初めての方必見! 確定申告の用紙はどこで入手するの?
まずは、確定申告の提出方法を理解しよう!
確定申告書は自分の住所を管轄する税務署へ提出することになります。かつては確定申告シーズンともなると、税務署の前にたくさんの行列ができることもありました。
しかし、インターネットなどが普及した現在では4つの提出方法が導入され、移動時間が削れたり、申告の受付時間も自由になったりと、混み合う税務署に並ぶということも少なくなったようです。
忙しくてなかなか時間がとりにくい人にとっては、提出方法が4つもあるのはとても助かるものです。自分のライフスタイルにあった方法を選択すると、少し面倒な(?)確定申告もスムーズに行なえます。
初心者は税務署で直接申告するのが一番安心
筆者は、独立後初めての確定申告はこの方法で申告をしていました。申告の仕方もわからず、用語も計算もほとんどわからず。あっているのか間違っているのかすらも分かっていない状態でしたから、とりあえず相談がてら行ってみようという気持ちで税務署へ足を運びました。
税務署で直接相談できるのはとても安心でした。平日17時で閉庁、土日祝は休みという時間の制約はあるものの、提出だけなら時間外収受箱でも受け付けてくれます。
大型イベントホールや自治会館などを会場にした、税務署主催の確定申告作成会に行くのも良いでしょう。税務署職員に相談しながら、申告書の作成から提出まで行なうことができます。
郵送で提出するなら税務署へ行く必要無し!
郵送での確定申告は、税務署へ出かけなくてすむので大変便利なのですが、ポストへ投函する場合は注意が必要です。まずは消印について。
確定申告書を郵送した場合、郵便局の消印が提出日になりますので、収集の時間によっては翌日扱いになってしまうことがあります。
できるだけ郵便窓口に持っていくか、日数にゆとりを持って投函するようにしましょう。また、通常は郵送した証明が発行されないため注意が必要です。
レターパックや書留郵便などを利用して、万一のために控えを残しておくと安心です。ちなみに、確定申告書は「信書」扱いのため、「荷物」扱いとなるゆうパックなどでは提出できないことも覚えておきましょう。
広域申告センターやインターネットでも提出できます
先に挙げたように、本来、確定申告は居住地を管轄する税務署にしか提出できませんが、居住地に関係なく利用ができる「広域申告センター」が、ターミナル駅や大型ショッピングセンターなどに臨時で設置されます。
この他、筆者が「いちばん便利!」と思っているのがe-Tax(国税電子申告・納税システム)による申告。e-Taxなら受付は24時間。画面の案内に従って入力していくだけで、税額が自動計算され、家に居ながらインターネット経由で申告書を送ることもできるのでとても便利です。
あらかじめ開始届出書を提出して電子証明書を取得したり、ICカードリーダライタを購入したりと、様々な準備をしなくてはならない面倒はありますが、一度環境を整えてしまえばそれを超えるメリットがたくさんあります。税務署へ行っているヒマはない! という方には特にオススメです。
確定申告の用紙はどこの税務署でも入手できる!
確定申告の提出方法について説明してきましたが、「確定申告に必要な用紙がわからない。」「どこで用紙を入手したらいいのかわからない。」というような、確定申告が初めての方は、税務署へ行くのがいちばん良いと思います。
確定申告の用紙は全国統一ですので、入手するのは全国のどこの税務署でも可能です。会社帰りや昼休み、買い物のついでなどに行ける税務署があれば立ち寄って用紙をもらってくるのが良いでしょう。
但し、提出するのは管轄の税務署でないと受付けてもらえません。二度手間になってしまいますので注意してくださいね!