ここまで進んでいる。クラウドソーシングの海外状況

ここまで進んでいる。クラウドソーシングの海外状況
海外ではクラウドソーシングの仕組みが進んでいます。インターネットを有効活用してビジネスを行うケースが増えている地域もあれば、まだ普及しているとは言えないところもあります。それぞれのエリアや具体的なサービス名の特性についてご紹介します。
LANCER SCORE
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北米・中南米

北米は海外でもクラウドソーシングが最も盛り上がっているエリアです。素早くそれぞれの専門家を集めることができるという性質が重宝されています。また、中南米はこういった分野が未発達でありながらも北米圏のサービスが進出しています。

 

oDesk

世界最大規模の取引高を誇るサービスです。2013年にElanceと合併したことから、その規模はより拡大していると言えます。IT産業のメッカであるシリコンバレーに拠点があります。WEBデザインやプログラミングなど、専門スキルを要する仕事が中心のマクロタスク形式によるプラットフォームです。

 

Amazon Mechanical Turk

スマホでできるレベルのシンプルな作業内容が中心のマイクロタスク方式では、世界最大級の規模を誇るサービスです。ワーカー数は世界最大規模を誇ります。

ヨーロッパ

ヨーロッパはローカルのクラウドソーシングや他地域の企業が参入しています。英語圏以外の国が多いことが特徴です。特徴としては言語的な壁が少ないデザイン系のサービスが強い傾向にありますが、アメリカで発達したサービスの多言語サイトも登場しており、群雄割拠の状況となっています。

 

PeoplePerHour

ギリシャが拠点のマクロタスクサービス。デザインやライティング分野が中心となっています。また、中小のベンチャー企業を対象とした支援施策にも積極的な姿勢を見せています。

 

adtriboo

スペイン語圏をマーケットの中心とするコンテスト型サービスです。紙やWEB媒体だけでなく、ビデオ・オーディオなど、幅広いメディア媒体に対応しているという特徴があります。

アジア・オセアニア

アジアでは日本と中国がクラウドソーシング先進国となっています。また、オーストラリアではすでに多くのサービスがひしめきあっており、マーケットへの浸透率は非常に高いと言えます。

 

99designs

デザインコンテストを中心としたサービス。業務はコンペ方式になっています。拠点はオーストラリアにあります。英語だけでなく複数の言語に展開するとともに、海外にあるローカルサービスを買収するなど、積極的に展開しています。

 

Freelancers.com

マクロタスク型では世界最大規模となる1,000万人のユーザーが参加するプラットフォームです。こちらも拠点はオーストラリアにあります。2013年現在、この業界では世界唯一の上場企業です。

世界的な展開

現在、世界各国でクラウドソーシングサービスが普及しつつあります。欧米でスタートしたサービスであるため、アジアやアフリカではやや後れをとっている感がありますが、多くの企業がワールドワイドな展開を開始している時期に突入しました。今後、日本国内でも市場規模が拡大するとともに、こういった事業が普及することは容易に想像できるでしょう。

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