教職歴20年のライターが語る、子どもの学力アップの秘訣とは?
集中力を持続させる方法は家庭にあった!
最近の子供たちは集中力が持続できません。それは音楽を聞きながら勉強をしたり、テレビを見ながら食事をしたり……。このように何かをしながら作業することが多いことが理由としてあげられます。
また、姿勢が悪い子供たちも集中力が途切れる傾向になります。この2点は家庭で改善することが可能です。自宅で食事の際、リビングでテレビを見たり勉強をするときなど姿勢のチェックをしてあげましょう。姿勢を正し、ながら行動を止めるだけで、集中力が上がるのですから試してみませんか?
素直な子供は成績が上がりやすい!
成績が伸びなくて塾にくる子供さんはたくさんいます。往々にして「勉強のやり方が分かっていないようだ」と親は思っています。
しかし、伸びない子供さんの多くは、自分なりの勉強スタイルを持っていてそれを頑固に崩さない人が多いです。一定のやり方で結果が出なければ、それは、変える必要があります。
アドバイスを素直に聞いて、まずやり方を変えてみる、そしてそれでも結果が出なければまた、やり方を変えてみるという柔軟性が必要です。
子供の理解度は千差万別です。結果を出すには、先生や保護者などの意見をしっかり聞ける素直さを持つことが近道と言えます。
スキマ時間を使って成績アップしよう!
有効な勉強法としてスキマ時間はオススメです。実際に私も学生時にこのスキマ時間を活用していました。覚えたいもの(暗記)をカレンダーの裏などに書き出し、リビングや部屋・トイレに貼るということです。
張るのが抵抗あればコルクボードなどを使用してオシャレにディスプレイしましょう。これは、今では笑い話になりますが、高校生の時定期テストの英単語や漢字をトイレに貼っていたら75歳の祖母がしっかり暗記してチェックしてくれました。
祖母はトイレが近かったので一日に何度も無意識に見ていて覚えてしまったようです。このように、わざわざ机で時間をとるのが勉強ではありません。
トイレでは今日習った教科書を読み直す時間にするとか、テレビのCMは教科書の先を読んで予習の時間にする!などです。当然バスや電車など移動時間がある人はその時間も活用できますね。スキマ時間を制覇して成績アップにつなげましょう。
本来勉強とは楽しいものである!
大人でもそうですが、褒められると嬉しいものですね。仕事にしても家事にしてもやる気が出たりしませんか? 今の子供たちは、親の期待に応えようと一生懸命頑張っています。
勉強とは本来楽しいものだと私は思います。解けない問題が出来たり、授業中に先生から褒められたりするだけでその教科が一気に好きになったりもします。
指導者である私たちも子供たちのやる気を出す努力をしています。家庭でも子供たちの頑張りも一度認めてあげましょう。成績や点数が落ちた時でも、きっと上がっている教科もあるはずです。
「今回トータルでは下がってしまったけど、英語は頑張ったね!」「次は○○位になれるように頑張ろう!」「応援してるよ」など頑張ったと認めてあげてることが子供たちにとって勉強って楽しい!と思えるキーになります。
ゲームが楽しいと思うように勉強も楽しいと脳にインプットさせる為に子供たちの頑張りも一度認めてあげましょう。
目標を持ち向上しよう
あなたは5年後・10年後の自分がどうなっていると思いますか?「今の自分は過去の自分が作り出した結果で、未来の自分は今の頑張りによって作られる」この言葉は私がいつも塾の生徒にいう言葉です。
私たちも目標をもち未来の自分はこうありたいと考え努力することが大切です。今忙しいからと逃げずに、トイレやCMのスキマ時間をうまく活用してスキルアップしましょう。
一日では1時間ほどのスキマ時間も1週間・1か月・1年も続ければ膨大な時間になります。これを使わない手はないですよね!素直なあたなならきっと使おうとおもうはずです。目標に向かってあなたも頑張ってみませんか?