「枠」にとらわれないわたしが、自分をもっと好きになれる仕事

「枠」にとらわれないわたしが、自分をもっと好きになれる仕事
英語を教えながらシンガーソングライターとして活動。自由な働き方を選んだわたしが、結婚・出産を経て次に選んだ道もフリーランスでした。これまでの経験を最大限に活かせる「自分をもっと好きになれる仕事」。そんなフリーランスに辿り着いた道のりとは?
LANCER SCORE
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好きなことを、ただがむしゃらに追いかけてきた人生

「自由」という言葉がぴったり当てはまるようなわたしの人生。「これがしたい!」「この夢を叶えたい!」ということを、まっすぐに実現してきた結果が今のわたしです。

海外生活をしながら英語を学びたいと、高校卒業と同時に日本を飛び出し、ニュージーランドへ正規留学。大学卒業後はふるさと鹿児島に戻り、地域の子供たちに英語を教えていました。

一方で、音楽を通して地域貢献を目指したいという気持ちから、シンガーソングライターとしても活動。世界に1つだけの楽曲制作事業も立ち上げ、結婚式や誕生日・記念日といったイベントに合わせたオリジナル曲を、心を込めて制作してきました。

筆者が別名義で制作・歌った楽曲

ひとつひとつの依頼に合わせた世界に1つだけの曲作り

特に力を入れていた楽曲制作への依頼は、基本的に個人のお客様から。結婚式や記念日といった特別な日に向けて、大切な方に感謝の気持ちを込めたプレゼントがしたい、と依頼をいただくことが多かったです。新郎新婦からご両親へ、旦那様から奥様へ、子どもたちからご両親へというように、さまざまなパターンの曲を作らせていただきました。

お客様がどんな想いでどんな感じの曲を作ってほしいのか、イメージを膨らますため念入りに行なったのが打ち合わせでした。それ以外のほとんどの作業はデータでやり取り。メール添付やオンラインストレージ等で、曲の雰囲気や仕上がりを確認していただきました。

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制作プランは、作詞サポート料金のみが固定で、作曲やレコーディングなどは複数の選択肢から選べるというオプション制。1分程度の短い曲を簡易レコーディングしてデータで納品という2〜3万のプランから、5分程度のフル楽曲をスタジオにてエンジニア付きでレコーディングしてCDで納品という10万〜15万のプランまで、さまざまなプランを提供していました。

楽曲完成後は、ほとんどの方が結婚式や記念日当日の生演奏も依頼。「普段なかなか素直に言えない感謝の気持ちや想いを、曲を通して届けるとこができて本当によかった! 家族のいい思い出になりました!」そんなお客様からの喜びの声が、何よりもうれしかったです。演奏しながら依頼してくださった方やそのご家族の流す涙を目にする度に、大きな感動が押し寄せました。

音楽の力ってすごいなと実感させられるのと同時に、最初から最後までお客様に寄り添い、全てのやりとりが直でできる仕事に大きなやりがいを感じていました。

結婚・出産を経ても尚わたしが選んだ道、それはフリーランス

それまで大切に育ててきた事業でしたが、結婚を機に廃業を決断。

ある意味、家族との時間や自分の体を犠牲にし、寝る間も惜しんでやっていたことだったので、とてもじゃないけど結婚生活と両立することはできないと思っていました。

仕事を辞めたからといって心にぽっかり穴が開く間もなく……結婚してからはすぐに赤ちゃんを授かり、あっという間に1年が経過。出産後も、赤ちゃんのお世話に追われるだけの日々を過ごしていました。ところが、子どもにつきっきりの生活がひと段落したころ、ある感情が少しずつ芽生えました。それは「わたしにも家でできる仕事がないかな?」ということでした。

ネットで検索していく中で辿り着いたクラウドソーシングサイト、それがランサーズでした。

「ネット上でライターやクリエーターの仕事ができる!? しかも、膨大な数の仕事数!そして、どの仕事も面白そう!」とわたしは大興奮。 娘が寝てからの時間で、無理しない範囲で始めてみようとフリーランスとしての再スタートを切りました。

必要としてくれる誰かのために、わたしだけができることを

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ランサーズで仕事を始めたのと同時に、自分たちで立ち上げたインディーズレーベルのマネージメントや楽曲制作など、音楽クリエーターとしての活動も再開。便利な世の中になったもので、アーティストとのやり取り、プロモーション、楽曲制作などはすべてネットを介しており、完全在宅ワークです。

一方ランサーズでは、留学や英語、音楽、子育ての経験を活かしたライティングの仕事をさせてもらっています。英語学習に関するコラムや音楽トレンドの記事、子育て体験記など、1日4〜5時間で納品までもっていけるようスケジュールを調整しながら執筆。決して交わることがないだろうと思っていた「英語」と「音楽」の仕事が、まさか「ライティング」という形でひとつに繋がるとは……想像もしていませんでした。

音楽関係の仕事が立て込んでいる時は、ライティングの仕事を減らす。逆に、音楽制作がひと段落した時は、ライティングの仕事を増やす。家族との時間や、音楽の仕事とのバランスを考えながら、仕事量や納期を見てどの仕事をするかを自分で選択・提案できるのがランサーズの魅力だと感じています。

英語と音楽という全く違う業界の仕事に携わり、「二足のわらじ」と言われたこともありましたが、これまでの人生におけるすべての経験を最大限活かすことのできるフリーランスは、自分をもっと好きになれる最高の仕事だなと実感しています。

これからも、必要としてくれる誰かのために、わたしだけができることをしていきたいです。

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