誰だって最初は”初心者”! 課題をひとつずつクリアすることで、高額報酬を実現する

誰だって最初は”初心者”! 課題をひとつずつクリアすることで、高額報酬を実現する
独立当初は、誰でも同じような悩みや課題を抱えているものです。活躍するフリーランスの過去のつまづき体験や乗り越えてきた解決法をお伝えするシリーズ第2弾。本日は大手化粧品会社でビューティーコンサルタントとして勤務。結婚退職後に独立し、美容関係のライティングを中心に活動する辻本 愛美さんのエピソードをご紹介します!
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独立当初の悩みの前に……そもそも、私がフリーになったきっかけとは

私は独身時代、大手化粧品会社で美容カウンセラーとして働いていました。結婚を機に仕事から離れたのですが、友人や知人から頼まれ退職後も相談に乗っていたりして、気づけばメイクのセミナー講師やエステティシャンとして活動するようになっていました。

でも仕事が順調に進み始めた頃、結婚当初に発症した持病が悪化。症状で体全体に炎症が起こり、冬場には皮膚が剥離して出血する時も多く、美容関係の仕事をするのが困難になりました。幸い主人が自営業をしていたので在宅で経理をしていましたが、そんな夫もリーマンショックの不況時に廃業……、会社員となりました。

リクエストがあればエステはしていましたが、経理の仕事がなくなったせいでお小遣いは少なくなるし、時間は余るし。時間があれば仕事をしたい性格のせいか、仕事が少ないせいで精神的に不安定になりました。際立った資格なし・持病ありで制限あり、年齢は40歳を過ぎていました。

実際のところ、40歳を過ぎるとロクな仕事はなく、肌状態が悪いまま、以前の美容の仕事に就くのは無理じゃないかと思うようになりました。そんな時にたまたま見つけたのがクラウドソーシング。これなら在宅で自分のペースで働けると思い、登録してとりあえず仕事を初めてみました。

思い描いた理想の収入は、すぐに達成できるものと思っていた……

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Webデザインやプログラミングに精通しているわけでない私は、デザイン制作やシステム開発など専門スキルが必要となる仕事はできません。そこで、私がクラウドソーシングで始めたのが、”体験談や美容関係”の記事を書く仕事でした。ただ、実際に利用するまでは「本当に収入が得られるの?」と疑心暗鬼。入金されるまで、不安は消えませんでした。

半月経過後、銀行口座を確認してみると驚くべきことに、本当にお金が振り込まれていたのです。わずかな金額でしたが、すごく嬉しかったです。そして「やり方次第でもっと増やせるかも?」と思い、まずはタスク方式の案件を片っ端からこなしていきました。

そんなフリーランスとして活動し始めた当初、まだ”初心者”だった時に痛感した悩み、つまずいた経験と、その課題をどのように乗り越えてきたのかを皆さんにお伝えいたします。

悩みPart1:1案件当りの単価が安く、上手く高額案件が見つけられない

タスク方式はアンケートやレビュー・記事作成などを原稿にする、比較的簡単な仕事です。でもタスク方式の仕事は50円とか100円とかとにかく単価が安いので、数をこなさないとお金になりません。

それなのに最初のうちは、文字を打つのも文章を考えるのも結構な時間がかかり、わずか500~600文字を作成するだけでも疲れました。また沢山あるタスク案件の中から、自分に合うものや高額案件を上手く探しだすことができませんでした。

悩みPart2:タスク方式は新しい案件を探すのに時間がかかる

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タスク方式の案件は、依頼されているジャンルの幅が広いです。「この案件できるかな?」と内容を確認したら、得意分野ではなく難しそうなので却下。これを繰り返しているとできる案件を探すだけで何十分もかかってしまうので、うまく行かない時は原稿作成をする時間より探す時間の方が長くなってしまって、効率よく仕事ができませんでした。

悩みPart3: プロジェクト方式にトライしたら、次は継続依頼をもらえない悩みが

プロジェクト方式はクライアント様が提案を募集していて、気に入った提案をしたランサーを選んで仕事を進めていく依頼方式の仕事です。最初は「プロジェクト方式なんてハードルが高い!」と思っていましたが、少し自信がついた頃からプロジェクト方式に提案して仕事をするようになりました。

ところが「継続アリ!」になっている案件なのに、継続で依頼を頂けるクライアント様がほとんどありませんでした。依頼内容の理解不足やクライアント様のニーズを私が上手くつかめていなかったのが問題で、「継続で仕事を頂けるほどの魅力のある文章を書くのにはどうすれば?」ということが課題になりました。

質の良い仕事を迅速に行なうために、マイルールを作る

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ここまで説明してきたような悩みを抱えてきた私ですが、フリーランス歴が長くなるにつれて、段々と仕事のコツがつかめるようになりました。これも、失敗を重ねながらも自分なりにPDCAをまわし、改善を積み重ねてきたからだと思います。今では、余裕を持ちながら品質の向上に取り組めています。

それは各段階で悩みを解決していったからなのですが、もし皆さんにも参考になれば嬉しいので、その解決策をお伝えしたいと思います。

解決策Part1:依頼金額が高い順に並べ替えて高額の案件から着手した

仕事を始めて随分経ってから、タスク方式の仕事は新着順に表示されていると気がつきました。タスク式の画面の右上に「表示順を選択」とありますが、ここで自分の都合に合わせて並べ替えができます。

私の場合は「依頼金額が高い順」でしたが、これだけで2倍以上の金額にできました。また得意分野でないジャンルの案件をすると検索に時間がかかり過ぎて効率が悪くなるので、美容関係の案件に絞り込んで仕事をしました。

解決策Part2:プロジェクト方式の仕事に提案、まとめて仕事をこなすようにした

タスク方式で経験を積んでいくと、「プロジェクト方式の方がもっと効率が良くなるかも?」と考えるように。そこで美容関係の案件を探したら沢山見つけられたので、当然自分の得意分野で提案をしてみました。

タスク方式からプロジェクト方式に切り替えると、1案件ごとに自分に合う案件を探す時間が必要なくなります。その分効率が良くなり収入も高くなり、同じ時間仕事をしても、2倍、3倍の収入にできました。

解決策Part3: クライアント様から信頼してもらうために、マイルールを作った

同じクライアント様から継続で仕事を頂くために、自分なりのルールを作っていきました。依頼内容をしっかり把握して原稿を作成するのは当然のこと、理解出来なければわかるまで質問を。これはできるだけクライアント様のニーズに合う原稿に仕上げたいと思ったからです。

間違った内容が入らないように、徹底的に調べて理解をしてから原稿を書く、読者にわかりやすく役に立つ魅力ある文章になるように努める。書きたい内容が集約できない時は、クライアント様に相談して文字数超過が可能か確認の上、濃い内容にして原稿を納品する。

良い原稿に仕上げれば自然にクライアント様のサイトにはアクセス数は増加、私自身もクライアント様から信頼していただけます。自然と継続いただけるクライアント様ができて、単価アップでご依頼頂ける時もあります。

成功も失敗もウェルカム! 経験した失敗は無駄にはならない

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いつでも同じテンションで仕事が続けられたわけではないですし、こんなことをしていて本当にいいのかと不安を感じることも多かったです。でも徐々に収入はアップ、継続で依頼を頂けるクライアント様が増え、その結果、実績やクライアント様の評価を軸とした総合ランキングに入ることも!仕事が仕事を呼ぶと言いますが、クラウドソーシングでの仕事が充実すればするほど、他にも仕事が増えました。

美容関係の仕事はリクエストがあればしていますし、自営業の友人から頼まれた経理事務全般、決算処理、確定申告まで全て代行しています。その上、知人からお願いされた生命保険会社で、代理店の資格を取得。今は持病と付き合いながら、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」をメインに4本立てで仕事をしています。

「言い訳はしない」「面倒臭いという言葉を捨てる」「仕事は段取り次第」というのが私のモットーです。「石の上にも3年」と言いますが、自信のないことも徐々に実力がつきます。失敗して学ぶ経験って重要で、決して無駄にはなりません。これからフリーランスで活動をしようと思っている人は「あの時やっておけばよかった」と後悔しないために、「成功も失敗もウェルカム」で挑戦して欲しいと思います。

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