“ハズレ”のないランサーズを、より上手く活用するために。 − スターティア(株)

“ハズレ”のないランサーズを、より上手く活用するために。 − スターティア(株)
電子ブック作成ソフトの開発・提供のほか、 IT通信機器の販売・提供を行うITソリューションベンダーであるスターティア㈱。 そんなスターティアのランサーズ活用のコツを伺った。
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“ハズレ”のないランサーズを、より上手く活用するために。スターティア(株)

■多くのアイデアの中から「選べる」という魅力

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<現在のお仕事内容と、ランサーズを利用したきっかけについてお聞かせください。>

マーケティング本部の「広報・PR課」に所属し、当社サービスの販売促進に向けた展示会やセミナーの企画など、広報・宣伝業務全般を行っています。ランサーズを初めて利用したのは2010年で、当時、新しいWebサイトを立ち上げ、名称を考えていたのですが、なかなかピンとくるアイデアが出てこず、悩んでいました。とにかく「いろんな人の意見を聞いてみたい」と思っており、何か良いサービスはないかと探していたところ、たまたまランサーズを知って使ってみたのがきっかけでした。ですから、最初のうちは当社では「ネーミング募集のサイト」という位置づけで認知されていましたね(笑)。ちなみに、多数のアイデアの中から名称を決定したそのWebサイトは、現在でも好調に稼働しています。

 

 

<これまでに、どのようなお仕事を依頼されましたか。>

営業用のチラシや、PowerPointのテンプレート作成、ソフトウェアの動画マニュアル作成、暑中見舞いのデザイン、会社のポケットフォルダーのデザインなど、様々です。最初こそ「ネーミング募集のサイト」というイメージでしたが、次第に「こんなことまで出来るんだ」ということが分かり、気付けばリピーターになっていました。社内でも当初は「本当に応募が集まるのか?」という声や、クオリティ面を不安視する声もありましたが、そうした不安はすぐになくなりました。それくらいランサーさんの反応は毎回良く、クオリティも満足のいくものでした。何より、たくさんのデザイン案の中から、最もイメージに近いものを選べるという点が良いですね。

 

 

■期待以上のアウトプットと、それを引き出すための工夫。

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<ポジティブなご意見について、具体的にお聞かせください。>

やはりコスト面での魅力は大きいですね。あとはスピード。どの案件も、急な差し込みで入ってきたものが多く、かなりタイトなスケジュールだったのですが、希望の納期に間に合い、助かりました。あとは何と言っても仕事の「質」です。いくら安くて早くても、肝心のアウトプットが期待外れだと、もう一度使おうとは思わないですから。そこが、毎回当社の期待通りというか、期待以上のアウトプットが出てくるので、満足しています。例えば、暑中見舞いのデザインを発注した際、単純にこちらの要望に沿ったデザインを出してくださるだけではなく、そこに新しいアイデアやユーモアを付加して提案してくださる方が複数おり、驚きました。最終的に採用したのは、「“参加型”の暑中見舞いにして、しっかりと認知してもらおう」というテーマで「間違い探し」のデザインにしたものでした。目的はしっかりと果たせ、反響にも繋がり、お客様からの評判も良かったですね。

 

 

<では逆に、サービス自体への要望や、課題に感じている点はありますか。>

これはサービスへの要望というよりも、発注側の課題でもあると思うのですが、初めてお取引をさせて頂く相手に対して「こういうモノを作りたい」というイメージを正確に伝えるのが非常に難しいと感じています。ある程度お付き合いのある相手でしたら、ニュアンスで伝わる部分や、お察し頂ける部分も多々あるのですが、初めての場合はそうもいきませんし。とはいえ、そこを妥協して雑にしてしまうと、やはり完成物に影響しますので。基本的にランサー様とはメッセージやデータだけでやり取りをすることになるので、そこでどれだけ明確に伝えられるかに腐心しています。例えば、テキストの置き場はもちろん、文字のフォントやサイズまで指定した上で発注するようにしていますね。あとは、こちらが発注したい案件が「どのカテゴリに属するのか」が若干分かりづらいと感じることがあります。その設定一つで、本来はその業務の能力・適性があるランサー様に見つけられないこともあると思うので、そこはもう少し分かりやすく・使いやすくなると尚良いですね。

 

 

■“使い方”次第で、まだまだ多くの可能性を秘めている。

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<初めてランサーズを利用する方に“コツ”を伝授するとしたら。>

先ほどお話した通り、細かいところまでしっかりと明確に伝える、というのが一番ですが、それ以前に「使い分け」をした方が良いかもしれません。しっかり、細かいところまで伝えないと分からないようなもの、直接のコミュニケーションでなければ伝わらないような案件は、出さない。あとは、文章だけで修正依頼を送らない。私どもはデータを出力し、必要であれば図なども用いながら直接修正を書きこんで依頼を出しています。幸い、ランサー様のレスポンスは基本的に早いですし、進捗報告などもこまめにくださるので、意思疎通さえしっかり出来ていれば、心配はいりません。こちらの使い方次第では、まだまだ有効に使えるだろうという手応えを感じています。

 

<「お勧めの使い方」や「こんな使い方をしてみたい」というご意見があればお聞かせください。>

これまでお願いした案件にはどれも満足しているので、どんな使い方でもお勧めできると思います。当初はクオリティ面を不安視していた方が、今では社内きってのクラウドソーシング推進者になっているくらいですので(笑)。また、「急募」というコーナーもあるので、「さすがにこのスケジュールでは無理かな…」という場合でも、まずは依頼を出してみる価値はあります。その他の用途としては、プライベートでの使い方になりますが、結婚式のウェルカムボードやプログラム作成などをお願いするのもアリだと思います。式場に頼むと実は結構費用がかさんだりしますし、何よりデザイン性やオリジナリティの高いものが期待できると思いますから。

 

【ご参考】企業紹介「スターティア株式会社」

<事業概要>

・電子ブック作成ソフト「ActiBook」やAR作成ソフト「COCOAR」などアプリケーションの開発・提供のほか、IT通信機器の販売およびオンラインストレージ「セキュアSAMBA」などクラウドサービスの提供を行うITソリューションベンダーであるスターティア㈱。
「企業間のデジタルデバイド(情報の格差)を解消し、活力に満ちた事業体となるためのお手伝いをする」を使命とし、従業員数300名未満の中堅・中小企業をターゲットにビジネスの展開を行っている。
現在は東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、福岡に拠点を展開し、また上海や西安、台湾へも子会社や関連会社を設立するなど、海外展開も行っている。

https://www.startia.co.jp/#back

 

<ライター:池端 威/Iekehata Takeshi

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