ママは”プロブロガー”! 大手企業から独立し、フリーで活躍する女性・渡邊 麻奈美

ママは”プロブロガー”! 大手企業から独立し、フリーで活躍する女性・渡邊 麻奈美
1歳半の娘をもつ26歳の新米ママ・渡邊 麻奈美さん。ハツラツとした笑顔が素敵な彼女ですが、実は月間50万PVを稼ぐブログ『ままはっく』の運営者でもあります。彼女は4年間勤めていた会社を退職。現在は、フリーのブロガーとして活動しています。彼女はなぜ、会社を辞め、フリーランスとして独立したのでしょうか。「仕事 & 子育て」に輝く女性・渡邊さんの歩みをご紹介します。【 活躍中のフリーランスへインタビュー 】
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大企業で働く自分に危機感を感じた。どこでも通じるスキルがこれからの社会では必要。

 
2005年に新語 流行語大賞にノミネートされたことで、話題となった『ブログ』。ブログの登場で誰もが情報を発信できるようになり、広告収入などの収益から生計をたてる『プロブロガー』も生まれてきました。

1歳半の娘を育てる渡邊 麻奈美さんも、その一人。以前は、誰もが知っている有名企業に勤めていましたが、妊娠・出産を機に退職。現在は『ままはっく』というブログ運営を仕事をしています。

ブログを始めるきっかけは、「産休中に社会とのつながりを感じたかったから」と話す渡邊さん。とはいえ、彼女はなぜ、大企業を辞め、フリーのブロガーとして独立したのでしょうか? 彼女のこれまでの歩みと、独立の経緯についてお話を伺いしました。

子育て中の孤独感が、ブログを始めるきっかけでした。

MamaHack_Watanabe

- ブログはどのようなきっかけで始められたのですか?

きっかけは、子供の妊娠。産前休暇に入り、何もすることがなかったので、ブログを始めたんです。出産前ってお腹は大きいですけど、身体は元気。時間もたっぷりありますし。休暇中、ずっと家で過ごしていると、徐々に社会との繋がりを求めるようになったんです。

そんなとき、主人から「ブログでも初めてみたら?」と提案されました。ブログは学生の時にインターン先の企業で書いていたこともあり、とっつき易かった。夫がWebエンジニアなので、彼に作ってもらい、早速ブログを始めることにしました。

- ブログをリリース後、どのように運営を進めていったのですか? また、反響は?

ブログを通して情報を発信し、社会との繋がりを得られるのは、とても嬉しかったです。先ほどもお話しましたが、産前休暇・育児休暇中って基本的に自宅で子供と一対一ですからね。ブログを通して、読者の反響を知れるのは、新鮮な経験でした。

ブログ運営を始めてからは、より多くの人に届くブログに成長させたいと思い、SEOやHTML、CSSを独学で学びました。得た知識を活かしてメンテナンスを行なうと、結果がPV数など数字で現れる。結果が嬉しくて、さらに学習を進める。良いスパイラルがまわり、PV数も日に日に増えていきました。気づくと、『ままはっく』は月30万PVを獲得するブログに成長していました。

- なぜ会社を辞めてフリーランスに転身したのですか?

育休中に隣のモバイル部署の経営が傾いたんです。同期が所属していたのですが、いきなり全く関係ない部署に飛ばされてしまった。「明日は我が身」だと感じましたね。これからは会社に頼るのではなく、どこにいても食べていけるスキルを身につけていかないとダメだなと。幸いにも、ブログで本業と同等の収入を得ていたため、独立へ踏み切りました。

会社は子育てママに合わせてくれない | 今は仕事と子育ての両立に満足しています

- 会社員時代、子育てとの両立はいかがだったのですか?

結婚する以前は、毎日終電で帰るくらい、バリバリ働いていました。友人から「サイボーグ」と呼ばれるくらい…… 笑。その後、結婚し子供が産まれ、会社に戻ると働き方は大きく変わりましたね。どうしても遅い時間まで働くことはできないため、「時短勤務」を開始。1日の勤務時間は6時間ほどでした。

とはいえ、会社は私たち子育てママに合わせてくれることはない。会議の時間も退社後。収入も大幅に低くなりました。また、どんなに効率的に仕事をしようとしても、短い時間で男性社員より高いパフォーマンスを出すのは難しい。加えて、帰宅後も子育てが待っているため、負担は大きかったです。

- では、フリーランスとなった今の仕事や子育てについて教えてください。

今は毎朝、8時くらいに起きてまず朝食の準備。夫が子供を保育園へ送るのを見届けたあと、午前中に集中して家で仕事を済まします。午後からは近くのコワーキングスペースやカフェに立ち寄り、ブログの仕事を行なう。その後、17時半に子供を保育園に迎えに行き、家で寝かしつけた後、自分が寝るまでの間、仕事をしています。

うちの場合、夫がとても子育てに協力的なので、毎日19時ごろには帰宅してきます。そのため夕食は家族団らんの時間を過ごすことが多いですね。ただ、最近は子供の寝つきが悪くて……。まだ、1歳半なのに22時ごろまで起きてたりしてます。なので、私も子供と一緒に寝てしまうことが多いですね。

ブログで生計を立てるのは簡単ではない。必要な知識を学ぶ意欲がもっとも大切。

- 渡邊さんと同じように、フリーのブロガーへの転身を考えている方にアドバイスはありますか?

本音をいうとブログで生計をたてるのは簡単なことではありません。よくブログの世界で言われるのは、「3ヶ月間、毎日記事をUPしてなんぼ」という言葉。それくらい、立ち上げ当初は毎日、記事掲載・運営をできる姿勢が必要なのです。そのため、私がおすすめするのは、まずは本業と並行してブログを始めること。そして、できるだけ毎日記事を書く。継続が大切です。

もちろん、ただ記事をUPするだけでもダメ。ライティングの技術やSEO、HTML / CSSなど、多くの人に見られるための仕組みを理解し、自分でメンテナンスを行なう必要があります。「新しい技術を学ぶことに意欲的で、苦と思わない人」でなければ、ブロガーとして生計を立てるのは難しいのではないでしょうか。

- 最後にご自身の今後の展望をお聞かせください。

まだ、具体的に決まっているわけじゃないですが、今以上に売上をあげ、スタッフを集め、いずれは法人化したいと考えています。現在、妊娠や出産を機に会社を辞める女性が、就労人口の6割ほどいると言われています。

自分と同じような境遇の女性を集め、働くことのできる場をつくる。まず、『ままはっく』の記事作成からスタートし、ゆくゆくは独り立ちできる仕組みづくりが理想ですね。『ままはっく』が専業主婦の就業支援に繋がっていけばと考えています。

(おわり)

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