[後編]理想のたい焼デザインに巡り合うまで − 浅草 忍者たい焼

[後編]理想のたい焼デザインに巡り合うまで − 浅草 忍者たい焼
キャラクター/ロゴのデザインが決まれば、次はそれを利用した実商品を作ることになる。「浅草忍者たい焼」でも、たい焼忍者のキャラクターデザイン完成後、たい焼調理に向けた金型を制作することになった。
LANCER SCORE
31

浅草の新名所「忍者たい焼」。当店代表の瀧口氏は、店舗のロゴデザイン、「たい焼忍者」のキャラクターデザイン、たい焼を作るための金型制作まで、あらゆる場面で繰り返しランサーズを活用した。そういった多様なニーズに対して、どのようにして理想のデザインを手に入れることができたのだろうか。前回に引き続き、後編をお届けする。

【前編リンク】理想のたい焼デザインに巡り合うまで ―浅草 忍者たい焼

ハイクオリティなデザイナーを見つけられる場所

-様々な分野で繰り返しランサーズをご活用いただいた理由は何でしょうか?

「キャラクターイラスト」が満足ゆくものに仕上がったため、ハイクオリティなデザイナーストックを有するランサーズに可能性を感じ、次工程の「焼き型の立体デザイン」も再び依頼することに決めました。多様なデザイナーが見受けられるなか、立体デザインスキルを持つ方もいるに違いないと考えたのです。

そうして、依頼先のデザイナーを探してみたところ、電化製品等の立体デザインを手がける「工業デザイナー」の肩書きを持つ方を見つけました。過去作品(ポートフォリオ)を拝見したところ、どれも緻密で美しいデザインであったため、「この人なら間違いない!」と、プロジェクト方式にて直接指名させていただいた次第です。

仕事の発注後、創りあげたい商品のイメージを緻密に汲み取っていただき、細部まで妥協なく商品開発をすることが出来ました。その結果、看板メニューの「忍者たい焼」を開発する上で必須であった「平面」と「立体」のデザイン双方が完成し、求めていた理想のデザインに巡り合えたのです。

IMG_6575
(制作のたい焼金型)

見て楽しいキャラクターフードの実現

-ランサーズを通して制作されたデザインに対するお客様の反応はいかがですか?

「目で感動してもらえる商品を創りたい」という当初の狙い通り、初めて見るオリジナルたい焼の形に驚いていただき、商品の写真を撮ってくださるお客様が多くいらっしゃいます。

たい焼の表と裏のデザインを異なるものとし、一方には腰に巻いた帯に日本刀を差し、もう一方には浅草の文字など、様々な遊び心をお客様に喜んでいただけました。また、「ネクたい焼」を首の下に持ってまるでネクタイを締めている様に見せて、笑顔で記念撮影をしているお客様もおられます。

「単に食べるだけでなく、”楽しめる”たい焼を実現できたな」と、

私自身、非常に感慨深いものがありました。

IMG_6580
(見た目のみならず、さまざまな味が楽しめる)

デザインイメージの見える化、そして、妥協しないこと

-ランサーズ利用に当たり、注力したポイントはありましたでしょうか?

図やイラストで視覚的に依頼内容を伝えること、遠慮せずに修正依頼をお願いすることです。デザイナーに向けて、正確に依頼内容/意図を伝えるには、文章だけでは不十分な場合があります。そのため、参考となる図やイラストを添付する等の工夫をしました。

例えば、キャラクターデザイン依頼の際には、「可愛いキャラクターデザインにして欲しい」という抽象的な言葉だけでなく、「こんな感じのイラスト的な雰囲気のデザインにして欲しい」というようなイメージが伝わる具体的なコミュニケーションを心掛けています。

また、デザインの隅々まで絶対に妥協したくないと考えていたので、自身が納得ゆくまで細かな点の修正を何度も依頼させていただきました。メッセージ機能を介したやりとりは数知れず、「こんなにデザインを何度も描き変えてもらっていいものか・・・」と途中で心苦しくなり、もうこれ以上変更をお願いするのは申し訳ない、と妥協しそうになりました。

しかし、ご担当いただいたデザイナー様は熱意ある素晴らしい方で、「遠慮なく何でも伝えて欲しい」と仰っていただき、デザイン修正に何度も何度もご対応いただけました。この場をお借りしまして、改めて御礼申し上げます。

自分の肌感覚に合うデザイナー探しに向けて

-商品開発に苦心するクライアントの方々にどのような点がお勧めでしょうか?

デザインの外注を行う際には、肌感覚に合うデザイナーの方に出会うまでに「長い試行錯誤が必要」と考える方も多いかもしれません。

デザイナーとの数多くの仕事を通し、時間をかけて合う人・合わない人を探り、ようやく自分の感性に沿う理想のデザインに辿りつけるものだと、私も初めはそう考えていました。

その点で、ランサーズを通して、短期間のうちに多様なスキルを持つデザイナーの方々に出会い、最初の一歩目から相性の合うデザイナーを見つけられたことは幸運でした。

特にコンペ形式では、複数デザイン案の中から自身にマッチする提案を選べたことで、試行錯誤の必要性はありませんでした。みなさまにも、ぜひランサーズの活用をお勧めしたいと思います。

皆様が浅草にお越しの際には、ぜひとも当店にお立ち寄りください。

「浅草忍者たい焼」を今後ともよろしくお願いいたします。

※1.店舗情報「浅草忍者たい焼」 (外部リンク)

※2.「浅草忍者たい焼」金型デザイン担当のランサー様(Lancersプロフィール)

IMG_6582

(浅草忍者たい焼代表の瀧口氏)

(期間限定X’masツリーたい焼)

【前編】理想のたい焼デザインに巡り合うまで ―浅草 忍者たい焼

RECOMMEND
関連記事