はたらくママのための保育サービス付コワーキングスペース | Maffice

はたらくママのための保育サービス付コワーキングスペース | Maffice
東京都世田谷区・馬事公苑すぐそばにある保育サービス付コワーキングスペース『maffice』。「子どもの近くで、わたしの時間」をメインコンセプトとして、働くママを応援するシェアオフィスです。ご自身も2児の母であり、子育てに奮闘中とお話する代表の高田麻衣子さん。Maffice設立に至った経緯とMafficeへの想いをお聞きしました。
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ママの”働きたい”気持ちをを諦めさせない

女性がキャリアアップしていくなかで、悩ましい課題の1つが「出産」と「子育て」。女性の働き方に配慮する企業が増えている昨今ですが、まだまだ男性と同じようにキャリアを歩むことは難しいのが現実です。

東京都世田谷区にある保育サービス付コワーキングスペース「maffice」は、子育てママの「はたらく」をサポートする施設です。1階の保育施設にお子さんを預け、2階のデスクで様子を見守りながら仕事を行なうことができます。保育士さんも常時3人以上待機し対応してくれるので安心して作業に取り組むことが可能です。

Mafficeの代表を務めるのは、ご自身も2児の母であり、子育て真っ最中の高田麻衣子さん。彼女自身もMaffice設立以前に、仕事と子育ての両立に悩んでいたキャリアウーマンでした。自身の体験がMaffice立ち上げに大きな影響を与えたと話す高田さんに、設立のきっかけとMafficeの特徴についてお伺いしました。

Maffice』ワークスペース情報
■ 場所:東京都世田谷区上用賀1-25-20
■ 料金:固定デスク / 月額 ¥65,000 / 入会金 ¥30,000 / 年会費 ¥5,000
     ビジター / デスク付き ¥1,620 / デスクなし(託児のみ) ¥1,500
     ※ 金額はすべて税抜き表示
■ 営業時間:平日9~19時 / 土曜日10~18時
■ 電源 :◯   ■ WiFi:◯
■ 特徴:最大の特徴は保育サービス付のコワーキングスペースであること。3名の保育士が利用者のお子さんを預かるので、2階の作業スペースから子供の様子を伺いながら仕事に集中することができる。お子さんを預けたままの外出もOK。

仕事と子育ての両立に励むも、なかなか難しい日々

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- Maffice設立以前の高田さんはどんな仕事・生活を送っていたのですか? また、Maffice設立のきっかけを教えてください。

出産前の私は不動産事業を手がける会社に勤務していました。担当は広報やIR業務。幸いなことに割と早い段階で管理職に就くことができました。

転機は管理職に就任してすぐの頃。初めての子供を妊娠したんです。子供の誕生は大変嬉しいことでしたが、一方で仕事に影響が出るのではないかと心配な部分もありました。

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育休明けに会社に復帰すると、私はWebマーケティングや営業支援システムの開発を担当する部署に異動することになりました。もともと、人とコミュニケーションを行なう仕事が好きだった私は、裏方的な新しい仕事にやりがいを見失いかけていたんです。

でも、子供ができたせいで仕事が疎かになったとは思われたくない。欲張りかもしれませんが、仕事も子育ても妥協することなく取り組んでいこうと必死でした。

ただ、どうしても「小さな子供がいる」という色眼鏡で見られてしまう。出産以前の部署へ異動したい旨を上司に伝えたこともあったのですが、急な欠勤などのリスクも考えられるため、受け入れてはもらえませんでした。

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Maffice設立を思い立ったきっかけは東日本大震災。震災の時、いろいろな情報が飛び交いましたよね。私もどの情報が正しいかは分からないけど、とにかく子供達を安全な場所に連れて行きたかった。でもそんな非常事態の時でさえも「仕事に支障が出ないように」と考える自分。仕事のせいで子供達のことを考えた最善な行動をとれていないことに気づいたんです。

本当に好きでやりがいを感じている仕事ならまだしも、当時の私はやっている仕事に迷いがありました。子供たちとのかけがえのない時間を犠牲にするほど、人生を豊かにする仕事をしているのかと。一方で、子供達に時間を十分に割けれているわけではない。どちらも中途半端な自分に嫌気がさしたんです。本当に自分自身が納得できる仕事で、かつ子供達との時間も大切にしたい。今の自分が欲しいものを形にしようと思い、Mafficeのようなワークスペースの構想をし始めました。

Mafficeのサービスの特徴とは

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- Mafficeを利用される方はどのような職業の方が多いのですか?

利用される方のご職業はみなさんバラバラ。弁護士や税理士といった士業の方も多いですし、Webデザイナー、ジャーナリスト、スタイリストに食育スペシャリストなど様々。誰もが購読するような有名サイトや雑誌で連載を持つライターさんもいます。なかにはMaffice内でお仕事が生まれることもあるみたいですね。例えば、ママ向けの情報サイトの編集部がマフィス内にあるのですが、会員の弁護士さんが法律系の記事を執筆したりというケースがあったりします。

- Mafficeの保育サービス、保育士さんの体制を教えてください。

保育士の採用は苦労しました。ただ会員さんのお子さんを預かる大切な仕事。そのため、信頼できる人を入念に選考しました。以前から知り合いだった保育園の先生も、信頼できるため、Mafficeに協力してくださりました。現在の体制は、0歳児3人に対し保育士1人。1歳児6人に対し、保育士1人以上の割合。常時3名体制でお子さんをお預かりしています。

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- mafficeの料金プランは少し割高な印象を受けますが、何か意図があるのでしょうか?

価格を少し高めに設定しているのは、より安全にお子さんを預かる体制を作りたいから。これまで世の中になかった事業ですので、行政から潤沢に助成金が入ってくる保育園のように運営は簡単ではありません。お子さんが絶対に怪我やトラブルに巻き込まれないように、保育士や器具、設備、体制などしっかりとリソースを割いています。利用されるママ達が安心して仕事に打ち込める環境つくるために必要な価格設定だと考えています。

女性が子供を産んでも問題なく仕事のできる社会に

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- 今後に向けてMafficeが実現していきたいことは何ですか?

以前、いわゆる大企業の事業所内託児所を見に行ったことがあったんです。ただ、ものすごく広々としていて立派な施設なのに、ガラガラで。確か、2人しか利用していなかったんです。理由は明確で都心のど真ん中に託児所を作っていたから。そりゃ、抱っこ紐やバギーでお子さんを連れ、朝夕のラッシュ時間に電車に乗って都心まで普通行かないですよね。

世間的には企業も女性の出産・育児を配慮するようになったと言われますが、まだまだなのが現実。日本企業で本当に働くママのことを考えて事業している企業は少ないのではないでしょうか。確かに、いわゆるバリキャリ(バリバリ働くキャリアウーマン)の人達は仕事もして、家事や子育てをアウトソースしたり、あらゆるリソースをフル活用して上手くまわしていけるのかもしれない。

しかし、彼女らのようなピラミッドの頂点にいる方々ではなく、ミドル&アッパーミドル層のママ達は仕事と子育ての両立に苦しんでいるんです。我々、Mafficeは出産を機にやりがいある仕事を諦めようかと考えている方々に諦めなくてもいいことを気づかせてあげたい。仕事と子育ての間で苦しんでいる方達にとって救いの手となるコワーキングスペースであれたらと思います。

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(おわり)

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