ランジェリーショップで働くことが夢だった彼女のいま|家族のため、自分のために副業を楽しむ日々

ランジェリーショップで働くことが夢だった彼女のいま|家族のため、自分のために副業を楽しむ日々
ランジェリーショップで働くことを夢見ていたあんなさん。念願かなって、忙しくも楽しいショップスタッフとして働く日々を過ごしていました。多く女性に立ちはだかる、出産・育児と仕事の両立という壁。同時に訪れた、旦那さんの失業・独立という転機。一家の大黒柱として、副業という道を選んだ元ランジェリーショップスタッフの奮闘記です。
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ランジェリーショップの販売員が将来の夢だった

学生時代はずっと、販売・接客業のアルバイトをしていました。大学を卒業後、将来の夢として掲げてきた、ランジェリーショップスタッフに。正社員として、接客のイロハをイチから教わり、お客様からご指名頂くこともしばしば。

見た目は華やかな業界ですが、裏での地道な仕事とのギャップがありましたが、それも含めて仕事を楽しく感じていました。

入社して1年後、主人と結婚し、4年目には子供が生まれました。育児休暇から復帰するまでは、子育てと両立して、「ずっと続けていきたい」と考えていたんです。実際に、両立している先輩方はいらっしゃいましたしね。

でも、現実は甘くありません。就業時間の関係で行けない、保育園のお迎え。どうやっても性格が合わせられない店長とのすれ違い。毎日の寝不足、疲労、食欲不振。うまく両立できない、自分へのストレス。ギリギリのところで、主人が背中を押してくれて、「あ、だめだ、このままじゃいけない」と、退職に踏み切りました。

自由に使えるお金が欲しかったから

あんな仕事

退職後、派遣として、今までの仕事と全く異なる、事務の仕事に就きました。大変理解のある職場で、前職で感じていたストレスは、ほとんど解消されました。心に余裕が出来たところで、「自分で自由に使えるお金がほしいな」と、思ったんです。

実は、育児休暇を明けた頃から、主人がオンラインショップでの自営業を始めることになりました。それまで、主人は、具体的な構想はあったものの、まとまった時間が作れず、サイト作成などの準備を進められずにいました。

私と一緒に育児休暇を取った主人でしたが、育児休暇明け、なんと、主人の就業先が無くなってしまいました。外資系のPCソフト企業だったのですが、思わしくない売上げ実績に、東日本大震災後の売上げ急下降が追い討ちをかけ、日本から撤退することになったんです。

無職になった主人は、これをチャンスと考えて、自営業を始めたい、と私に打ち明けてくれました。私も、夢を応援したかったので、サイトの作成期間と売上げがきちんと上がるようになるまで、大黒柱になることを決意しました。以来、私の派遣での収入は全て生活費になっています。

子供ともっと出掛けたい。親孝行してあげたい。自分の服を新調したいときもある。そんな時、「少しでも余裕が出来れば。」そう思いました。いわゆるお小遣いサイトも考えましたが、ポイントを貯めて換金という仕組みが、どうしても腑に落ちませんでした。違う方法で、お小遣いを得られないだろうか。それも、家族と過ごす時間を極力減らさずに。そんな気持ちでインターネットを探し、出会ったのがランサーズでした。

どうせなら、やったことないことのないことを

前職を辞めるとき、例の店長に、かなりショッキングな餞別の言葉をもらいました。「この仕事で両立できないんだから、他の仕事でもやっていけるわけないじゃん」。悔しかったです。悲しかったです。キィーーーーッ!って、なってしまいそうでした。

それまで、インターネット上での仕事は知っていても、なんとなく怖いイメージで、疎遠でした。でも、どこかで、店長からの言葉を根に持っていたんでしょう。チャレンジ精神が、メラメラと燃えてきたんです。

今までと違う、事務の仕事も安定して出来ている。それなら、他にもやってやろうじゃないか!と。登録後、初めての仕事は、ライティングを選びました。それも、今まで気になって手を出せないでいた、ダイエットサプリの体験談です。きちんと評価の出ているクライアント様を信用して、全てがチャレンジ!のスタートでした。

実際に報酬が振り込まれると、「やった!お小遣いだ!」というよりも、書ききった満足感の方が大きかったように感じます。さらに、クライアントからの嬉しい感想。ランサーズ継続意思が固くなったのは、クライアントと過去の接客してきたお客様が重なったからかもしれません。

クラウドソーシング初心者でも、”塵も積もれば”

あんな子ども

副業で得た収入で、両親を食事に招待したり、子供をテーマパークに連れて行ったり、キモチ程度の家族サービスが出来るようになりました。派遣の休憩中と、子供のお昼寝中もしくは就寝後に、プロジェクトを進めたり、コンペに提案する日々。

特に、ネーミング・キャッチコピーには、地道に提案するようにしています。コンペ方式の仕事は、センスを持った人が採用されるという印象でした。でも、チャレンジしたい。そこで、考え方を変えることにしたんです。採用してもらえなくても、他のランサーさんのセンスを盗んだり、刺激を受けることはできると。ポジティブに考えて、軽い気持ちで、どんどん参加してみました。すると、嬉しいことに、ネーミングのコンペで採用していただくことができました。

端から見たら、不幸かも。でも、当人は幸せです

派遣、ランサーズ、育児、家事、これらの両立を始めてからも変っていないのは、私が大黒柱であることです。まだ、主人の収入はほとんど無いからです。

もしかしたら、今の私の生活スタイルを「不幸」と見る人がいるかもしれません。自分でも、以前はそう感じることがありました。が、ランサーズを始めて、チャレンジして、家族サービスをする余裕が出来て、自分もリフレッシュして。色々なことが、前向きに考えられるようになりました。

引き受けた案件の中に、ブラジャーでのバストアップという、前職の経験を活かせるライティングの仕事がありました。そんなつもりは全くなかったのですが、最終的に前職の集大成の内容となり、それまでモヤモヤしていた何かが、霧が晴れたようにスッキリしたんです。

派遣の仕事に、不満は全くありませんでしたが(今もそうですが)、前職が将来の夢だったくらいなので、どこかで心残りがあったのかもしれません。

お小遣い稼ぎのつもりで始めた副業。今まで出来ずにいた興味のあることに触れてみたり、知識をまとめるきっかけになったり、私の世界を広げてくれる、大きな収穫だったなと感じています。

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