“ちょっと休憩”でも体調管理!運動不足気味なフリーランスこそ取り入れたい「お茶の効果」

“ちょっと休憩”でも体調管理!運動不足気味なフリーランスこそ取り入れたい「お茶の効果」
フリーランスとして働いていると、外出も少なく作業にも集中しがちなため運動不足が気になるもの。ちょっとの間でも時間を作って運動を行うことができたら理想ですが、中には「運動する時間はないし、そもそもあまりしたくない……」という方も多いかもしれません。運動はできないけど、体調は管理したい、という方にこそオススメしたい「お茶」を効果別にご紹介いたします。
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運動不足が続くとどんな問題が発生するのか?

運動不足が続くことによる最大の問題は「肥満」です。肥満は食事で摂取したエネルギーの余剰分をいざというときのエネルギー源として脂肪組織にため込むことで発生します。肥満そのもののに害があるというよりは、肥満が原因となり様々な病気を引き起こします。
メタボリックシンドロームという言葉も頻繁に聞きますが、これは、

・内臓型肥満
・脂質異常症
・高血圧
・高血糖

の2以上を合併している状態を指し、動脈硬化や動脈硬化に起因する脳梗塞などの血管障害などのリスクを高めてしまいます。この中でも特に肥満は他の3つに対する影響が大きいため、肥満が脂質異常症、高血圧、高血糖を引き起こし、これらを合併することにより血管障害を発症しやすくなるという悪影響が発生します

肥満とメタボリックシンドロームの予防のために効果的な飲み物

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肥満は摂取した余剰なエネルギーを身体が蓄積することによって発生するため、運動不足を解消してエネルギーを使用することで予防することができます。ただ多忙な現代社会だと十分に運動をする時間はなかなか取ることができません。そんな時は作業中に健康に役立つ飲み物を作業中に飲むことで、上記のようなメタボリックシンドロームを予防することが可能です。

コレステロール値が気になる人に「緑茶の力」

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何かと悪者なイメージのあるコレステロール。しかし細胞膜の構成成分だったり体内でホルモンを合成する材料になったりするため生命の維持に必要不可欠な物質です。しかし血中に多くなりすぎると脂質異常症を発症し、血管内に血栓を作ったり動脈硬化を進行させたりします。

緑茶に含まれる苦み成分である「カテキン」はコレステロールの排出を促します。肝臓では消化液の一つである胆汁酸というものが作られます。胆汁酸はコレステロールから作られ脂肪の消化をしたのちに、再び肝臓に戻り再利用されます。カテキンを摂取することで肝臓に戻るはずの胆汁酸が体外に排出されるため、コレステロール値が低下します。

濃い目の緑茶100ml(小さめの湯呑1杯分)には100mgほどのカテキンが含まれています。カテキンは水溶性の成分なので一度に大量に摂取しても体外へ排出されるため、こまめに500mgほど摂取すると健康増進に効果的でしょう

脂っこい食事が気になる人に「烏龍茶の力」

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烏龍茶は緑茶と同じ植物から作られるお茶です。緑茶は収穫した茶葉をフレッシュなまま乾燥させ作られますが、烏龍茶は茶葉の酵素によって発酵を進め半発酵という状態まで熟成させたお茶です。緑茶には健康に役立つ成分としてカテキンが含まれていますが、烏龍茶に含まれる健康成分は発酵により、別の効果を発揮します。

烏龍茶ポリフェノールは発酵により緑茶のカテキンが重合してできた分子量の大きい物質です。食事から摂取した脂肪は腸内でリパーゼという酵素によって分解され脂肪酸という小さい形になり吸収されます。烏龍茶ポリフェノールを摂取することによって脂肪がリパーゼによって分解されるのを防ぎ、そのまま便として排出させる効果が期待できます。

脂っこい食事が好きな人や肥満が気になる人におすすめの飲み物です。食後に行う作業のお供として300-500ml(コップ2-3杯分ほど)を飲むと効果的でしょう

ドロドロ血が気になる人に!ビタミンCが豊富な「ハイビスカスティー」の力

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ハイビスカスは日本では沖縄をはじめとする温かい場所で栽培されている植物です。鮮やかな赤色が特徴的な植物です。ハイビスカスの花弁は乾燥させ茶葉として利用されます。ハイビスカスティーの特徴は鮮やかな赤い色と非常に強い酸味です。ハイビスカスティーにはクエン酸、リンゴ酸などの有機酸やビタミンCが含まれているため、酸味が非常に強くなります。

ハイビスカスの中に含まれているビタミンCは必須ビタミンの一つでもあり、非常に強い抗酸化作用を持つことで知られています。人間の体内では物を酸化させる力のある活性酸素が絶えず作られています。活性酸素自体は細菌などの有害物質などから体を守るために必要なものなのですが、増えすぎると血中の脂質や肌などにダメージを与え酸化を促してしまいます。例えば血中の脂質が酸化されると過酸化脂質へと変化して血管内に詰まり動脈硬化の原因となったり肝機能を低下させる原因になったりします。

ビタミンCは非常に強い抗酸化作用があるため活性酸素を還元し無害化する効果が期待できます。さらにビタミンCはきれいな肌を作るコラーゲンの合成にも必要不可欠なため、美容の効果も期待できます。

血管の老化に!「そば茶」の効果

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なかなか一般的に手に入るものではありませんが、そば茶には血管を強化する力があります。そばやそば茶にはルチンと呼ばれる物質が含まれています。動脈硬化は血管が弾力を失い硬くなることで発生しますが、ルチンは血管の弾力性を保ち毛細血管を強化する力があります。動脈硬化自体は加齢により不可避に発生してしまうものですが、そば茶を日常的に摂取することにより症状の進行を抑えることができます。
ルチンはビタミンCと一緒に摂取することでその作用を高めます。ペットボトル製品のそば茶には酸化防止剤としてもともとビタミンCが添加されていますし、ビタミンCサプリメントやフレッシュフルーツを食べた後に飲むと非常に効果的でしょう

生活習慣病予防にお茶のパワーを

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フリーランスは体が資本です。万が一病気になり入院してしまうと一気に困窮した状況になってしまいます。運動不足の解消はもちろんですが、意識して健康によいものを食べたり飲んだりするようにしましょう!

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