ライターとして知っておきたいSEO対策 1 | Googleさんとは司書のようなもの?

ライターとして知っておきたいSEO対策 1 | Googleさんとは司書のようなもの?
「SEO対策って何!?」と聞かれて、あなたは答えることができますか。書店やネットで調べてみても、いまいちよく分からない。そんな方々に向けたシリーズ「ライターが基礎から学ぶSEO対策」。全5回に渡り、ライターなら知っておきたいSEO対策を解説。第1回目の今回は、Webサイトや表示されるページ、検索エンジンを分かりやすく「図書館」「本棚」「司書」に例えてご説明します!
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【 より理解を深めるために、その他の記事にも目を通してみてください! 】

ライターとして知っておきたいSEO対策 2|司書・Googleさんとはどんな人なのか!

ライターとして知っておきたいSEO対策 3|人情味溢れるGoogleさんができるまで

ライターとして知っておきたいSEO対策 4|ライティング案件とGoogleの進化

ライターとして知っておきたいSEO対策 5|覚えておきたい3つのHTMLタグとは?

 

意外と人情味溢れた「SEO対策」について学ぼう

笑顔でパソコンをする女性

ライターをしていて「SEO」という言葉を聞いたことがない人はいないでしょう。新聞よりもWebニュースが読まれている現在、記事を書くライターにとってもSEOに関する知識は不可欠です。

しかし「SEO対策ってなに?」と聞かれると、はっきりと答えられないという人も多いのではないでしょうか。「SEO」と検索して出てくる「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」という説明は分かりづらく、あいまいに理解したまま仕事を続けているライターさんも少なくありません。

もちろんSEO対策を理解していなくても記事はかけます。しかし「SEO対策記事を書いてほしい」と依頼されたときに、あなたはクライアントの要望に100パーセント答えている自信はありますか?

なんとなく「キーワードを使って記事を書けばいいんでしょ」と思っていませんか? 単純に決められた回数のキーワードを使うだけがSEO対策ではありません。そこにはもう一手間、ライターならではの工夫が必要なのです。

そこでこの工夫について知るために、今回から全5回に分けて「ライターとして知っておきたいSEO対策」についてお話ししていきたいと思います。

堅苦しい説明が多く、分かりづらいと思われがちなSEO対策ですが、知ってみれば意外と人情味に溢れていて、とっつきやすいもの。技術的な説明はほとんどありませんので、ぜひ最後までお付き合いください!

誰でも自由に作れるWebサイトは「自費出版の本」のようなもの

では、まずSEOの基本になる概念を確認していきましょう。このイメージをしっかり持つことができれば、あとの説明が分かりやすくなります。

最近では誰でも気軽にWebサイトを持つことができるようになりました。HTMLタグが分からなくても作ることができるWebサイトもありますし、ブログなんかもWebサイトの1つですね。このWebサイトは「自費出版した本」のようなものです。

発行部数は少なく、世界に1冊だけ。しかも、みんなが勝手に発行するのでまとまりがありません。インターネット上のあちこちに秩序なく散らばっています。読みたいと思ったら、アドレスを入力してその場所まで行くことになります。

これでは読む人にとってはとても面倒。サイトを作った人もなかなか読んでもらえないのでは出版したかいがありません。自費出版した本ですが、できればたくさんの人に読んでもらいたいですよね。

検索サイトは「図書館」、ページは「本棚」、 選ぶのは「司書」

本棚で本を探す女性

そこで登場するのが検索サイトです。インターネット上のあちこちに散らばっている自費出版のWebサイトを集めて、キーワードで検索すると「はい、これですよ」と本棚に並べて見せてくれます。

しかも検索サイトには親切な人がいて、「これとこの本が分かりやすいですよ」と、オススメの本を手前の棚に並べてくれます。とっても便利です。

これって何かに似ていると思いませんか? そう、図書館です。図書館にも司書さんオススメの本を並べている本棚がありますよね。つまり検索サイトは「図書館」のようなもので、検索結果の表示ページは「本棚」、どこにどんな本を置くかを決めるのは「司書」さんということになります。

ちなみに、どこにどんな本を置くかを決める規則や仕組みのことをアルゴリズムと言います。「司書さんが本を選んでる」とイメージした方が分かりやすいでしょう。

この司書さんは「図書館」である検索サイトごとに存在します。ここでは親しみをこめてYahoo 図書館の司書さんを「Yahooさん」、Google 図書館の司書さんを「Googleさん」と呼ぶことにしましょう。

SEO対策とは、Googleさんに自分の1冊を選んでもらうためにする努力

ではこれらを踏まえた上で「SEO対策」を考えると、たくさんある「図書館」の司書さんたちに自分の本を選んでもらい、できるだけ手前の目立つ棚に置いてもらうためにすべきこと、だと言えます。

ちょっと営業さんに似てるかもしれませんね。「うちの本はとってもいい本なんですよ~」とアピールして目立つところに置いてもらうわけです。

この「図書館」に相当する検索サイトはいくつもありますが、日本ではGoogle が62%、Yahoo が32%とほとんどのシェアを占めています。

google_yahooの検索グラフ

さらに、Yahoo さんは2010年12月からGoogle さんと同じ本の選び方を始めました(Yahoo がGoogle の検索アルゴリズムを採用)。

いわば司書さん同士でノウハウを共有している状態です。Yahoo さんとGoogle さんはほぼ同じ人だとみなしてしまっていいでしょう。つまり、実質Google さんだけをターゲットとすれば、ほとんどの検索サイトで目立つところに本を置いてもらえる、ということになります。

では、Google さんに対してどんなアプローチをすれば自分の本を手前に置いてもらえるのでしょうか。Google さんは少しクセのある人なので、アプローチにもちょっとしたコツが必要です。

そんなクセのあるGoogle さんに自分の1冊を選んでもらうためする努力がまさしく「SEO対策」だと言えます。では次回は、攻略すべきGoogle さんとはどんな人なのかということをご説明したいと思います。

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