エンジニアのためのイベント&コミュニティスペース『dots.[ドッツ]』、渋谷のド真ん中に誕生!

エンジニアのためのイベント&コミュニティスペース『dots.[ドッツ]』、渋谷のド真ん中に誕生!
これほど魅力的なエンジニアのスペースが、いままでにあっただろうか。渋谷駅徒歩2分の場所にあるdots.[ドッツ]は、日中はコワーキングスペース、夜は勉強会・イベントスペースに変貌する。200名以上を収容可能な広大な会場。エンジニア同士が高め合う勉強会であれば、無料で利用できる。イベント&コワーキングスペースのdots.へ潜入してみました。
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渋谷駅、徒歩3分に出現したエンジニアのイベント・コミュニティスペースdots.[ドッツ]

広い、広い、広い。126平米=38坪の仕切りのない空間を有する、イベント&コミュニティスペース『dots.』に一歩踏み入れると、その広さに圧倒される。2015年8月1日、夏真っ盛りにオープンしたばかりの『dots.』は、エンジニアのための贅沢なスペースです。

所在は渋谷駅ハチ公口から徒歩3分、公園通りとファイヤー通りが交差する神南一丁目交差点付近。一等地に広大なスペースを構える『dots.』とはいったい何者なのでしょうか。コミュニティ・マネージャーの小沢宏美さんに話を伺いました。

dots.[ドッツ]』 ワークスペース情報
■ 場所:東京都渋谷区宇田川町20-17 NOF渋谷公園通りビル 8F
■ 料金:500円/1h ・ 1,300円/3h ・ 2,000円/5h ・ 2,500円/1day ※営業時間10:00~23:00
■ 電源:◯    ■ Wi-Fi:◯
■ 特徴:フロア中央のスペースはイベント会場として利用可能。最大250人まで収容でき、動画配信、マイク、プロジェクタ、スクリーン、壁面モニタなどの設備も利用できる。イベントエリアでの勉強会開催は無料。ただし事前に予約が必要なため、問い合わせフォームより確認が必須。

『dots.[ドッツ]』は、エンジニアが高め合うコミュニティのハブとなる仕掛け

dots.内観1

−すっごい広い空間ですね。コワーキングスペースとして利用できるそうですが、広すぎてどう使って良いか迷うくらいです。空いている席に座ってパソコンひろげたらいいんでしょうけど。

日中は仰るとおり、コワーキングスペースとして利用いただけます。夜はイベントスペースとして、エンジニアの勉強会を開催していただく。イベントスペースがメインで、空いている日中をコワーキングスペースとして開放しているんです。『dots.』の名前に「イベント&コミュニティスペース」という肩書があるんですが、イベントが先にあるのもそういう理由。イベントありきのスペースだと思っていただければ。

−なるほど。そもそも、『dots.』を立ち上げた理由について聞いてなかったですね。最初はIT勉強会やイベント情報サイトでしたよね。それがリアルなコミュニケーションの場所をつくってしまった背景を教えてください。

もともとは、鳴釜という『dots.』サービスを立ち上げたプロデューサーがいまして、彼女が優秀なエンジニアとコミュニケーションを取るためにと始めたものなんです。鳴釜はエンジニアを採用する企業さまに対して、人材を紹介する営業をしていました。私は反対側で、エンジニアのキャリア相談に乗るキャリアコンサルタントだったんですね。

当時、企業さまと話をしたりエンジニアにお会いする中で、もっと優秀なエンジニアさんと接点を持ちたいと思ったんです。それは純粋に、採用につなげたいとかではなく、優秀な人が自らだったり周囲を巻き込んで高め合えるような環境をつくりたかった。

dots.2

やっぱり今の日本ではエンジニアの市場価値はすごく高くて、これから先はますますだろうという認識がありまして。彼らの創造性や技術力が高まるほど、新しいプロダクトやサービスが世の中に生まれていく。そのための場所があったり情報が流通していくことが、一番必要だという認識がありました。

−自社のエンジニア採用ですとか、人材紹介ビジネスにつなげようという発想ではなく、もっと俯瞰した理想があってのスタートだったんですね。

最終的に採用へつながることはあるのかもしれませんが、純粋に、優秀なエンジニアをもっとクローズアップできたり、ブランディングに寄与できたら良いなという出発点。エンジニアリングという世界をもっと高めていきたい、というニーズがすごいあることを、鳴釜が肌で感じスタートした、という形なんですよね。

−それが今では、この広い空間までつくってしまって。

それこそキャリアコンサルタントをやっていた時代にわたしは、「もっと飲み屋さんとかでキャリアの相談に乗ったりできたらいいのにね」「40歳位になったら小料理屋さんを開きたい」なんて話も鳴釜にしてたんですよ(笑)。

−キャリア小料理屋(笑)。

dots.3

みんなが自然と集えて、相談できるような場所があれば良いなって思っていて。それが2014年末くらいに「こんなスペースつくろうと思ってるんだけど……」という話を聞いて。「あ。それ超やりたかった」みたいな感じで、実際にはもっと色々あったんですけど(笑)、私も関わらせてもらうことになりました。

以前から、そんなコミュニティがあって、そこでキャリア相談や技術相談をしているのは耳にしていて。コミュニティでキャリアや技術の悩みを解決できてしまうという。

−小沢さんも鳴釜さんも、エンジニアや企業とコミュニケーションする中で、エンジニアだけが集まって、エンジニアのために勉強会なりコミュニケーションをする場の必要性を感じていたんですね。それが『dots.』の始まりのほうにあると。

手間をすべて引き受けて、エンジニアが技術を高め合うことに集中できる環境をつくる

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−この会場ができるまでも、セミナーの企画から運営までを行なっていましたよね。ついに自前のスペースを持ったわけですが、そこにはどんな理由があったのでしょうか。

Webの『dots.』がIT勉強会やセミナー情報サイトとしてスタートしてから一年ほど、月に数本のイベントを開催してきたんですね。企業のセミナールームを貸していただいてきたんですけど、そのたびに探したり交渉したりと、けっこうな手間がありました。

当日の設営もそうですし、不特定多数のエンジニアが出入りするため、セキュリティーをどうするみたいな問題もあって。この難しさって私たちだけではなく、勉強会をやりたいと思っているエンジニアの人たちも感じていることだと思ったんです。

みんな勉強会とか超やりたいんですよ。けど、手間や予算を考えると諦めざるを得ない。そのせいで活性化しないというのは、すごく大きな損失だと考えて、会場を自前で持つことにしました。

エンジニアにとっては面倒なことを、まるっとこちらで引き受ける。あとはやりたいことを自由にやっていただこうと。

dots.5

会場内に遮るものがない広い空間、セキュリティがなくて気軽に出入りできる、そんなコンセプトで設計したのがこのスペースになります。不便さをすべてなくすことで、開催し易く、技術を高め合えるコミュニティが活気づくのであれば、実現したかった世界に近づけるだろうという思いが強かったんです。

−日中にコワーキングスペースとして開放しているのは、空いている時間の有効活用だと思うのですが、集客の工夫はなさっているんですか?会場を維持するための、重要な収益源でもあると思います。

計画上は一日何人でペイするとかあるんですけど、やっぱりそれありきではなくって。エンジニアのコミュニティをつくるにあたって、勉強会の開催前とかに直接会話できるような場所があったら良いだろうという考えがあります。

GitHubとかSlackだとチャットになるんですけど、実際に会ってリアルな会話を楽しめる、勉強になる場所ですね。

エンジニアが集って困っていることとか……技術の情報って色々なところに散らばっているけど、見つけられないとエラーにハマってしまって1週間みたいなこともあると思うんです。実はその道のプロや詳しい人に聞くとすぐ解決する。そういうリアルな場があったら喜ばれると思うんです。

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とはいえ始めたばかりなので、簡単に優秀なエンジニアが集まってくれるわけがありません。そこで、ちょうど昨日も開催したんですけど、CTOランチっていうランチ会をやってみました。LiBのCTOである米山さんに来ていただいて。次はトレタでCTOをなさっている増井さん。それぞれから次の人を紹介してもらう形で、ランチリレーを行ってます。決まっているところだと、元クックパッドの技術顧問だった井原さんとか。

超大物というか、超優秀なエンジニアと話せる、相談できる機会を提供するだけでも、『dots.』というスペースの意義があるんじゃないかなと思うんですね。

最終的には、それすらも通過点かもしれませんが、ここで出会ったエンジニアさん同士がサービスを立ち上げたり、世界に羽ばたいていただけるような、そういうステージになれば素敵だなって。

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そしてそのエンジニアさんがここに帰ってくる。『dots.』で登壇して、後進のエンジニアさんに何かのきっかけや知識を与えるとか、逆に自分たちが更なる刺激を受けるとかして、エンジニアさん同士で高め合っていく場所になりたいですね。

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