在宅ワークを本業にする! ちゃんと稼いでいくための必須知識

在宅ワークを本業にする! ちゃんと稼いでいくための必須知識
育児や家族の介護のため、また自分自身の病気のため、自宅勤務を余儀なくされることが誰にでも起こり得ます。そんな時、自宅で働く、在宅ワークの副業を本業にできれば安心ですよね。自宅で仕事をする在宅ワーク人口が増えている今。自宅勤務の必要があるなら、在宅ワークにシフトするのもありかもしれません。本業を在宅ワークで行なうための方法について、調べてみました。
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在宅ワークってどんな仕事があるの?

本業にするための在宅ワークとひとことでいっても、どんな仕事があるのでしょうか。いわゆる在宅ワークの定番と言えば、昔ながらの内職。次に考えられるのが、テープ起こしや添削、語学の能力があれば翻訳もあります。

パソコンとインターネット環境があれば、データ入力やライターなども、比較的簡単にできそうです。でも、在宅ワークは、本業にできる仕事なのでしょうか。厚生労働省のまとめた『在宅ワーカーのためのハンドブック』によると、2008年時点の在宅ワーカーの数は、123万5千人。

専業で在宅ワークを行なっている人、つまり本業にしている人が87万2千人だそうです。例えば、データ、文章入力等の比較的簡単な仕事の仕事では、平均月収が約3万円で、時給に換算すると857円。Webデザインや設計・製図ができると、平均月収は15万円になり時給は1,667円になるそうです。

本業にするためには、最低賃金を基準に考えると分かりやすいと思いますが、東京都が907円、埼玉県金が820円なので、ローレベルの仕事でも、最低賃金程度は稼げると考えてよさそうです。

在宅ワークで稼ぐには

内職は、相当な数をこなさなければ、まとまった収入にはなりません。本業にするには難しいですね。テープ起こしは、実績を積んで記事作成や議事録作成までできるように、添削は指名が入るほどのレベルにならないと、高単価の仕事にはならないみたいです。

やはり、在宅ワークを本業にするためには、パソコンとインターネット環境は必要なようです。しかし、データ、文章入力等の仕事は、定型的な業務です。そのため、効率性や生産性に差がつきにくく、仕事数は多くても、競争も激しいのが現状のようです。

つまり需要と供給のバランスから、全体的に単価が低下傾向にあるので、本業として取り組むなら、内職と同じように数をこなす必要があります。

育児や介護など、在宅ワークに取り組む時間が限られている場合、一件当たりの単価を上げて、効率よく稼ぐ必要があります。しかし、同時に高単価案件は高いスキルが要求されるのです。

本業としていくら稼げばいいか考える

もし、在宅ワークを本業とするなら、あなたは個人事業主になります。会社に所属していれば、安定した収入が確保できていたので、赤字にならない限りそれほど自分の支出は気にしないものです。ところが、個人事業主が安定した収入を得るには、それなりの実績と経験が必要です。

まずは、最低限、現在の生活を維持するために必要な金額を把握して、本業でどれくらい働けばその金額が確保できるのかを知っておきましょう。

最低限の生活を維持できる金額とは、家賃、水道・電気・ガスなどのライフライン、そして在宅ワークをする上で大切な通信費、これが最低限必要な固定費です。

食費や携帯料金、服や理美容、化粧品、交際費や趣味に当てていたお金は、見直す対象にします。特に交際費は、本当に必要な交際なのか、付き合い続けていくべきかどうかを考える、良い機会になるでしょう。

しかし、在宅ワークを本業とするなら、今まで以上に、体が資本です。例えば生命保険、学資保険や、自動車保険などは、すぐに解約をせず、比較サイトや相談窓口を使って見直すのも良いでしょう。

在宅ワークを副業で始めてみる

生活を維持するための支出が把握できたら、次に、1日に自由になる時間がどれくらいあるのかを確認します。テレビを観たり、スマホをいじる時間は、すべて在宅ワーク作業に当てます。

そして、クラウドソーシングサイトなどで、今自分が在宅ワークでできそうな仕事をさがし、実際にやってみるのです。

一件いくらの仕事に、どれくらい時間がかかるのかがわかります。例えば1記事1,000円の記事作成なら、2時間かけたら、時給は500円です。1日に4時間自由になるのなら、30日間で60記事書けますね。

「60 × 1000円 = 6万円」の報酬が、今あなたが在宅ワークで期待できる月収です。(実際には、クラウドソーシングサイトの利用手数料が引かれますので、さらに少なくなります。)

この6万円から固定費を引いた額が、食費や保険料になるのです。どうですか? 少し少ないと感じませんか? もしあなたが、まだ会社を辞めていないなら、ぜひ、副業からはじめてみることをおススメします。

自分のできる仕事で一体、1時間いくら稼げるのか、リスクなく確かめることができるからです。すでに辞めてしまっている方は、自分のスキルを生かした、単価の高い仕事をどんどん狙うと同時に、スキルアップを検討してください。

在宅ワークを本業にするためのステップアップ

副業で始めることができたあなたは、稼いだ報酬を生活費に当てず、少しでも本業として安定的に稼げるように、自己投資するべきだと思います。例えば、比較的依頼数の多いWEBデザインは、Adobe社のIllustratorというソフトを使用することが多いです。

Illustratorを使用するとのしないとでは、成果物にも大きな違いがあるのではないでしょうか? 15,000円ほどの投資で、持っていない人より高額な仕事を受注できる可能性が出てきます。

特別なスキルもなく、すでに会社を辞めてしまった方は、とにかく実績を積み上げて、少しでも高報酬の案件に挑戦するか、アフィリエイトなどの、別の方法で稼ぐことも検討してみてください。

ただし、「ワンクリックだけで一日数万円!」といった、詐欺まがいの情報商材には要注意です。無料の情報でも、数ヶ月で会社員の月収くらい稼げるようになるものもあります。根気良く探してみてください。

最後に、在宅ワークを本業にするうえで、一番やってはいけないことをお伝えします。それは、睡眠を削ることです。

寝不足は、作業効率が悪くなりますし、免疫力が低下して、病気にかかりやすくなります。在宅ワークを本業にするなら、健康第一が基本ですよ!

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