月間報酬額20万円を突破する方法は? 人気Webライティング講師を招いたセミナーをレポート

月間報酬額20万円を突破する方法は? 人気Webライティング講師を招いたセミナーをレポート
2017年8月3日(木)「月間報酬額20万円を突破するには」と題し、ライター/Webライティング講師として活躍する吉見夏実さんを招いたセミナーの模様をお届けします。第一部ではライターとして活躍される吉見さんのノウハウがたくさん詰まったセミナーがおこなわれました。いかにして月間報酬額(以下、月額)20万円を突破してきたのかのお話しに、ご参加いただいた方々も熱心に耳を傾けていました。第二部ではランサーズ運営も加わり、パネルディスカッションを開催しました。
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月額20万円をどう突破するか

吉見さんがランサーズに登録したのは今から約5年前。ランサーズというサービスがいったい何かという情報もない状態で利用を開始しました。始めた当時は「タスク案件でお小遣い稼ぎができる」程度の認識だったそうです。

しかし、ランサーズに登録してから4か月が経ったころには月額約20万円を突破。2013年の5月には月額30万円を突破するまでに至りました。その躍進の秘訣はいったい何だったのでしょうか。

今回は、2017年8月3日に吉見 夏実さんを講師にお迎えして開催したセミナーの模様を、抜粋してお届けします。

吉見 夏実さん
2012年からランサーズを利用。現在は、Webライティングやクラウドソーシングを活用した新しい働き方について講演するセミナー講師としても活躍。ブログ(http://www.yoshiminatsumi.com/

月額20万円突破に必要な能力とは

初めに、吉見さんの月額報酬獲得の推移を見ながら、20万円を突破した際に何を意識していたかが紹介されました。当時、自身では当たり前と思っていたことでも、講師となった今では、意外とできていない人が多いということに気が付いたといいます。

マーケティング×コミュニケーション

吉見さんは報酬獲得を最大化していく上で「マーケティング×コミュニケーション」の考え方が重要と話します。例として「提案をクライアントに最適化する」ことを挙げました。

相手のニーズを的確にとらえ、最適化した提案文を作ることが重要とのこと。「ニーズをとらえた上で、相手の期待を超えていくことが、選ばれるライターに近づくことになる」そう吉見さんは話します。クライアントが発信する情報から、いかにクライアントのニーズと意図、課題を汲んだうえで、クライアントの課題解決となるような魅力的な提案をできるかどうかがポイント。

セミナーを実施すると、受講者のみなさんから「吉見さんが提案時に使っていた定型文をください!」と言われることも多いそうですが、定型文は一度も作ったことがないそうです。

また、ライターに仕事を依頼するクライアントにも、様々な理由があると話す吉見さん。ライティングのプロフェッショナルとして仕事に向き合い、クライアントとコミュニケーションをとって、価値を提供することが必要だと語ってくれました。

ランサーズの機能を使い倒す

吉見さん
「マーケティング×コミュニケーション」に加え、自身が20万円を突破できた理由のひとつに「ランサーズの機能を使い倒す」ことを挙げた吉見さん。「プロフィールも重要な営業ツールのひとつ」と話します。活躍するランサーを例に挙げ、自己紹介文の記載やポートフォリオの充実など、今日からできる改善ポイントが紹介されました。

話を聞く参加者の方々も真剣そのもの。非常に有益な話の数々だったのではないでしょうか。

ライターとして生きていくために考えたいこと

第一部の後半では「ライターとして生きていくために考えたいこと」として

  • 高品質な記事を作ること
  • 読者に適切な情報を届けられること
  • クライアントに喜んでもらうこと

を挙げた吉見さん。

「早く書ける」や「たくさん書ける」というのも大事なことであるのは間違いないが、ライターとして最優先に考えてほしいのは「高品質な記事を作る」ことだと話しました。そして、「そもそもライターというのは『伝える人』である」とも。

「伝えたいことを伝えたい人に、適切に伝えるのがライターの仕事だと思います」

情報を適切に伝えられるようになることが、ライターとしての成功には必要不可欠であり、それには常に「読者目線」をもって取り組むことが重要になると、参加者に向けて語りました。

また、効率化に便利なEvernoteやDropboxといったツールや最新のSEOトレンドといった情報に対して、興味をもってほしいと話す吉見さん。自身が「なんで? なんで?」というタイプとのことで、その「なんで」を逃さずに普段からすぐに調べるようにしているそうです。

第二部 パネルディスカッション


第二部では吉見さんと、ランサーズスタッフによるパネルディスカッションをおこないました。

司会者:本日ご来場いただいているみなさんから、事前に質問をいただいています。今日は、その中から三つの質問をピックアップしてきましたので、その質問に吉見さんとランサーズ運営メンバーがそれぞれお答えする形でお話しいただければと思います。

「文字単価や報酬アップの交渉のタイミングはありますか」

吉見:普段からよく聞かれることが多いのですが、まずは提案時だと思います。仕事を受ける前に交渉をする。もちろん、金額や期間によっても変わりますが、ひとつの継続案件で3か月単価に動きがなければ、クライアントさんに「このお仕事を続けていきたいと思っているのですが、本件の報酬、単価が上がる規定などはございますか」と聞きます。

仕事にも慣れてきたら、「この金額では続けていくのは難しいので上げてください」と交渉するのもありだと思います。もちろん、始めたばかりのころからだといきなりバシっと伝えるのは難しいと思うので、やんわりと伝えていくのが良いですね。

司会者:今まで単価交渉して、大体どのくらいの確率で単価上がったんですか。クライアントさんはどのような点を評価して、単価交渉に応じてくれるのでしょうか。

吉見:交渉して、実際に単価をあげてくださるクライアントさんは9割でした。単価交渉をする際には、絶対に満たしておかなければならない条件があると私は思っています。それは、クライアントさんを120%満足させられているかどうかです。

クライアントさんの満足をどう確かめているかというと、クライアントさんからいただく評価コメントやメッセージを見ればわかります。「ありがとうございました」などの挨拶だけでなく、何が良かったか、何に満足したかを具体的にコメントくださるんですね。

それと、8/11に発売される私の本(※セミナー時8/3)があるんですが、そちらにもこのことが書かれているので、気になった方はぜひ読んでみてください(笑)。

運営メンバー(以下、運営):クライアント視点で考えた際に、どんな場合に単価を上げたくなるかというと二点あります。一点目は提案時なんですが、私は初回から希望単価を提示して良いと思います。私たちは、多くのクライアントさんにお会いしてお話を伺うのですが、相場観がわからないというクライアントさんが意外にも多くいらっしゃるんですよね。だから、なぜ「この提案金額になるか」を可能な限り明確にして説明すれば、初回から希望単価を提示しても良いと思います。

類似した案件の文字単価に合わせて、依頼しているクライアントさんもいらっしゃいます。積極的にライターのみなさんから「相場はこれくらいですよ」と言っていっていただくのもありかなと。それがマーケットをよくするひとつでもあります。

二点目は、クライアントさんから直接依頼が来るようになったタイミングでしょうか。SEO観点で良質なコンテンツをたくさん作りたいと思っているクライアントさんも多くいます。そうすると、良いライターさんを見つけたら、他社のコンテンツでは書いてほしくない。自分のところだけにたくさん書いてほしい、となります。ここが交渉のタイミングではないでしょうか。

直接依頼が来るようになった時というのは、信頼を得ているタイミングかと思います。「今後、より積極的に仕事をしていくので、成果が出たら上げてください」や「これだけやったら上げてください」という話ができると良いですね。

司会者:そもそも、クラウドソーシングを利用したことがないというクライアントさんも多くいらっしゃいます。初めてお仕事を依頼してみたり、取引するクライアントさんには、ランサーさんから単価を提示してあげるというのも良いのかもしれません。

「本格的に始めて2か月ほどですが、なかなか目標金額を達成できません。プロジェクトを選ぶ際のポイントや、通る提案文のコツはありますか」

運営:まず、目標金額を設定しているのが素晴らしいと思います。少し話が逸れてしまうかもしれませんが、過去の事例をご紹介します。あるWebサイトのネーミングコンペで、「ネーミングに加えて必要な情報をセットにして提案をくれたから採用した」という話がありました。もう少し具体的にお話しすると、新たにWebサイトを作りたいので、ネーミングを依頼したらしいんですよね。その情報に目を付けたランサーさんがそのネーミングのドメインが空いているかどうかといったことも合わせて提案してくれたそうです。

確かに、依頼は「名前を考えてください」です。しかし、名前を考えてほしい理由というのは、名前を使ってメディアを作り、それを運用し読者に喜んでもらいたいというのがクライアントさんの目的です。先ほどこれも吉見さんがおっしゃっていましたが、先のことまで考えて提案できると、他の方との差別化ができると思います。プラスアルファで提案するのは採用されやすいポイントではないでしょうか。

「月額10万円から20万円あたりになるまでに取り組んだことがあれば教えてください」

吉見:私は、実はすぐに20万を突破してしまいましたので、ご質問を「壁を突破する方法」に置き換えてお話させていただきますね。私は月額30万円を超えたところから伸び悩んでいた時期がありました。そこを脱したときにおこなったのは、日本語や国語をあらためて勉強したことでした。

Webライティングに関する本も読みました。そもそもWebライティングの本は数が少ないので簡単に読破できます。これは、自分の弱いところを補完するという意味合いが大きいのですが、マーケティング目線や営業目線が弱いなと思うのであれば、それらに関する本やセミナーで勉強するのもいいと思います。一時的に少し収入を減らしてでも、壁を突破するために勉強をするのもいいかもしれませんね。

今後の開催も予定! ランサーズセミナー

「月間報酬額20万円を突破するには?」というテーマのもと開催した本セミナー。2時間という時間にもかかわらず、吉見さんがこれまで実戦のなかで得てきたノウハウの詰まった内容でした。

今回は有料セミナーということもあり、セミナー内容の詳細がお伝えできないのが残念ですが、ご参加いただいた多くの方々は、セミナーを受けた直後から実践できるノウハウや考え方を得ることができたのではないでしょうか。

今後の開催も予定しているので、どうぞお楽しみに!

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