLancers Assistantを紹介され、迷わず使ってみることにしました。
一つの窓口で多様な能力を活用できるのは理想的
Lancers Assistantを選んだ決め手は?
オンライン秘書サービスやフリーランスの方にお願いすると、そのサービスや人が有する能力の範囲内でしか仕事を頼めません。そうなると、一つのところに発注作業やデザイン・制作、お店の予約など「あれもこれも」はお願いできないですよね。結局、複数のオプションを検討する状況になって、都度発注を出さなければならない煩雑さが残ります。
Lancers Assistantでは、多様な能力を持つフリーランサーが後ろに控えてくれているカバレッジの広さと、面倒な手続きがない点が魅力的でした。
専属の担当ディレクターが立ってくれるので窓口が一つで済み、どんな種類の仕事でもまるっとお願いできます。また、自社の情報や状況が蓄積されていくためコミュニケーションに無駄がなく、スムーズに進められるところも理想的です。
利用料金が定額を超えると、使った分だけ従量課金になるシステムもありがたいですね。
販促物やバナー制作を依頼。クオリティにも満足
現在はどのように活用されていますか?
イベントの販促物やバナー制作、Webページの改変などマーケティングや制作系の仕事を中心に、週1〜2件の頻度でオーダーを出しています。
納品されるもののクオリティは高く、今のところストレスを感じたことはありませんね。今後は経理周りのルーティン作業などバックオフィス系のタスクや、Tシャツデザインなどのクリエイティブワークもお願いしてみようと考えているところです。
遠隔を意識しないくらいのスピード感がある
担当ディレクターとのコミュニケーションはどうですか?
現在ついてくださっているディレクターさんは、福岡在住の方。使用開始のタイミングにオンラインで一度ご挨拶した程度で、実際にお会いしたことはありません。それでも全く問題はないですね。そんなことは意識しないくらいのスピード感があります。
Slack(スラック)を送ると当日中には必ずレスポンスがありますし、面倒くさがりな私の性格まで読みとってくれている点も助かっています(笑)。
ただ、こちらもそれに甘んじることなく、遠隔だからこそ不明瞭で曖昧な指示にならないよう、きちんと具体的なタスクに落として依頼するよう心がけていますね。この依頼の出し方が、担当ディレクターとの円滑なコミュニケーションの重要ポイントだと感じています。
多様なリソースを活用して、事業のスケールスピードを確保
最後に、Lancers Assistantが自社にもたらす価値について教えてください。
スタートアップ企業は人材リソースが限られています。少ない人数をどう活かすか?どう事業をスケールさせるか?もっと言うと、スタートアップは何のためにあるのか?
私は、短期間でユーザーに価値を届けるためにあると考えています。それには、事業をスケールさせるための売上拡大も重要です。よって、優先すべきは「お客様の価値を創造する」部分と「売上を拡大する」部分になります。
そこに自社のリソースを集中させるため、それ以外の部分は社外の力を頼らせていただき、できる限り外注していきたいと考えています。
Lancers Assistantの後ろには、ランサーズが展開している様々なサービスがあり、そうしたリソースカバレッジの広さが強みになっているのではないでしょうか。事業のスケールスピードを確保できる心強いサービスとして、今後も頼りにしていきたいと思っています。