クラウドソーシングを通して「好きを仕事に」 − CHAKO氏

クラウドソーシングを通して「好きを仕事に」 − CHAKO氏
「好きなことを仕事にすればいい」とは誰もが口にするが、容易に実現できることではない。特に、既に定職に就いて安定した生活を手に入れてしまった人にとっては、自分が本当に好きなことを後々見つけても、リスクばかりが頭をよぎりあきらめてしまうことが多いのではないだろうか。今回は、自分が本当に好きなWebの世界に出会ってから、それを仕事にするべくゼロから新たなスタートを切り、ランサーズを通して自身の働き方を確立されたCHAKO氏にお話を伺う。
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自分が本当に好きな仕事と出会ったら

 

 

― ご自身の経歴を簡単にご紹介いただけますでしょうか?

現在はフリーランスのWebデザイナーとして活動しておりますが、社会人になったばかりの頃は一般事務をしていました。

 

学生の頃はPCを使う機会が少なかったこともあり、社会人になって初めてWebに触れたときの感動は大きなもので、「Webの世界で仕事がしたい!」と直感的に思ったのです。

 

そういうわけで、思い立ったが吉日。一年間専門学校に通い、Webの知識を一通り身につけることにしました。

 

当時はまだ仕事にできるか不安も大きかったのですが、Webの勉強はとてもやりがいがあり、「もし仕事にできなくても趣味でWebをつくれたら」と、前向きに考えることができました。

 

そして専門学校卒業後、広告代理店に再就職し、晴れてWebの世界で仕事をはじめることができたのです。

 

 

フリーランスとしての働き方を意識し始めたのは今から5年ほど前、一人目の子供の出産が決まった時でした。

 

主人の転勤が多く、定職に就きにくいことと、子育てのことを考えると、家で仕事のできるフリーランスの働き方が何より適しているように思えたのです。

 

その後すぐに二人目の子供を出産したので、フリーランスとしての働き方を確立するまでには少し時間がかかりましたが、2011年からは本格的にはフリーランスとして仕事をしています。

 

 

― ランサーズを知ったきっかけについてお聞かせください。

出産を契機に退職しフリーランスの活動をスタートさせたものの、子育てをしながらでは営業活動もままならず、新しい仕事を得られない日々がしばらく続いていました。

 

ある日、「Webデザイナー 在宅」とWebで検索していたところ、たまたま目にしたブログでランサーズが紹介されていました。

 

そのブロガーの方が、私と同じように子育てをしながらフリーランスとしてWebデザインの仕事をされており、「これなら自分にもできるかも!」と思えたのです。

自分と同じ境遇の人の意見なので説得力があったのでしょう。

 

子育てが一段落するまでは、実際にランサーズで仕事を受注することはできませんでしたので、他のデザイナーの方がどんな提案をしているのか、どんな仕事が依頼されているのかなどを見ていました。

 

他の方のデザインを見ているだけでも自分の勉強になりますし、なによりランサーズの仕事の受発注の仕組みを理解できます。

 

子育てが一段落したという時にスムーズに利用を始められたのは、そのおかげだと思いますね。

好きだからこそ、続けられる

 

 

―現在、ランサーズではどのようなお仕事が中心になっているでしょうか。

WordPressの構築、Webのコーディングやデザインが多いです。

私見ですが、Webのデザインとコーディングの違いは、答えが一つかそうでないかだと思っています。

 

Webのデザインはデザイナーが自由に見た目をつくるので答えは一つでないのに対して、コーディングは既にある見た目を再現するので答えは一つです。

 

私のまわりにはWebのデザインを好むデザイナーが多いのですが、私はコーディングの方が好きです。もちろんデザインのお仕事もしますが、明確な答えが存在するコーディングの方が、私の場合取り組みやすいのでしょう。

 

HTML5やCSS3など、現在Webデザインの本流となっているスキルに関しては、本を読んで独学しました。Webを取り巻く状況は非常に変わりやすいので、時代の流れに合わせての自分のスキルも更新していかなくてはならないのが大変なところではあります。

 

―子育てもされるなかで、お仕事の時間はどう確保されているのでしょう。

昼間のまとまった時間と、隙間の時間を活用することで、1日5~7時間を仕事のために確保しています。

 

「早朝に起きて仕事」→「家事をして上の子供を幼稚園へ送り出す」→「下の子供の面倒を見ながら夕方まで仕事」→「家事をして夜に子供寝たら仕事」という生活です。

土日は主人に子供の面倒を任せていられるので、平日よりも集中して働けています。

 

こうやって振り返ると多忙に感じますが、それでも続けられているのは、自分のペースで好きなWebの仕事ができているからだと思います。

 

仕事を頼んで下さっているクライアント様にはいつもとても感謝しています。

 

― ランサーズ上のお仕事で工夫されていることがあれば、教えてください。

基本的なことですが、お仕事の際はクライアント様へのレスポンスをなるだけ早くするよう心がけています。

やはり、フリーランスという立場は企業と比べると信頼を得にくいと思うので。

 

そのための工夫として、ランサーズ上でお仕事に関するメッセージが届くとメールが送られるよう通知設定をしています。また、メールはスマートフォンでも確認できるようにすることで、PCの前にいなくともお返事できるようにいつでも準備しています。

 

クライアント様からお返事が2,3日ないと自分が不安になるように、同じような不安をクライアント様に与えたくないという思いがあるのです。

人の役に立てている実感が幸せ

 

 

― フリーランスとして働く意義・やりがいはどのようなものでしょうか。今後の目標などもありましたら教えて下さい。

クライアント様とのコミュニケーションから納品まで、全て自分一人の力でできることです。

納品後クライアント様に満足していただけたときの充足感は言葉にできないほど大きなものとなります。

 

また、人の役に立てているという実感は人生の喜びそのものだと思っています。企業で働いていてもそれは実現できるとは思いますが、フリーランスの場合では2倍にも3倍にも強調されます。ですから、「人の役に立てている」という実感が私の全ての支えですね。

 

フリーランスの醍醐味は一人で仕事ができることだと先ほど言いましたが、今後は勉強会や講演会へ積極的に足をはこんで、他のフリーランスの方との関係も築いていきたいと思っています。

現在東北から順次開催されている、ランサーズの「47都道府県おじゃまします!フリーランス交流会」が大阪で開催される際には、是非参加したいですね!

 

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